途絶した記録と失踪する人間が積み重なっていく、それを知るだけで。

山にある村なのに、潮鳴村。
そして途絶えた祭祀について調べていくうち、つきまとう視線と波の音。
儀式で隠していたはずの左目の変異。

そして、記録だけが残されたがそれは一人では終わらなかった。

視線、音、体の変調によって段々追い詰められ包囲されていくような恐怖が良かったです。
回避に成功した人物との接触も緩急がついて良かった。

現実のニュースを取り込んでいるところも、個人的に注目したニュースだったので楽しいところでした。
特定の時間の設定は都市伝説としては効果的でも、正体の解説をされた後だと少し浮く気がしましたが、記録で恐怖を綴り、編纂で解決する終わりかたはすっきりしてとても好きです。

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