事故
タクシー運転手の最大の敵は交通事故である。
一日19時間労働で実車はお客さんの言う通りに走るので事故の確率は一般車の比ではない。
最悪、事故で辞めていく人もいる。
タクシーの仕事は好きだったけど、いつ事故に遭うんだろうという不安だけが嫌だった。
会社で小さい自損事故は毎週のようにあった。
事故を起こしたときは最悪の気分だ。
軽い事故でもその日の営業はできなくなるし
説教もされる。
会社では事故を起こさないように定期的に事故の映像を見せられる。
その事故の映像は悲惨で自分のことではないけどなんともやりきれない思いになる。
前を見る、ボーっとしない、左折一時停止、
この3つで大半の事故は防げる。
とはいっても長い時間走っていると魔がさしたり何かあったりでヒヤリとすることがある。
みんな気をつけて運転してても事故は起きる。
事故なんて運だよとある先輩が言っていた。
その通りだと思った。
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