君がもし階段をつまずかなかったら僕は君を知らなかった
ういぎふ
第1話
「隼人また明日」そう言うと彼女は僕に手を振り僕の家と反対方向に歩いていく。
僕は彼女を見送り心の中で(今日こそ好きだ、と言いたかったが彼女の顔を見るなり言えなくなってしまった。
そして僕は彼女の背中を見送り、僕も自分の家を目指して歩く。
そこで僕は目が覚めた(あれ、ここは?ああ、さっきのは夢か…)と
考えながら僕はのそのそと準備を始める。
そして、リビングに向かうとお母さんが「おはよう」と言ってきたので僕も
「おはよう」と返す。
そしてテーブルに着くと、お母さんも席についてご飯を食べ始めた、それを見ながら僕もご飯を食べ始める、そしてしばらくの沈黙の間お母さんが「隼人学校がんばってね」「うん」と僕は返事をする。
今日は僕の新しい学校の日だ、青木高校という名の高校だ。
僕は朝ごはんを食べ終わると学校に向かう準備を始めた。
そしてご飯を食べ終わると僕はカバンを持って玄関に向かう、そして
「行ってきます」
と挨拶をして家を出る。
15分後
僕は校門の前で緊張した雰囲気を醸し出していた。
(お、落ち着け、ゆっくり深呼吸だ)
そして深呼吸を何度か繰り返した後
行くか、と決心し前に進もうとする、ところが肩になにか当たったのでビクッと
振り返って見るとそこには僕と同い年くらいの女の子が立っていた
「あ、ごめんなさい」彼女はそう謝る
「いえ、全然大丈夫です」と返す。すると彼女は
「良かったら一緒に行きませんか?」嬉しいお誘いだ
「良いんですか?」
「ええ、1人だと心細いので」そう言うと彼女は「あっ」と言いこちらを振り向く
「そういえばまだ名前を聞いていませんでしたね」
「ああ僕は綾小路隼人君は?」
「私は神楽坂京奈」
「神楽坂さんか、よろしく」
「こちらこそ」
そう言うと神楽坂さんは僕の手を掴んで歩き出す。
そして無事に入学式を終えて、クラスが示されている票を見る
どうやら僕は一年Bクラスになったようだ。
横にいる神楽坂に声をかける。
「神楽坂さんどうだった?」
「私はAクラスね、綾小路君は?」
「僕はBクラスだよ」すると神楽坂さんは少し悲しそうにしながらも
「そっか、でも友達だから放課後にまた会おう」僕は友達と言われたことを
嬉しく思いながら、
「うん」と言う
そして神楽坂さんは僕に軽く手を振り行ってしまった。少し寂しさを覚えながら僕も
教室へと向かい出した。
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