一話完結の短編ですが、文章の全てが映像になって飛び込んできます。とても美しい情景描写で、雪や氷の寒さや冷たさ、暖炉の炎や煙突から出る煙の温もりや熱が伝わってきます。そして母と娘たちが暖炉の前で交わす会話は朗らかで、優しさを感じます。タイトルにあるアシェリーテアとは?最後に出てくる言霊は圧巻のひと言です。長編化構想ありとのことで熱望するしかありません!