【文体が秀逸】
・たった一言で景色を浮かばせる才能。
・無駄に説明を詰め込まず、読者に程よい空想の余白を残している。凡夫にそれはできない。
【登場人物が魅力的】
・人物像の説明は、よくある作品の3割程度。だが、読者には立体的に視えてくる。
・主人公の「一条さん」が殊に魅力的。理知的な人物なのだが、飄々としてもいて、要所に笑える部分が盛り込まれている。
剽軽な人物を描くのは楽だ。しかしこのように飄々とした人物を描ける作者は稀かと思う。
【作者様へのお詫び】………
面白さを端的に書こうとしました。
なので無礼な表現もあります。
どうかご寛恕ください。
文才の無い者は黙れ、御尤もです。
良作に出会えた嬉しさに浮かされ、
それでもレビューを書かずには居られなかったのです。
次回作をとても期待しています。