第06話 竜帝・ジルダ=シャルテリア

 オレ授業を終え、校長室へと向かっていた。近づくにつれプレッシャーを感じる。確かに何者かが来ているのだと、オレは肌で理解した。校長室の前で深呼吸をし、気を引き締めてから扉を叩いた。


 「グランデュース=ミルアルトです。授業が終わったので参りました。」


 「どうぞ入りなさい。」


 扉を開けると、そこには三つの人影があった。校長と副校長と……もう一人は知らない女の人だ。いや、会ったことがないだけでオレはその顔を知っている。今の世を生きる者であれば、その顔を知らない者はそうそういないことだろう。


 「よく来たね、ミルアルト君。紹介しよう。十法帝が一人、“竜帝”ジルダ=シャルテリアだ。」


 「は、初めまして。グランデュース=ミルアルトです。」


 「そうか。お主がグランデュースの血筋か。話には幾度と聞いてきたが、会うのは初めてじゃな。じゃが、余が会いにきたのはお主ではなく守護者の方よ。かのセルセリア様を召喚したとの話は事実であろうな?」


 「ええ、もちろん。そうでなければ校長先生もお声をかけないでしょう。」


 オレはそう言ってセリアに幽体化を解くように促した。やや高圧的な雰囲気で、威厳を感じられた。さすがは竜の王、竜帝というところだろうか。オレとは住む世界が違う方のように思えた。


 「初めまして、私がミラの守護者、ネフィル=セルセリアよ。当代の竜帝、グラの娘さんで合ってるわよね?」


 「はい。あなたのことは父上からよく聞いておりました。ここに来るまでは半信半疑でありましたが……その魔力を見るに偽るような方ではなさそうだ。余……失礼、私もまさか現代になって亡くなられた父上のお仲間だった方に会えるとも思えず……。」


 「口調は気にしなくていいわよ。丁寧じゃない方がグラっぽいわ。私のことはセリアって呼んで。」


 「あなたがそう言うなら……余はいつも通りに話すとしよう。余のことはぜひシャルと呼んでくれ。父上や………ユリハ様はそう呼んでいた。」


 先代の竜帝が亡くなられたのは去年のことだったか。ユリハ様と並び世界でただ二人、神話の時代から生き続けていた存在だった。不老のユリハ様とは違い、歳を重ねて長いこと隠居なさっていたそうだからオレ……世間は晩年の先代竜帝・ジルダ=グラダルオ様についてはよく知らない。当然若い頃のことも詳しくは知られていないし、そういう意味ではセリアとシャルテリアさんの互いの記憶を交流することは大きな意味があるのかもしれない。


 「俺もシャルって呼んでいいかな?その代わり俺のことは好きに呼んでくれて構わないよ。」


 「貴様と余はそんな仲ではなかろう。生意気にも余と同じ称号を持っているだけじゃ。首を落とされたくなければ口を閉じて黙っていろ。」


 おっと……。校長とシャルテリアさんはどうやら仲が良くなさそうだ。もしかしたら十法帝の方達は険悪な仲だったりするのだろうか。


 「してセリアよ。失礼ながら、余の頼みを聞いてくれるか?」


 「私にできることなら。」


 「少々手合わせ願いたい。余は今まで一度たりとも父上に勝つことはなかった。今の余の力が英雄にどれほど届くものか、確かめてみたいのじゃ。」


 「それくらいなら構わないわよ。私が死んでからグラがどれだけ強くなったのか知らないけれど、たぶん充分な指標にはなるんじゃないかしら。」


 「感謝する。ミルアルト殿、悪いな。お主の守護者を少々借りる。」


 「構いませんとも。ただオレも見学をさせて頂きたい。」


 「カッカッ!それを拒めるほど余は偉くないからな。もちろん好きにしてくれ。おいレイジ!闘技場を借りるぞ!」


 「闘技場は普段封鎖しているから俺が案内しよう。セルセリア様は幽体化することをお勧めしますよ。まだ残ってる生徒達もいるでしょうから。」


 そうしてオレ達は闘技場へと向かった。校長やシャルテリアさんと歩いているためにすれ違う人からは注目を浴びていたが、闘技場に近づくにつれてそもそもの人影が少なくなった。校長が闘技場の鍵を開き、オレは客席に座った。そして主役となるセリアとシャルテリアさんが闘技台リングに立ち、校長が護符を一つずつ渡した。


 「セルセリア様、この護符を魔力で燃やしてください。そうするとあなたの攻撃は結界内であれば物理的な影響を出さなくなります。無制限に戦われると闘技場ここも無事では済まなくなりますから。」


 「エストが使ってたヤツね。条約が内蔵された魔法陣でも刻まれてるのかしら。面白いわね。」


 セリアとシャルテリアさんがそれぞれ護符を燃やし、それを確認して校長も客席へと戻ってきた。そして試合は合図もなしに始まった。いや、オレが気づけなかっただけで二人の間には合図があったのかもしれない。とにかく刹那の間に二人は衝突した。


 「これほどまでに熱い魔力は感じたことがない!!熱量は確実に父上以上じゃ!!」


 「グラの能力スキルは『硬化』だったけど……あなたは“重く”なってるようね!!」


 「『加重過剰オーバーワーク』じゃ!余と触れているものの質量を自在に操ることができる!」


 セリアの剣とシャルテリアさんの拳が交わり、闘技場全体に轟音が鳴り響いた。しかし、二人は触れ合うことはなく、何か見えない壁が衝突したようだった。これが魔力の圧縮の真骨頂か。魔力を消費せずに鎧として、武器として活躍している。オレの目指すべきはこの境地だ。

 セリアは火属性の魔力を剣に纏って、シャルテリアさんは氷属性の魔力を拳に纏っていた。シャルテリアさんは半人半竜の姿で身体能力を飛躍的に上げていた。しかしその驚異的なスピードとパワーに怯むことなく、セリアも応戦している。いや、むしろセリアの炎にシャルテリアさんが押されているように見えた。


 「スゴいですね……あの二人は。校長先生もあの人達くらい強いんですか?」


 「ん?……ふふ、私は十法帝の中でも新参者だからね。セルセリア様にも、竜帝にも敵いやしないよ。まぁある程度の戦闘は成立するだろうがね。」


 シャルテリアさんは何千年と十法帝として君臨しているらしい。九星には至らなかったようだが、やはり人間とは格が違うようだ。

 二人の戦闘は離れているからなんとか目で追えるけれど、細かな手の動きなどは見切れなかった。ただ何かが衝突して衝撃波が発生し、二人とも吹き飛ばされるのを確認できるだけだ。分かってはいたけれど、セリアはオレに対して今まで本気なんてものは出してなかったんだ。少しずつ戦えるようになっているのだと自惚れていた。セリアの剣の動きも、魔力の流れも追えないというのに……今の戦いを見るとオレとの特訓は児戯のように思えた。


 「気圧されてしまったかな?ミルアルト君。」


 「まさか。こんなものそうそう見られるものじゃありませんよ。興奮し過ぎて倒れそうなほどです。」


 「ははっ!君も大概だな!」


 法帝の全力なんて、望んでも見られるものではない。少なくともオレがそのレベルに達しない限りは。セリアの全力だって、今見逃せば次の機会は当分来ないだろう。だからオレはずっと瞬きも忘れて見入っていた。……が、何か違和感を覚えていた。オレからすれば二人とも全力に見える。何も完全には理解できていないのだから当然だろう。でも何か……何かが違うような気がしていた。そしてそれはシャルテリアさんも同じだったようだ。


 「本気を出したらどうじゃ!?余では物足りなんか!!」

 「『氷の領域アイス・エリア』!」


 「?私は充分本気よ……!!」

 「『裂火剣スラッシュ』!!」


 シャルテリアさんの氷が闘技場を飲み込み、一瞬のうちに冷気に支配された。が、それも束の間、炎よりも高い熱を帯びたセリアの剣が、凍った空気、地面、壁を溶かし、一振りで氷の世界を一刀両断した。その刃はシャルテリアさんの首元を斬ろうとしていた。そうならなかったのは既に勝負が決していたからだ。既に闘技場はセリアの熱に包まれていた。


 「……参った。話に聞いていた以上じゃった。余ではセリアには敵わん。」


 「そんなことないわ。あと一手遅れていたら氷に飲まれていたのは私の方だわ。殺し合い本当の戦いであったなら勝負は分からないわね。」


 セリアは手を差し伸べ、凍てついたシャルテリアさんの手を取った。どちらも息が荒れ、出せるものを出し尽くしたような満足感を見せていたが、シャルテリアさんに限っては少しばかり不服そうだった。


 「しかし余は悲しいな。力を出し尽くしてもお主はこれほども全力を出しはしない。お主にとって余は取るに足りない存在じゃったか?」


 「それはオレも思ったんだ。セリア、なんで能力スキルを使わなかった?ずっと基本的な魔力操作と魔法くらいしか使ってなかっただろ?」


 「あー!それでシャルったら機嫌が悪いのね!グラからこの話は聞かなかったかしら?」


 「“この話”とは?」


 「私ね、能力スキルが使えないのよ。厳密に言えば昔は持ってたんだけど今は持ってないってこと。」


 「……は?」


 そんなこと…あり得るのか……?能力スキルというものが失われるなんてことは聞いたことがない。死んだ者だって例外はないはずだ。ましてやセリアは継承能力者インヘリットだ。一般的な能力保持者スキルホルダー以上に魂に深く刻まれていただろうに……。詳しいことは後で話すと言われたので、オレ達は再び校長室に戻り、セリアの話を聞くことになった。


 「つまりはエストにあげちゃったってことよ。そう簡単にいくとも思ってなかったんだけど、エストは色々イレギュラーな存在だったし、なんかよく分かんないけど上手くいったのよね。」


 「なんか上手くって………。」


 セリアが魔神との戦いによって死ぬ直前、なんとかエスト様に力を継承できたとのことだった。しかしいよいよ分からない。能力スキルで一人一つまでのはずだ。エスト様は生まれながらの能力保持者スキルホルダーだと聞く。前代未聞という言葉は存在するものの、それは神が、世界が決めた法則だ。その存在がこの世界にある以上、二つ以上の能力スキルを持つことなど許されないはず………。いや、もしも力を融合させたと考えるなら辻褄は合うか……。いや、それでもとても信じられることではない。が……。


 「セリアが言うなら本当なんでしょうね。考えるだけ無駄な気がします。」


 「そうじゃな。とにかくセリアが手を抜いていたというわけでないなら、余はそれで充分じゃ。」


 しかしやはり、セリアはエスト様に関して話すときはどうも生き生きとしている。惚気を聞いているようで何ともまぁ不思議な気分だ。


 「して、実は余がここに来たのは何も、セリア父上の旧友に会いに来ただけではない。本当ならとりあえずは法帝としか共有はしたくないのじゃが……ミルアルト殿はセリアの契約者じゃからな。他所にするわけにもいくまい。何よりお主の存在はもはや八星級戦力と言っても過言ではないからな。」


 「アテにされてるのはセリアなんでしょうが、聞けるというならオレもわざわざ拒否はしません。」


 「なら早速……今世界中で特殊な者達が暴れ始めておるのじゃ。“デスティニー”あるいは“歴史の破壊者”と名乗る者達じゃ。初めはしっかりとした組織性はないものかと思ったったんじゃが……どうもそうでもないらしくな。余が調べた範囲では獄境大陸を除いて全ての大陸で確認できた。どうやら積極的に国に兵力を貸し出し、戦争を促しているようじゃ。近年はどうも戦争が活発に行われるから変じゃと思ったんじゃ。予想ではあるが各大陸に支部でも置いて活動しておるのじゃろうな。」


 「組織性があると判断した根拠は?」


 「これが謎なんじゃがな、余が始末した者達は一切の全て名前も戸籍も存在しなかったんじゃ。人工生命体ホムンクルスなのかとも思ったが、どうも奴らにはしっかりと魂があるようでな……。」


 能力スキルや魔法によって植物などの魂を持たない生命を生み出すことは可能だが、魂を創ることは不可能だ。それは神や世界の法則でさえも完全に取り扱うことはできない。魂とは世界においてそれほどに貴重で尊いものなのだ。


 「でも存在しないはずの人達が何人も居たってことでしょ?そんなことは普通じゃないんだから、あらゆる可能性を考慮するべきじゃ?」


 「そうじゃな。してここからは完全に予測になるんじゃが……今から13年前、パンバール王国とジャルガリン共和国との間に起こった戦争をご存知か?大きな戦いだった故レイジとミルアルト殿は知ってるじゃろうが。」


 「私は知らないわね。ミラは知ってるの?」


 「よく知ってるさ。」


 知らないわけがない。パンバール王国といえばルーシュの祖国だ。そしてその戦争はルーシュから日常を、そして両親を奪った。オレは幼かったために当時のことなどほとんど覚えてはいないが、ルーシュの中にはそれは不幸として記憶に深く刻まれている。彼女が戦争の悪夢にうなされたのは一度や二度ではない。


 「それで、あの戦争と何の関係が?」


 「あの戦争を終結させた……いや、正しく言えばあの二国を崩壊させた存在が歴史の破壊者デスティニーのボスじゃと思っている。なぜなら奴らが活動を始めたのがちょうどその戦争が終結した頃じゃと分かったからじゃ。」


 「……でもそれだけじゃ理由としては弱いんじゃ?」


 「辻褄の合う点が多いのも事実。その者は国を崩壊させてから今の今まで消息は不明じゃ。どこで何をしているのか……表社会には生きていないことは確かじゃろう。そしてその戦争を生き延びた七星級の戦士……今は八星級となっているリラルガという者じゃが、奴曰く、その者は恐ろしく強かったとのことじゃ。歴史の破壊者デスティニーの奴らも皆それなりに強かったゆえ、並の者に従うとは思えん。闇に活動する強力な組織、そのボスがその者、“ルシファー”と考えるのはおかしなことでもない。まぁ余の知らない地で他に強い者かいるなら知らんがな。」


 「シャルテリアさん、ルシファーの存在は特級機密ですよ。ミルアルト君はあくまでも八星級にはなってないのですから、気をつけてください。」


 「ルシファー……!」


 戦争を……国を終わらせた存在……。もしかしたらルーシュから両親を奪ったのは……戦争ではないのかもしれない。そのルシファーとかいう者が暴れたせいで……いや、冷静になれ。可能性があるというだけだ。


 「ルシファーは法帝に匹敵するほどの実力を有している。ヤツがもしも歴史の破壊者デスティニーのボスじゃとするなら……もしかしたら余が調べた者達は何者かの魂を植え付けられた人工生命体ホムンクルスという見方もできる。それならヤツらの情報がどこからも出てこないのも納得じゃ。」


 人工生命体ホムンクルス、というよりも科学を用いた生命の製造はずっと昔から世界法によって禁じられているため、製造方法を知る者はいないはずだ。それならルシファーとかいうヤツの能力スキルは無条件、あるいは多少の条件で人工生命体ホムンクルスを作れるものかもしれない。そうなれば八星級の実力に加えて大量の兵力もある可能性があるわけで……加えて魂を植え付けられているとするのならプログラムをされているわけではなく、自立思考が可能ということだ。そうなるとあまりにも厄介すぎる。……できれば外れていて欲しい読みだな。


 「まぁ歴史の破壊者デスティニーについては近々十法帝会議を開こうと思っとる。もしよければミルアルト殿と一緒に出席してくれ。」


 「ええ、構わないわ。ね?ミラ。」


 「ああ。しかしシャルテリアさん、オレはルシファーという者に興味があります。オレの友人はパンバール王国の出身です。もし彼女の両親を奪ったのが戦争ではなくルシファーとなれば……責任を取らせなければならない。だからオレはすぐに強くなります。次の十法帝会議には間に合わないでしょうが、できるだけ早く、正式にその会議に参加できるように。そしてゆくゆくは……九星級にもなってみせます!」


 ルーシュから日常を奪ったのは間違いなく戦争、つまりは今はなきパンバール王国とジャルガリン共和国だろう。だがもしも両親を奪ったのがそのルシファーという者だとしたら……それだけは確認しなければならない。オレの“世界最強”という夢と目標を叶えなければならない理由が一つ追加された。


 「カッカッカッ!十法帝は満員ぞ。それを現役の十法帝……ましてや九星級に至らなかった余を前にそんな戯言を言うとは!!……期待しておこう、ミラよ。お主が相応しき力を手にしたら、余の席ならば譲ってくれようぞ。」


 オレの周りにはこんなにも強い人達がいる。そんな環境で強くなれないわけがない。オレが努力をすれば、必ず結果は追いついてくるはずだ。問題は並の努力では足りないというところだが。幸運にもスパルタな英雄様がいるからその心配は必要なかった。


 「おっと、セリアよ。少しばかりお主と二人で話がある。悪いがミラは先に帰っててくれるかの?」


 「え、ええ。どうやらオレが聞くのはマズイようですね。」


 シャルテリアさんの“すまんな”という言葉を聞き、オレは校長室を出て行った。寮に戻るまでにはセリアは帰ってくるだろうか。まぁ離れていても召喚すれば瞬時にやって来るから問題ないか。


 シャルテリアは人影のないところへセリアを連れていき、さらに防音結界を張って誰にも話が聞かれないようにした。


 「どうしたの?こんなところに連れてきちゃって。」


 「あの方は長いこと隠居なさっているのでな。現代では世間には生きていることすら知られていない。ゆえに他の者達には勝手に伝えていいものではないかと思ったんじゃ。」


 「……“あの方”っていうのは……。」


 「エスト様じゃ。お主の魂が転生しなかったのはあの方をずっと待っていたからじゃろ?余はあの方がどこに住んでいるのか知っているが……。」


 「それは言わなくていいわ。だいたい予想はついてるし、今会ったらミラのことを疎かにしちゃいそうだから。今の私はミラの守護者だからね。もしもどうしても会いたくなったらそのときにまた会いに行くわ。」


 「そうか……。ならば余から言うこともない。セリアがそう言うのならエスト様もそう言うということじゃろうしな。」


 そう言ってシャルテリアは竜の棲家、竜峰山へと帰っていき、セリアはミラの元へと帰っていった。人からエストの話を聞いたからか、セリアは少しばかり楽しそうに帰っていった。

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