レビュー名人の、レビュー愛溢れる名エッセイ!

 小説もさることながら、心のこもったレビューコメントの名手、Lemon the cat(以下、「レモンさん」と言います)さんの、レビューコメントに関する創作論です。 
 本作を拝読して、レモンさんが、なぜいつもあのように誠実な、心に響いてくるレビューを書けるのかが良く分かりました。むろん、作品をきちんと読み込み、消化して理解し、そして作者の意図に寄り添って、受け取りやすいようにレビューをしてくれるからこそですが、そのためにはレビューの能力自体を伸ばす不断の努力が必要なのだな、と実感致しました。
 要は、小説を書くのも大変ですが、素敵なレビューを書くにも、同じ位と言うとさすがに語弊があるかもしれませんが、それに迫る労力と、もちろんセンスが必要なのであろうと思いました。
 わたしなぞ、レモンさんの分析によるところの、「ストーリー紹介+感想・解釈」くらいしかできず、いつもレビューの上手な方から頂くレビューに、「ほうーっ。素敵……」ってため息つきながら拝読しております。レモンさんおっしゃるとおり、自分で気づかなかった新たな視点を提示して頂く事も多いですしね。

 そうなると、自作品については「次回以降、下手なもの書けない」となりますし、レビューを出す際にも、「恥ずかしいものは書けない」となって、わざわざ再読してから書いたりしますし、書き手も読者も全体が底上げされていく好循環になっていくのではないかと思っています。

 いろいろと参考になる名エッセイだと思います。
 一度通読されることを是非お勧め致します。

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