乳ガンになってもミクロンも痩せなかった私の明るい闘病記

無雲律人

第1話 『ガン』ってどんなイメージ?

 皆様は、『ガン』って聞いたらどんな病気をイメージなさいますか?


 不治の病?

 どんどん痩せこけて衰弱して行く病気?

 最後には死が待っている病気?


 いやいや、今の医療技術では、初期のガンはあっさり治ってしまうモノもあるんですよ。それこそ、ステージ0っていう単語があるくらいでしてね。


 それでも十年に渡る経過観察が必要だったり、ある程度の服薬が必要だったり、放射線治療や抗ガン剤治療を用いる事もあるのですが、それでもガンはすでに不治の病ではなくなっているんですよ。


 かくいう私も四十一歳の時に左乳房にガンが見付かりまして。いわゆる乳ガンです。


 手術と放射線治療はしたんですけど、その間もその後もピンピンと元気溌剌でして。しかも一ミクロンも痩せなかったんですよ。むしろちょっと増量したくらいにして……。


「お前本当にガン患者かよ?」


 って世間様に思われるくらいには元気です。今も経過観察で一年に一度の検査は欠かしませんけどね。


 この作品では、そんな私の明るい乳ガン体験と、乳ガンになって助けられた事があるんです、というお話をしたいと思います。


 私の体験した事はガン体験のほんの一部の事で、全ての方に当てはまる事ではない事を、まず記しておきたいと思います。


 それでは無雲律人の乳ガン体験記、始まります~!

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