第10話小さなすれ違い

クラスがザワついてる。陽菜と相合傘をして帰ってるところをクラスの男子が見ていた。そして、噂になってる。黒板には相合傘のマークに葵と陽菜って書いてある。小夜は

「陽菜ずるい」

と小さく呟く。

すると、噂になってる陽菜が教室に入ってきた。

「おっはー!あれみんなどうしたの?」

クラスの女子が、陽菜に伝える。

「昨日、葵くんと相合傘して帰ってたでしょ?」

「えっなんで知ってるの!?」

「慎二が見たって 」

クラスの男子が陽菜を冷やかす。

「葵と陽菜って付き合ってるの〜」

「付き合ってないよまだ・・・」

陽菜は意味深な発言をする。僕は、

「陽菜とは付き合わないよ!」

と言った。すると、小夜は

「葵くん、私は?」

と言う。

「えっ!小夜はちょっとね」

と驚きながらも返す。

その瞬間、小夜の表情が揺れた。小夜は

「あっ」

と小さな声で言う。僕は気になった。

そして、今日は陽菜と帰る。

「葵くん、私ね」

と言いかける。

「やっぱいい」

そして、僕は陽菜の発言を気にしながらも帰った。



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