まだ最初の5話程度までしか読めていませんが、この段階で既に面白いです。
少々ディスクワーク職の習慣と言うか描写がかなりリアルの拘り派よりなので、若干とっつきにくい感は否めませんが、元からそう言うのが大好きな人にはぶっ刺さりまくりだと思われます(笑)
理詰めで、しかも現場では無くリモート画面でのダンジョン運営で、主人公の脳内ハードディスクがブンブン唸っている感が何とも癖になります。
ダンジョン運営というファンタジー物を読んでいる筈なのに、どこか安楽椅子探偵物を読んでいる様な、そんな気分になれる事うけあいです(*‘∀‘)b
発想がとても面白く、特に序盤の掴みはかなり強い作品だと感じました。
日常のリモート会議、業務改善、定義思考といった現代的な“仕事の癖”が、そのまま異世界(ダンジョン運営)に接続される構造が秀逸で、主人公の思考回路そのものが物語を前に進めていくのが楽しいです。
一方で、業務改善やIT文脈に慣れていない読者にとっては、専門用語や思考プロセスがやや密度高めに感じられる場面もあり、合う・合わないがはっきり分かれる作品だとも思いました。
ただ、それは欠点というよりも、この作品が「誰に向けて書かれているか」が明確である証拠だと感じます。
会議、定義、仕様変更、改善──そうした言葉に覚えがある人ほど、主人公の行動やセリフに強く共感できるはずです。
仕事脳を持ったまま異世界に放り込まれる、という設定をここまで一貫して描いている点はとても魅力的で、刺さる読者には深く刺さる作品だと思います。