潔し散り際の花、龍となり大海へ赴く。
- ★★★ Excellent!!!
花の色は移ろい乍ら散って行く。
それは自然の理であり誰彼からの賛辞も
懸想も、何処吹く風。
散っては落ちる 川面の上。
桜の花の下には川が流れる。
花の終わりの吹雪の中を薄紅色の
龍が舞う。長い川面に浮き沈み、時に
玉兎の様な紅い瞳で睨みを効かせ、
静々と滔々と、大海を目指しては
桜色の身を翻す。
連綿と連なる花弁の可憐さ。
川面に集まりて貌を成す。恰も龍に
準える粋と、それに応える紅い瞳。
美しく幻想的な花道を征く。