1999年。記憶を失った主人公は別れた恋人と会い、過去の自分を俯瞰する

ある日突然、記憶を失った男・ひでろうは途方に暮れていたが、運よくかつての恋人さくらに拾われた。

さくらは、恋人であったはずなのにひでろうが働いていた会社も、故郷も何も知らなかった。
過去のひでろうは、勝手にさくらの部屋にダブルベッドを買って来たり、食事のあとの洗い物すらしないという、傍若無人さだったようだが、今のひでろうとは正反対のようだ。

さくらは、ひでろうに記憶喪失が治るように、と過去のデートの場所を案内したり、レンタルビデオを借りたりといろいろ世話をしてくれるが、その生活に少しずつ違和感が見えて来る……。

さくらという女性の心情の複雑さ、ひでろうの細やかな心の動きが繊細に描かれていて、オススメです!