9999文字の奇跡。奇妙で不思議な物語

短編の規定ギリギリの9999文字で描かれる物語は緻密です。
他人の「手」と共同生活をし、次第に恋焦がれる様は奇妙ですが、主人公の純粋さが物語を軽快にしています。
物語の結末では「手」の持ち主が明らかになり、SF的な因果関係が語られます。
作中で「手」と指輪交換まで行っています。これこそが、究極の「手」フェティシズムではないでしょうか。ライトノベルの枠を超えた傑作です。

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