あの子は僕の宝物。一途な愛、狂う想い

このお話は、皆様にも馴染みがある童話「赤ずきんちゃん」をベースにしています。
物語全般に漂うのは静かな孤独、それはやさしい想いをあっという間に狂気に変えてしまう感情を含んでいます。

こころの揺れは作者さまの描写で読み手の心をざわつかせ、不安を煽り、否が応でも悲劇を想像させてしまう。

少女はいつまでも無邪気ではいられない。
それが現実、時間は止められない。
深い深い森の中、あの子のはしゃぐ声が今日も聞こえる。

この物語の悲しさや儚さに、是非、触れて頂きたい。
おすすめです。

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