好きだった、の途中

成人式の日、かつて想いを寄せた「あなた」を待ちながら、過ぎ去った春と現在の自分を見つめ直す物語。
愛と執着のあいだで揺れる感情や「選ばれたい」不安。
会話の軽やかさや距離感に現代の若者らしさがにじむ。
比喩に富んだ繊細な語りと、独白と現実の対比が印象的。
静かな余韻を残す魅力的な一作。