最強の乙女は、色仕掛けだけできない
- ★★★ Excellent!!!
最強のくノ一たる鈴香は、色仕掛けができない。ただ、勘違いしないで欲しいことは、彼女には決して色気がない訳ではないのである。彼女の持っている色気とは、真面目で努力を欠かせない所から生まれる『天然の色気』なのだ。気取ったハニトラとしての色気は出せないけれども、見ているものを無自覚に魅了する『美しさ』というモノがある。本来の色仕掛けが『芸術としての色彩美』であるとするならば、鈴香のモノは『自然体から生まれる健康美』なのだろうか。とにかく、乙女な鈴香の無自覚な美しさに目を惹かれる小説。このレビューを読んだ人は是非読んでほしい