フラグ建築士が建てた聖女断罪フラグ、全部破旗します 〜王太子の婚約破棄、偽聖女暴露、破滅エンド? 本物の聖女をなめないでください

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聖女断罪フラグ、全部破旗します 〜王太子の婚約破棄、偽聖女暴露、破滅エンド? 本物の聖女をなめないでください

 カイ・フォン・グラーツは旗監視画面フラグ・モニターを眺めていた。

 旗管理士フラグ・アドミンと呼ばれる特殊ジョブのスキル《閲覧インスペクト》によるもので、普通の人間には見ることができないものだった。


対象者:聖女エリシア・ブランシェ

《婚約破棄フラグ(発火まで2日)》

《公開断罪フラグ(発火まで2日)》

《偽聖女暴露フラグ(発火まで2日)》

《破滅フラグ(発火まで2日)》


 今、カイも目の前にいる女性のフラグだった。

 すべてのフラグ発火はおそらく連動して起こるものだろうと推測した。


「聖女様なのに……いや、聖女様だからこそでしょうか……過酷な運命を背負っていらっしゃいますね」


「え?」


「いえ、何でもありません。あなたは知る必要はない。何も起こりませんよ」


 フラグを建てるのは容易だが、折るのは容易なことではない。それは運命に抗うということなのだ。


 それでもやるしかない、とカイは考えていた。


   ※


 聖女エリシア・ブランシェと王太子レオン・フォン・アウレリアの婚約は、国民によって歓迎され、このヴァレンティア王国の未来を明るく照らすイベントだった。

 しかし一方で、一人の女性に影を与えてもいた。


 婚約発表の直後に王太子レオンはエリシアに告げた。


「隠し事はしたくないから言っておくが、僕には恋人がいる。ルクレール公爵家令嬢のクラリスという女性だ。だから君とは白い結婚になるだろう。申し訳ない」


 エリシアにとってもそれはどうでもいいことだった。もとより王太子との間に愛があったわけではなく、聖女の威光にあやかりたい王家からの申し出を受けただけの婚約だ。

 平民の貧しい暮らしか抜け出し、王家に嫁げるのであれば、愛情や夫婦生活などどうでもよかった。それよりも、両親や弟を貧しい生活から救うことのほうがよほど重要だった。


「私は構いませんよ、レオン様。村に残してきた、私の家族への仕送りだけ許していただければ、他には何も望みません」


「そうか。それは助かる。ありがとう」


 レオンは満面の笑みを浮かべて、言葉を続けた。


「では僕はクラリスに会いに出かけてくるよ。あちらにも事情を話しておかないといけないからね」


 そんなこといちいち言わなくてもいいのに、とエリシアは思った。


「はい、いってらっしゃいませ」


   ※


 カイは《閲覧インスペクト》を《詳細ディテール》モードに切り替えた。


フラグ契機:(複数連動アンド条件)王太子との婚約、王太子の恋人の告白、王太子の白い結婚宣言、王太子のクラリス・フォン・ルクレールとの密会

発火条件:王太子の決意(時間起動)


 フラグの中で、カイが特に気になったのは、《偽聖女暴露フラグ》だった。


「失礼ですが、あなたは本当に聖女なのですか?」


「……どういうことですか?」


「説明差し上げるのが難しいのですが、とても重要なことなんです。正直なところを教えていただきたい」


「私自身では私が本物の聖女なのかどうかはわかりません。ただ、聖教会の『祝福適性試験ブレス・テスト』を受けて、その結果、聖教会に『聖女』として認められました。かつてないほどの光属性マナを持っているとも言われました」


「なるほど。では正規の『聖女』であることは間違いなさそうですね」


 ではなぜ《偽聖女暴露フラグ》などが建てられているのだ? それがカイの疑問だった。

 そして一つの可能性に思い当たったーー人為的なフラグが建てられたのではないか? しかし、そんなことがあり得るのか?


「王太子との婚約の前後で、何か変わったことはなかったですか?」


「変わったことですか? 私にとっては聖女として認定されたことや婚約自体がとても特別なことではありますが……そうですね、白い結婚にしたいと言われました。恋人がいらっしゃるとかで」


 そう言って、エリシアは少し悲しそうな表情を見せた。

 もちろん、フラグ契機を参照できるカイはそのこと自体は把握していた。

 あまり人に話すようなことでもないだろうが、エリシアも一人で抱えたくはなかったのかもしれない、とカイは思った。


「そうですか……すみません、言いにくいことをお話しさせてしまって」


「いいんです。何と言いますか、あなたは話しやすい方ですし。いえ、話すべきだと思ったんです。聖女の勘ですかね」


 エリシアはそう言って微笑んだ。

 可愛らしい笑顔だとカイは思った。そして、彼女を守ることが自分の使命なのだと思った。


   ※


 王家フラグ管理局や旗管理士フラグ・アドミンの存在は公にされていない、秘密機関だ。王家が王国の安定を目的として秘密裡に設立したものだ。

 もし存在が公になれば、王家が人々の運命を握っているとの印象を与え、民衆に混乱を招く可能性が高く、秘密にされているのだ。


 翌日、カイは王家フラグ管理局の局長であり、上司のハロルドに聖女に会い、フラグの閲覧をしたことを報告した。

 しかし、カイの意図に反し、ハロルドは露骨に機嫌を悪くした。


「グラーツ君、なぜ君は聖女などと会ったのだ? 私は指示した覚えもなければ、許可した覚えもないぞ」


「なぜって……聖女は王太子と婚約されたんですよ。変なフラグが建ってしまっていたら大問題になるかもしれないと思って、念のため、確認しておこうと思っただけです。実際、不審なフラグが建っていたんです。王国に大きな影響を与えかねないフラグなんです」


「それはルクレール公爵が設計したフラグだ。放っておけ」


「え?」


「だいたい、一度建ったフラグを折ることなんてできんだろう? 俺たちの仕事は、フラグを監視して、その結果引き起こされる事象の被害を最小限に抑えることだろう? そのフラグは王国にとって良い影響のあるフラグなんだよ。でなきゃ、俺も放っておけなどと言わん。悪いことは言わんから、そのフラグのことは忘れろ」


「どういうことですか? 聖女と王太子の破棄や、聖女の破滅が王国のためになるなんて到底思えません」


 ハロルドはそれ以上、口を開こうとはせず、出ていけというように片手を振って示した。


   ※


 カイは自分の執務室に戻ったが、聖女のフラグを忘れることなどできなかった。

 王国のためになるとはいったいどういうことなのだ。

 現状、このヴァレンティア王国は隣国のブリットモア公国との度重なる戦争により戦費が嵩み、財政難により税を増やし、民衆の反感を買っていた。その上、王家や上級貴族が私腹を肥やしているという噂も出回り、王政府は頭の痛い課題を抱えてはいた。

 しかし、だからこそ、聖女の誕生と、続けての王太子との婚約は、そうした悪いニュースを払拭するものであったはずだ。


 セラフィム・フォン・ルクレール公爵ーー王政府を支える宰相であり、クラリス・フォン・ルクレール公爵家令嬢の父親だ。

 容姿端麗で、頭脳明晰、その上、有能な一級フラグ建築士で、その巧みなフラグ設計と建築手腕で出世し、子爵の出自ながらルクレール公爵家に婿入りし、宰相にまで昇り詰めた人物だ。

 今までは自分のためにフラグを建ててきたと言われてきたが、まさか他人のフラグまで設計しているとは誰も考えていないだろう。おそらくそれは秘密組織であるフラグ管理局の中でも機密事項なのだろうが、おそらくハロルドは口を滑らせたのだろう。


 するとそのとき、カイの執務室をノックする者があった。

 カイが入るよう促すと、ドアを開けて姿を現したのは、セラフィム・フォン・ルクレール公爵その人だった。カイは驚いて席を立ち、首を垂れた。


「堅苦しい挨拶はよい。ちょっと話をしにきただけだ」


 カイは顔を上げた。ルクレール公爵は値踏みをするようにカイの顔を見て、うっすらと笑みを浮かべた。


「ルクレール公爵、どういったご用件でしょうか」


 このタイミングで訪問したということは、聖女の件に違いないだろう。ハロルドが、カイが聖女エリシアのフラグを参照したことをセラフィムに報告したのだ。


「カイ・フォン・グラーツ君だね? 優秀な旗管理士フラグ・アドミンだと聞いているよ」


 セラフィムは不敵な笑みを浮かべたまま、言葉を続けた。


「だからこそ、聖女のフラグの件はきれいに忘れなければならない」


 口止めを強制しにきたか、とカイは思った。


「失礼ですが、私には聖女のフラグは王国に悪い影響を与えるように思えてならないのです」


 カイがそう答えると、セラフィムが笑みを止めた。


「ハロルド君も伝えたと思ったが……いいだろう。改めて教えてあげよう」


 セラフィムは少し考え込んでから、口を開いた。


「今、あまり王国はよい状況にはない。隣国のブリットモア公国との戦況も思わしくなく、戦力の増強は必須だ。そのためには金がいる。だが、単純に増税しただけでは、民衆反感を買うことになるだろうし、ブリットモア公国との戦いの戦意高揚にも繋がらないのだ」


「それが聖女となんの関係があるんですか?」


 カイはセラフィムの話の意図が理解できず、思わず尋ねた。


「『聖女エリシアはブリットモア公国のスパイで、聖教会の予算を横領し、ブリットモア公国に流していた。その正体は魔女だったのだ。ブリットモア公国はそうした卑怯な手を使って、我々ヴァレンティア王国を侵略し、奪った領土でヴァレンティア王国民に圧政を強いるつもりなのだ」


「何ですって?!?」


 カイは自分の耳を疑った。


「聖教会の予算は増えていないはずです。聖教会は否定するでしょうし、失礼ながら、ルクレール公爵の今のお話は、事実とは反するのではないですか?」


「民衆は事実など知る必要はない。彼らに必要なのはもっともらしい真実と、自ら怒りをぶつける先なのだ」


「それが聖女だということなのですか? 聖女を陥れるためにあのフラグ設計をしたのですか?」


「まだ理解できんのか? 怒りをぶつける先はブリットモア公国だ。聖女はただの触媒に過ぎん。これは国と国の話なのだ」


「私は聖女個人の話をしているのですが。聖女がいなくなったら王国にとっても損害になるはずです」


「聖女は人間を攻撃することはできん。今のヴァレンティア王国には不要だ」


「魔物から人を守ったり、傷ついた人を救う聖女は王国に必要です」


「また次の聖女を見つければいいだけのことだ」


「そんな……」


「これ以上の質問に答えるつもりはない。運命は、フラグは、国を治めるのに必要なものなのだ。納得しようがしまいが関係はない。グラーツ君、君はただ、聖女のフラグのことを忘れればいい。そうすれば、王家フラグ管理局で仕事を続けることができるし、爵位が落ちることもない。場合によっては昇爵もあり得るぞ。わかっているとは思うが、君には何の選択肢もない。ただ、忘れるんだ」


 そう言い捨て、セラフィムはカイの執務室を去っていった。


 何のために旗管理士フラグ・アドミンになったんだ、とカイは自問していた。

 フラグ管理は、運命に振り回されて、運命の犠牲になる者を救済するためのものだったのではないのか? 運命こそ魔物より恐ろしいもので、自分はその運命と戦える数少ない人間なのだ。それなのに、運命を弄ぼうとする企みを黙って見ているだけでいいのか?


 気づくと、カイは執務室を出て、歩き出していた。


   ※


 カイは聖教会にいた。再び聖女エリシアを訪ねたのだった。


「あら、カイ様、またいらしていただいたんですね。今日はどうしました」


「聖女様、私はどうしたらいいのでしょう?」


 昨日会ったカイは、もっと自信に溢れた男性だったのに、今日は余裕のない様子だったので、エリシアは少し驚いた。


「何があったんです? 私のような小娘が力になれるかはわかりませんが、お話してください。どうぞ奥へ」


 聖教会の懺悔室に通され、カイは事情を話した。そこは信者の告解を聞く部屋のため、他の誰にも話が聞かれるおそれはなかった。

 カイはこの世界に存在するフラグのことも話し、セラフィム・フォン・ルクレール公爵の企みについても話をした。聖女エリシアをどうしても守りたいとも。

 エリシアは口を挟まず、黙って最後までカイの話に耳を傾けた。

 そして、カイが話し終えるのを待ってから、その口を開いた。


「大変な覚悟を持ってお話してくださったのですね」


「私はルクレール公爵がやっていることがどうしても正しいと思えないのです。たとえそれが王国のためだと言われても、王国のために聖女様の、個人の運命が弄ばれてよいとは思えないのです。ですが、私は、いえ、誰もフラグ自体を直接的に折る手段を持ち合わせていないのです。それでもせめて被害を最小限にしなければ……」


「私を守ってくださろうとしてくださったのですね。ありがとうございます。ただ、一つ残念なのは……」


 エリシアは悪戯っぽく笑った。


「神の寵愛を受けている聖女が、人間の建てた旗フラグなんかに屈すると思われたことですわ」


《xxxフラグ(発火まで1日)》


 そのとき、カイの旗監視画面フラグ・モニターに、聖女エリシアに何か新しいフラグが建ったことを検知したが、それが何のフラグなのか判然としなかった。


   ※


対象者:聖女エリシア・ブランシェ

《婚約破棄フラグ(進捗90%)》

《公開断罪フラグ(進捗80%)》

《偽聖女暴露フラグ(進捗75%)》

《破滅フラグ(進捗70%)》

《xxxフラグ(進捗10%)》


 カイは旗監視画面フラグ・モニター進捗プログレスモードで眺めながら、ため息をついた。聖女エリシアを破滅へと導くフラグの発火は確実に迫ってきている。せめて何か少しでもできることがないかと考えていた。


 その日、聖女と王太子の婚約の正式な祝賀会が開かれようとしていた。

 先日の婚約の発表が突然だったこともあり、改めて広くお披露目をするために開かれたのだった。


 会場となった王城前広場では、王族、貴族、聖教会のお偉方が前に座り、カイもその中にいた。そして後方には大勢の民衆が集まっていた。

 その人々の視線の先には、聖女エリシアと王太子レオンがいた。


「それでは、王太子レオン・フォン・アウレリア殿下と聖女エリシア・ブランシェ様との婚約祝賀会を開催したいと思います」


 ヴァレンティア王国宰相のセラフィム・フォン・ルクレール公爵が高らかに開会を宣言した。


「まず初めに、レオン王太子殿下よりお言葉をいただければと思います」


 セラフィムが促すと、レオンは神妙な面持ちで前に一歩進んだ。そのとき、カイはエリシアが後ろで何かを詠唱しているのを見た。


「あの……聖女エリシア・ブランシェ……」


 レオンは言葉を詰まらせた。

 会場がざわついた。婚約破棄の宣言が行われると知っていたカイは焦っていたが、セラフィムを見ると、その表情が訝しむようであり、何か異変が起きていることを感じさせた。

 その後に続けられたレオンの言葉に、会場はより一層騒然とするのだった。


「聖女エリシア・ブランシェに謝罪をさせていただきます。僕はクラリス・フォン・ルクレールを愛しています。この婚約はクラリスの父に仕組まれたもので、今日僕は皆の前で、あなたがブリットモア公国のスパイで偽の聖女だと言わされることになっていたのです。それも王政府の重税に民衆の恨みを、聖女とブリットモア公国に向けるためです」


「何を仰るのです、レオン殿下! おやめください!」


 セラフィムが喚いた。

 カイも状況が飲み込めず、狼狽えていた。


「どういうことだ、レオン! セラフィム!」


 国王ハインリヒ・フォン・アウレリアの怒号が飛んだ。


「いえ、これは、王国のために私が設計し、建てた聖女エリシアのフラグを発火させるところだったのですが、レオン殿下が乱心したのではないでしょうか……何を言っているのだ、私は?」


「何を言っているのか聞きたいのはこっちだ!」


 国王ハインリヒは顔を真っ赤にして、さらに声を荒げた。

 会場は大騒ぎとなった。


 カイはそのとき、セラフィムに建っていたフラグに気がついた。


対象者:セラフィム・フォン・ルクレール

《ざまぁフラグ(進捗90%)》


 フラグ? 何のフラグだ? 聞いたことがない。昨日にエリシアとの会話時にも似たようなフラグが建っていたのだが。それは《ざまぁ仕掛けフラグ》となっていた。


 会場が騒然とするなか、聖女エリシアが一歩前に出て、口を開いた。


「婚約破棄します!」


 王城前広場の喧騒は、より大きなうねりになっていった。


対象者:聖女エリシア・ブランシェ

《婚約破棄フラグ(進捗100%)》

《公開断罪フラグ(破旗)》

《偽聖女暴露フラグ(破旗)》

《破滅フラグ(破旗)》

《ざまぁ仕掛けフラグ(進捗100%)》


対象者:セラフィム・フォン・ルクレール

《ざまぁフラグ(進捗100%)》


 皆がレオンとクラリス、そしてセラフィムに詰め寄る中、カイはエリシアのもとに駆け寄った。


「いったい何が起きたのでしょう?」


「《真実トゥルース・告白コンフェッションというスキルですわ。神の名の下、真実を強制的に明るみに出す聖女の固有スキルです」


「そんなスキルが……」


「好き合っている人たちを引き離すなんて可哀想ですしね、これでよかったと思います」


「しかし、せっかくの王太子殿下との婚約を自ら破棄されてよかったのですか?」


「王家や貴族の嫌なところが目についてしまいましたし、いいんです。それに、あなたといたほうが楽しそうですわ。きっと聖女もフラグ管理に役立ちますから、これからも何かありましたらお手伝いします」


 そう言って、エリシアは微笑んだ。


「おや、エリシア様、何かまたフラグが建ったようです」


《恋愛と自覚していない好意フラグ(進行度 50%)》


「え? 何のフラグですか?」


「あ、いえ、何でもないみたいです」


 顔を赤らめるカイに、エリシアはまた悪戯っぽく笑って言った。


「隠したって、神に寵愛されている私にはすぐにわかってしまいますわよ」


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