二重の「信頼できない語り手」が物語を複雑で味わい深くする
- ★★★ Excellent!!!
本作品には、「信頼できない語り手」が二人出てくる
嘘つきの主人公と、なんでも信じてしまうヒロインだ
ヒロインは、主人公が覚えていない主人公との思い出を語る
しかし、読者にはそれが、「主人公が嘘をつきすぎて覚えていない」のか「ヒロインが記憶をねじ曲げている」のかがわからないのだ
その点が、本作品を面白く、そして味わい深くしている
是非一読してほしい作品だ