誰かに話すことで気持ちが軽くなることもあるからね
- ★★★ Excellent!!!
椅子がある。
そこに人が座っている。
あとから来た人は、椅子に座っていた人の話を聞く。
話し終えたらその人は先へ行く。
代わりにあとから来た人が椅子に座り、次の人を待つ――
「おおー、来た来た。へえ、けっこうすぐにくるものなんすね。」
主人公であり、語り手である彼のこの台詞から察するに、それは結構短い間隔で行われているらしい。
主人公が話すのは、自分の身に起きた過去の出来事。
彼の口調はひたすら軽妙。
「いやあ、ほんと、大した話じゃないんすよね。申し訳ないっすけど。」などと面白おかしく語って聞かせる。
けれど、なぜか覚える違和感。
彼の話の内容がアレだからとか、そういうのでもないんです。
その違和感の正体は、ぜひあなたご自身でお確かめください。