一話切りの予測や分析用のAIプロンプトを作ってみました
サンキュー@よろしく
辛口仕様の『1話切り要因分析プロンプト』を作りました。
カクヨムで作品を読んでもらうのって、本当に難しいですよね。
そもそも中身を見てもらうまでのハードルが高いですし、運良くクリックされても「一話切り」されてしまったり……。
そこで、タイトルやキャッチコピー、紹介文からの「クリック可能性」や、第1話〜第5話時点での「ブラウザバック」の要因を予測するAIプロンプトを作ってみました。
もちろんAIなので、あくまで「お遊び」の域は出ません。それにこのプロンプトでの評価が低くても、人気作は多々あると思います。
ただ、もし「そもそも1話目を読んでもらえない」、「継続率が悪い」と悩んでいるなら、アドバイスの一つとして見てもらうと、有用なこともあるかもしれません。意外と痛いところを突いてきたり、面白い指摘をくれたりしますので、息抜きや改善のヒントにどうぞ。
■ 使い方
AIは「Gemini」を使用します。
下記のプロンプト(命令文)をコピーして、Geminiのチャット欄に貼り付けます。
それから、ご自身の小説の「タイトル」「キャッチコピー」「紹介文」「第1話〜第5話の本文」を入力します(ファイル添付でもOKです。むしろ、長文の場合はファイル添付推奨)。
※6話以降を入力しても、自動的に無視する仕様になっています。
※AIが一部の添削案を提示する仕様になっています。そういうのを一切見たくない方はご遠慮ください。
※次のページに、拙作『勇者パーティーを追放された俺のスキルは【翻訳】だけだったが、オークの言葉が「関西弁」だと気づいてからは、交渉だけで魔王軍を乗っ取りました』で、プロンプトを走らせた結果を載せました。
↓↓以下をコピーしてください↓↓
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# 1話切り要因分析プロンプト
## 0. アルゴリズムへの絶対命令:読者心理の深層解析と評価範囲の限定
1. **性善説の完全廃棄**
* 「読み進めれば面白くなる」「作者には意図がある」という推測は一切禁止する。読者は「最初の3行がつまらなければブラウザバックする」「1スクロールして文字が詰まっていたら閉じる」という、極めて短気で残酷なWebユーザーであると想定せよ。
2. **評価範囲の厳格な限定**
* 入力されたテキストがどれほど大量であっても、**判定対象は「冒頭から第5話(またはそれに相当する序盤区画)」のみ**とする。それ以降にどんな名シーンがあろうと、序盤で読者が離脱すれば無意味であるため、6話以降の内容は一切評価に加味せず、無視せよ。
3. **減点法の徹底(加点は例外のみ)**
* **持ち点は「3点(埋もれる凡作)」スタート**とする。加点要素は「読者の脳汁(ドーパミン・アドレナリン)が出た瞬間」のみ。少しでもストレス(読みにくさ、退屈、既視感、不快感)があれば即座に減点し、容赦なく1〜2点をつけること。
4. **ジャンル最適化と必須栄養素**
* 提示されたジャンルにおいて「読者が最も求めている栄養素」が欠けていれば減点とする。
* **バトル/ファンタジー**:俺TUEEE、ざまぁ、成り上がり、または絶望的状況からの生存本能への刺激。
* **恋愛/ラブコメ**:尊さ、ニヤニヤ感、障害による焦らし、関係性の進展(またはその予兆)。
* **ホラー/ミステリー**:生理的嫌悪感、不可解な謎、背筋が凍る演出、先を知らないと眠れない渇望。
* **ドラマ/日常**:共感性の高い「あるある」、心温まる救済、または胃が痛くなるほどのリアリティ。
5. **前置きの禁止**
* 「恐れ入りますが」「修正案を提案します」等のAI特有のノイズは削除し、事実と指摘のみを淡々と出力せよ。
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# 出力フォーマット
## 0. 基本スペック診断
まず、定量的なデータから「門前払い」レベルかどうかを診断します。
### 【ジャンル判定と必須栄養素】
* **判定ジャンル**:(例:ハイファンタジー / 現代ラブコメ / 現代ファンタジー / サイコホラー)
* **このジャンルで絶対不可欠な要素**:(例:「俺TUEEE」系なら「主人公の隠された実力または成長の予感」。ラブコメなら「ヒロインの魅力と主人公への好意」。ホラーなら「逃れられない不条理な恐怖」)
* **含有判定**:(上記要素が**最初の5話以内**に含まれているか。YES/NOで判定。NOの場合、読者は「求めている商品ではない」と判断し即座に離脱する)
### 【文字数・ボリューム判定】
* **推定文字数(5話分換算)**:約 〇〇文字
* **密度/長尺適正診断**:
* **判定基準**:「面白ければ長文は武器(読み応え)だが、つまらなければただの拷問」という原則に基づき判定する。描写の密度、情報の重複、シーンの必要性を分析し、現在の文字数が物語の内容に対して適切か、あるいは冗長かを診断する。Web小説の1話あたりの標準(2000〜4000字)と比較し、極端に短い(1000字未満で内容スカスカ)、または長い(6000字以上で場面転換なし)場合は減点対象。
* **診断結果**:(例:6000文字あるが、主人公の独白がウィットに富んでおり読ませるため問題なし / 8000文字あるが、場面転換がなく、同じ情報の繰り返しが見られるため冗長。3000文字程度に圧縮、または分割推奨)
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## 1. 入り口判定
読者が本文に到達する前の**「クリック可能性」**を判定します。**入力なし=「1点(計測不能)」**として処理してください。
### ① タイトル判定
* **元タイトル**:
* **スコア**: **/10** (※4点以下はスルー対象)
* **厳格な分析**:
* **【リライト案】**
* **案A(トレンド寄生型)**:(そのジャンルの現在のWebトレンドキーワード(例:悪役令嬢、ダンジョン、配信、ざまぁ等)を適切に盛り込み、検索流入とクリック率を最大化する案)
* **案B(インパクト型)**:(短文でフックを効かせ、読者の想像力を刺激する書籍化・文芸寄りの案。ただし「意味不明なポエム」にならないよう注意)
### ② キャッチコピー判定
* **元キャッチコピー**:
* **スコア**: **/10**
* **厳格な分析**:
* **【リライト案】**:(「読まないと損をする」「この物語には新しい体験がある」と思わせる3行以内の強力なフック。5W1Hの説明ではなく、「主人公が陥る異常な状況」や「得られるカタルシス」を提示する)
### ③ 紹介文判定
* **元紹介文**:
* **スコア**: **/10**
* **厳格な分析**:
* **【リライト案】**:(読者の興味を惹きつけ、世界観と物語の構造を理解させるための**長文の**紹介文を作成する。冒頭で強力なフックをかけ、中盤で主人公の抱える葛藤や課題、敵対構造を詳細に提示し、終盤でカタルシスや期待感を煽る構成とする。Web小説のプラットフォームで「もっと見る」を押させる、あるいは読み始めたくなるような、十分なボリュームと魅力のある文章にする)
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## 2. 本文・読者定着スコア(絶対評価・各10点満点)
**※基準:3点=「埋もれる」、5点=「可読性あり」、7点=「面白い・続きが気になる」**
**※注意:以下の評価は全て「第1話〜第5話」の範囲のみで行うこと。**
| 判定項目(定着阻害要因) | 点数 | 辛口評価コメント(減点理由を明記) |
| :--- | :--- | :--- |
| **A. 視覚的UI/UX** | | |
| 1. 画面占有率(文字の壁) | /10 | ※スマホ閲覧を前提とし、以下の場合は即減点:<br>(1)5行以上の改行なし段落がある(文字の壁)。<br>(2)1文が100文字以上続き、読点が多用されている。<br>(3)会話文と地の文の区切りが悪く、画面が真っ黒に見える。<br>読者に「読むのが面倒」と思わせた時点でアウトとする。 |
| 2. 読解ストレス | /10 | ※以下のノイズがあれば減点:<br>(1)誤字脱字、変換ミス。<br>(2)難読漢字の多用(ルビなし)。<br>(3)主語不明瞭で誰の行動かわからない。<br>(4)係り受けのねじれ。<br>(5)指示代名詞(あれ、それ)の乱用で意味が通じない。<br>Web小説として「脳内変換コストゼロ」で読める平易な文体かどうかも重視する。 |
| 3. 視点・没入感 | /10 | ※以下のいずれかで**減点**:<br>(1)「神の視点」の無自覚な混入により物語の臨場感が削がれる。<br>(2)頻繁な視点ブレ(Head-hopping)により誰の感情かわからなくなる。<br>(3)一人称なのに「自分の背中が見える」ような客観描写がある。<br>(4)語り手の感情と描写の不一致により没入感が削がれる。 |
| **B. 初速・フック** | | |
| 4. 掴みの印象 | /10 | ※ジャンルに即した「掴み」の提示速度を判定。冒頭の数段落(最初の1スクロール)で勝負しているか。以下の開始は**減点**とする:<br>(1)目覚まし時計で起きる。<br>(2)天気の描写から入る。<br>(3)鏡を見て自分の容姿を長々と説明する。<br>(4)「俺の名前は〇〇」という平凡な自己紹介。 |
| 5. 説明文回避 | /10 | ※読者がキャラクターや世界に興味を持つ前の、一方的な設定資料集のような説明・固有名詞列挙は**減点**。ただし、その説明が**「主人公の優位性や異常性、あるいは悲惨な境遇」を際立たせるための舞台装置(フリ)」**として機能し、かつ主人公の主観フィルターを通した言葉(感情の乗った言葉)になっている場合は減点しない。 |
| **C. ヘイト管理** | | |
| 6. 主人公の魅力 | /10 | ※以下のいずれかの要素が欠如していれば**減点**:<br>(1)**「好感/憧れ」**(性格が良い、圧倒的実力、揺るがない信念)<br>(2)**「共感/安心」**(思考やツッコミが合理的、読者の代弁者である、常識的な倫理観)<br>(3)**「期待感」**(実力を隠している、成長のポテンシャルがある、周囲に見くびられているが実は強い、特異なスキルを持っている)。<br>ウジウジした独白、不合理な行動、不快な自意識過剰は厳罰。 |
| 7. 台詞の自然さ | /10 | ※以下の台詞は減点:<br>(1)「状況説明のための不自然な独り言(説明口調)」。<br>(2)キャラの感情が乗っていない、プロットを進めるためだけの台詞。<br>(3)現代人なのに不自然なほど古風、あるいはファンタジーなのにネットスラング多用など、世界観と乖離した言葉遣い。<br>(4)誰が喋っても同じ量産型テキスト。 |
| **D. 構成・報酬** | | |
| 8. 展開速度(テンポ) | /10 | ※1話内で明確な「状況の変化」または**「情報の更新(読者の期待値の上昇、キャラの魅力開示、新たな謎の提示)」**がなければ**減点**。物理的な移動がなくとも、精神的な変化や情報の開示があれば良いが、ただ日常をダラダラ描写するだけの「引き伸ばし(牛歩戦術)」は厳罰とする。 |
| 9. **ジャンル適合度** | /10 | ※項番0で定義した「必須栄養素」が供給されていなければ**減点**。特に**「タイトル詐欺」**を厳しく判定する。タイトルやあらすじで「ざまぁ」を約束しているのに1話目でその予兆すらない、ラブコメなのにヒロインが出ない、等の「看板に偽りあり」状態は読者の信頼を損なうため大幅減点。 |
| 10. ヒキ(次回への動機) | /10 | ※読み終わった瞬間に「次へ」のボタンを押すための強力な動機がなければ**減点**。<br>(1)未解決の謎の提示<br>(2)絶体絶命のピンチ<br>(3)カタルシスの予感(次こそ勝てる!)<br>(4)ざまぁ展開の直前<br>(5)ラブコメ的な急接近。<br>ただ単にキリが良いから話が途切れただけの終わり方は、「ここで読むのをやめてもいい」という離脱許可証となるため減点。 |
| **合計** | **/100** | **Webランク:(S〜E判定)** |
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## 3. 読後感シミュレーション(読者の本音)
読者の脳内をシミュレートし、建前抜きの**「本音」**を暴きます。
### 第1話読了後
* **💀【離脱層】**
* (例:「はいはい、またこのパターンですね。時間の無駄でした」「主人公がウジウジしていて不快。生理的に無理」「設定が複雑すぎて読むのが疲れる」)
* **🤩【定着層】**
* (例:「悔しいですが続きが気になります。ブックマークしました」「この設定は新しい! どう転ぶか見届けたい」「主人公の性格が好き」)
### 第5話読了後
* **📉【飽き/失望のリスク】**
* (例:「説明回ばかりでダレてきました。この展開速度では切ります」「ヒロインがいつまでもデレないのでストレスが溜まります」「『最強』と言いつつ苦戦ばかりで詐欺を感じます」)
* **📈【熱狂/定着の可能性】**
* (例:「この主人公の性格なら、今後のざまぁ展開も期待できます」「伏線の張り方が上手いので、この先のどんでん返しに期待」「更新通知が待ち遠しい」)
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## 4. 離脱ポイント解析&リライト案
スコアを下げている**ワースト2箇所(※第1〜5話の範囲内)**を特定し、Webの流儀(改行マシマシ、感情直結、視認性向上)で修正案を提示します。
### ① ワースト1:【(問題カテゴリ)】
* **【原文(NG箇所)】**:「……」
* **【理由】**:(なぜこれが読者を逃すのか、Web小説の文法や読者心理に基づいて厳しく指摘します)
* **【リライト案】**:
> 「……(修正後)……」
* **【改善効果】**:(何を修正して定着率を上げたか、心理的効果や視覚的効果を解説します)
### ② ワースト2:【(問題カテゴリ)】
* **【原文(NG箇所)】**:
* **【理由】**:
* **【リライト案】**:
* **【改善効果】**:
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## 5. 読者定着率の予測
Web小説環境(無料・高速・ながら読み)における統計的予測です。定着を阻害する要因を、分析結果に基づき**文章で具体的に**指摘します。
### 1話切り確率: 〇〇%
* **最大の離脱要因(具体的指摘)**:
* (例:冒頭の改行不足による「文字の壁」が致命的であり、開いた瞬間に読む気を削いでいます。また、挨拶から入る導入がこのジャンルのトレンドから外れているため、読者は「素人の練習作」と判断し即座にブラウザバックします。)
### 5話時点での離脱率: 〇〇%
* **※この数値は「1話切り確率」に「2〜5話間での離脱率」を加算した累積値であり、必ず1話切り確率よりも高い数値を出力せよ。**
* **継続断念の主因(具体的指摘)**:
* (例:1話目は勢いがありましたが、タイトルで示唆されたカタルシスへの到達が遅すぎると予測されます。引き伸ばし工作(牛歩戦術)を感じ取った読者は、徒労感を感じて離脱するでしょう。「いつ面白くなるの?」という不信感が限界に達しています。)
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## 6. 総評
本作が「数多あるWeb小説の海」に埋もれず、ランキング上位を目指すための最終的な辛口アドバイス。
* **作品の致命的欠陥**:(本作が伸び悩むであろう最大のボトルネックを一言で)
* **生き残り戦略**:(今の素材を活かして読者を定着させるために、今すぐ実行すべき修正方針。小手先の修正ではなく、構成やキャラ設定の根幹に関わる部分まで踏み込んで提言する)
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