花は匂えど
継森 可符香
清く正しく
花は散るからこそ美しい。
ならば私もそれに習わなきゃ。
美しく生きていたいだけ。
清廉に、純粋に生きていたいだけ。
私の花を探しに行かなくちゃ。
桜の花は人を惑わすし、
向日葵はいつも天を仰ぐ。
秋桜はどこか寂しげに、
山茶花しんしんと咲き誇る。
ハエトリソウは虫を咀嚼し、
ネペンテスは毒を貯える。
パラドクサは獲物を囲い込み、
ラフレシアは甘美な匂いを放つ。
みんなとっても綺麗だわ。
可憐で純情で蠱惑的で貪欲。
ビカクは湿気を好むし、サボテンは陽をあびる。
わたしにもあるかしら、散らせる花びらが。
花は匂えど 継森 可符香 @kafuka_0614
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます