勇者のその後を描く、心も笑いも熱くなる再出発物語

世界を救った勇者アルベルトの“その後”を描くこの物語。

人の温もりにふっと笑ってしまうような優しさがある。
平和になった勇者が、まさかの「人事部に異動」から始まるなんて、
最初は肩の力が抜けるほど意外なのに、
彼が再び旅に出る理由、仲間を迎えに行くという展開がとても自然。

登場する女性たちは皆、強さと痛みを抱えた魅力的な人ばかり。
天才教授、竜族の姫騎士、雪国の女剣士……
それぞれが背負ってきたものが丁寧に描かれていて、
アルベルトと触れ合ううちに、少しずつ心の氷が溶けていきます。

ハーレムという軽やかな看板の裏側に、
救われること、立ち直ること、誰かを信じること
そんな深いテーマが静かに流れているのも、この作品の魅力だと思う。

勇者の第二の人生を、笑いと温かさ、そしてほんの少しの切なさを添えて描く、
読み終えるたびに心が軽くなるようなファンタジー。

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