残酷なまでに美しく、それでも愛を貫こうとする物語

 設定の骨格が非常に太い。
 文明崩壊後の世界に"マジン"や"マドリマ粒子"といった独自概念を自然に溶け込ませながら、説明過多にならずに読者を引き込む筆力がある。
 プロローグでいきなり看板を投げ返すシーンから始まるつかみの鮮やかさ、そして主人公の口調の軽妙さと戦闘描写の迫力が絶妙なコントラストをなしていて、一気に読ませる推進力がある。

その他のおすすめレビュー

式守伊之助さんの他のおすすめレビュー650