2.【リーサルコミュニケーション】
目覚ましに鼓膜をどつかれて嫌々起きると、しかし結希は俺より先に起きていて、トーストとベーコンエッグと小鉢のサラダとコーヒーを出してくれる。結構な量だが美味いので毎日平らげてしまう。そのせいでちょっと太った。
因みに先に起きているというのは語弊で、結希たちの種族には睡眠という概念が無い。常に身体の何処かが休んでいて、常に何処かが働いている。とても効率の良い種族なのだ。めっちゃ羨ましいなぁとか思うけど、結希曰く『そうならなきゃ生きられなかった生き物』らしい。エイリアンも大変なのだ。
俺が然るべき機関に通報しないことと引き換えに、結希は我が家に住み着き、家事をしながら人類の文化を学び続けた。主に、おかあさんといっしょで、愛とか元気とか社会性を学び続けた。
実は映画ってやつは殆どフィクションなのだと伝えてしまった時には大層ショックを受けていたが、そこは流石、学習能力の高い種族ということで、すぐに切り替えて映画は娯楽として楽しむようになった。でも恋愛ものが好きなのは中々慣れない。むず痒いし、好きって何ですかとか、愛してるって何ですかとか、この二人は何故裸でくっついているのですがとか質問されても困る。
俺もわからないから。
変化の無い就業にそこそこ疲れて帰宅する。時は夕刻。家の扉を開けると灯りが点いている。キッチンには、棚の奥に仕舞い込まれていたエプロンを付けた楓子が立っていて、やわらかく笑んで『おかえり』と言ってくれる。最早夢にも見ないような光景だった。その度に現実であることを確かめる為に壁に頭を打ち付けるのだけれども、夢じゃないっぽい。のでめちゃ痛い。バカみたいだ。でもそんなバカにも楓子は優しくて、打ち付けた場所を優しく撫でてくれる。その手はとてもあたたかい。
楓子じゃなかった。
結希だ。
──────────・・・
結希は酒も飲んだ。楓子は酒が飲めなかったので意外だったが、スライム器官の影響でアルコールは効かないらしい。
「残念だ」
「どーして」
「酔っぱらったら然るべき機関に引き渡して金貰おうと思ったのに」
「人でなしー」
「お前もなー」
こういう冗談も言い合えるようになった。ぶっちゃけ冗談になっているのか分からないが、エイリアンの間では地球人の間違った宇宙人観みたいなものが結構ネタにされているらしい。グレイが両脇を抱えられている写真なんかは鉄板ネタだと言う。
「地球人って夢見がちですよね」
言って口元を抑えて淑やかに笑う。もしくは嗤う。多分バカにされているのだが、楓子が笑ってくれているならそれで良い。
彼らにも故郷の星があって、彼らが俺たちを地球人と呼ぶように、彼らにも呼称があるのだけれども、一回発音してもらったら全然聞き取れない上になんか気分が悪くなってきたので、彼らのことは宇宙人とかスライム人とか言うことにする。多分、水の惑星出身だろう。
宇宙人にも結構種類があって、俺たち地球人が伝説上の生き物だと思っているものの1%くらいは、実在する宇宙人の目撃情報と一致すると言う。天使や悪魔もいるらしい。なんとも夢も希望も無い話である。いや、むしろ夢があるのだろうか。
彼ら宇宙人について色々訊いてみたいという気持ちは勿論あった。けれども、何となくの質問がばっつり逆鱗に触れてしまって、結果人類滅亡とかなったら洒落では済まないので中々聞けない。楓子は楓子だが、しかし星の命を喰らい尽くすエイリアンであることには変わりない。そこだけは肝に銘じていた。それは例え酒に酔っていても超えてはならないラインであると決めていた。
だと言うのに酒の効かない楓子は、平然と俺に色々訊いてくるのだから気が休まらないし、同時に飽きない。
「ねえねえ、楓子さんってどういう方だったんですか?」
一瞬何を言われているのか分からなかった。刹那思い出す。コイツは結希だ。
唇を酒で潤してから応える。
「記憶は一部引き継いでるんじゃなかったっけ?」
「あくまで一部でしかありません。それに、他者の視点から見た印象という物も、その人を知るには必要なものだと思います」
真っ当だ。完全に正論だ。返す言葉も無いから俺は黙る。
「貴方は楓子さんを、どういう人だと思ってたんですか?」
結希が首を傾げた。髪が流れる。涼しい小滝のように。麗しいささやかな笑顔がとてもかわいい。学習しているのだ。笑顔は、便利だと。
エイリアンにはデリカシーが無い。無論彼らの思考には彼らなりの倫理観が伴っているし、俺が楓子のことを最早何とも思っていないし愛してもいないし正直喰ってくれてありがとうと思っていたことは既に伝えてあるので、結希は楓子を俺の敵くらいに思っていて──だから自分の喰い改めた態度が俺を喜ばせることも知っている。学習している。
だから訊くのだ。楓子の顔で。楓子の声で。しかし幼い倫理に則って。俺に楓子のことを訊く。
俺は思案する。柏木楓子という女性はどういう人間だっただろうと。
高校生の頃、同じ委員会に所属していた柏木さんという女の子は、聡明で冷静で、けれども結構あわてんぼうで、そういう自分が嫌いで治したくて足掻いていた。
それは高校生にはありがちな姿勢なのかもしれないけれども、この目に彼女が特に光って見えたのは、彼女が姿勢だけでは無く、生き方自体を変えようとしていたことだ。
彼女は自分をリセットすることに躊躇が無い。『あ、ダメだこの生き方は』。そう悟った瞬間、全部を切り捨てて別の方向を探る。周りは困惑するし悲しみもする。そしてそれは楓子も同じだ。誰も幸せになれない。
彼女には冷酷になり切れない幼さがあったから、そういう自分が嫌いで、けれどもリセットする自分をリセットしたら何処から何処まで自分なのかな、とかなんだか哲学的な領域で苦しんでいた。
その様は、何も思考せずに日々を啜っていたキリギリスには、あんまりにも眩しい真冬の熱い太陽だったのだ。
俺と楓子は何度か対立し、和解し──を繰り返し、次第に互いを頼ることを覚え始め、タイミングは忘れたが恋人と呼んで差し支えない間柄になった。清廉潔白な愛情は同じ大学に進学し、同棲すると同時に蕩け始め、頼り合いは甘え合いになり、最終的にはお互いちょっと不真面目になって、代わりに生き易い性格へと、角が丸く削れて幸せになった。
俺は言う。真実を告げる。
「楓子は真面目な人間だったよ」
ただ、過去形であることが虚しかった。
俺たちは大学を卒業し就職した。適当だった俺とは違って楓子は真面目に就職活動を行い、目当ての企業に勤めるようになった。喜ばしいことだったし、働いている楓子は綺麗だった。
「でも真面目で固いから、脆かった。スライムとは違うさ」
社会の暴風にその心は容易く手折られ、彼女は自らを深い森の奥へと幽閉した。
以降対人関係をネット上に限定し、生身の人間を怖がって外に出ず、飯も食べなくなっていった。世間一般は、心を疲れさせてしまった人が、自分を休めているのだと優しく伝うのかもしれないが、過去の楓子を知る俺の目にはそれが緩やかな自殺に見えていた。
それではダメだった。元の楓子に戻って欲しいと俺も足掻いた。──思えば彼女の変化を変化とは捉えずに、変わり果てたと捉えてしまっていた愚かな部分が俺にもあったと思うし、振り返れば後悔は山のように佇む。
けれどもすべては後の祭りだ。
「スライム差別ですよ」
結希は頬をぽこっと膨らませた。俺は笑う。水泡のような音にウキウキする。
「差別なんて野蛮な言葉どこで覚えたの」
「ニュースで見ました。地球人って大変ですよね」
楓子は死んだ。折れ曲がって畳まれて死んだ。目の前のこの女は結希。清廉潔白で幼く純粋な倫理観を抱き、けれども並みの大人よりよっぽどしっかり生きているエイリアンだ。
俺はこれで良いと思う。
生きているのか死んでいるのか、生きて欲しいのか死んで欲しいのか、俺も楓子も最早さっぱり分からなかった。引きこもり当初は自殺未遂もあったけど、最近ではそれも無くなった。俺が止めたからだって信じていたけど、生きる気力も死ぬ気力も無くなっていただけなんじゃないかって。今ではそういう視点に立てるようになった。これは成長なんだろうか? いや何の役にも立たない成長はただの変化だ。
でもそんな憂慮も最早意味を持たない。楓子に関する全ての回想は意味を持てず、真下へと失墜してゆく。
無言の内に笑顔を失い、肩の力が抜けてゆく俺を見て、結希は近くに寄ってきた。向かい合っていたダイニングテーブルの椅子を持ってくると、隣に置いてちょこんと座る。でも背もたれには頼らない。頼られたのは俺だった。
やわらかい頬が肩に乗っかって面はゆい。細い髪が流れて、指先をくすぐった。
「明日はお仕事さぼりませんか」
楓子の声が耳元で鳴った。あたたかい。冷たくない。水の感覚もしない。真横にいるから目も見れない。この瞬間、このかわいい人が楓子なのか結希なのか楓子なのか結希なのか、頭骨が捩じれる。目玉が絞れる。毛穴が涙を流す。
結希が言った。
「お散歩行きましょ?」
起きると俺より先に結希が起きていた。昨日は一緒に寝たのだが、気付いたら隣からいなくなっていた。俺は焦る。足がもつれるくらいに焦る。またいなくなるんじゃないかって、バタバタ転げながらリビングに向かうと、初冬の外気に備えてセーターを着こんだ結希がいた。冬の白い光を背に、彼女は当然の光景としてそこにいた。
結希は朝食を食べる必要も無いけれども、今日は一緒に食べた。いつものトーストとベーコンエッグと小鉢のサラダとコーヒーは、なんだか味がしなかった。緊張していた。初めてのデートを思い出す。
リビングでだらだら映画を見て、頃良い時間まで一緒に過ごした。
おやつの時間の辺りで俺たちはソファから立ち上がる。結希が作ってくれた弁当を持って、徒歩十五分くらいの大きな自然公園に向かった。道中まだ緊張してガチガチの俺を笑う彼女の声がやけに耳に残った。碌に喋れないまま目的地に着くと、安息を吐く前に結希が提案する。『子どもたちを見てみたい』と。
遊具のあるコーナーへと、竹林の道を通って進むと学校終わりの小学生たちが六人ほど、巨大遊具全体を使って鬼ごっこをしていた。子どもたちのアクロバティックさに唖然とし、あぶないあぶない……とオロオロ顔を青くするのも全部が可愛かった。子どもは猿と同じようなもんだし大丈夫だ、とか言ったら多分結希に怒られるので、後ろで黙って微笑んでいると何笑ってるんですか、と怒られたので俺の試案というものはいつも結果を変えはしない。
短い芝の低い丘に、レジャーシートを広げて、子どもたちが見える位置で弁当を食べた。涼しい風が吹いていた。身震いするくらいに、涼しい。
結希が嬉しそうに笑っていた。俺はてっきり、テレビの中でしか見れなかった子どもたちが、目の前で本当に見られて喜んでいるのかと思っていたのだが、実はそうではなくって、己の用意周到さに我ながら惚れ惚れしていたのである。彼女はあたたかいほうじ茶を淹れたポットを取り出すと、震える俺に差し出した。あたたかい。手も心も思いやりもほうじ茶も。世界が温かかった。春が来たって錯覚した。
結希は母性に満ちた横顔で、遊びまわる子どもたちを眺めた。美しかった。多分、俺に絵心があったら絵画にしていたと思う。でも俺には絵心も筆も紙も持ち得ないから、心のアルバムに楓子を姿を刻むのだ。傾いた茜の寂光が彼女を優しく焼く瞬間、俺はなんだかこんな安穏な呼吸すら、傲慢な行為のように思えて
その瞬間に記憶が爆ぜた。
爆発的な宇宙が俺の心臓に宿った。
世界の記憶が蘇るかのような感覚は、血管を導火線にして、埋葬した過去を発破した。
「結希」
平和な顔が俺を見た。俺は知る。初めて結希の心を知る。
多分、そうなのだ。あの時もそうだったのだ。
まさか自分に訪れる唐突で不幸な殺意なんて、全然想定していなくって。
楓子が結希に喰い殺された時も、多分今と全く同じ平和な顔をしていて。で、俺は想うのだ。多分その時の結希と全く同じ感想を抱く。
『コイツなら殺せそうだな』と。
「結希ってどういう意味だったっけ」
俺の問に結希は跳ねる。ぽちゃんと喜ぶ。
「結ばれる希望です。いつか幸せになれるって意味で付けました!」
「違うよ」
水を注されてぽちゃりと沈んだ。困惑していた。初めて喰らう知らない感情に動揺していた。
その結希へと俺は言葉を吐く。抑えていたはずのすべての記憶が流れ出る。息を吸った。火の息を吸った。
汚濁の過去が血色に暮れて、まざまざと噴き出る。
「それはさ……俺と楓子が付き合う直前の話題に出て来たんだよ。委員会の仲間の奴が、自分の名前嫌いとか言ってて。親をマジに恨んでるぜとか言ってて。確かにキラキラネームだったんだけど、一生背負っていく名前で恨みを買うのは怖いよねって話して──で、俺と楓子は喋ったんだよ。子どもに付ける名前ってどういうのが真っ当かなって。そしたらアイツさあ、【結希】って言うんだよ。結ばれるの希望でねー、いや結ばれる希望は良いよねーうんーとか言って、曖昧で意味わからんくて、俺もまあ良いんじゃねくらいに流して、でその日が終わって、次の日とかかな。俺から告白したんだ。好きです。真面目なところも真面目過ぎるところも好きです。近くで支えたいです。俺を頼ってくれませんかって……敬語の使い方忘れてたから前日に調べたわ。なんで忘れてたんだろう……恥ずかしかったんだろうな。馬鹿だから」
思い出すのはあの日の楓子の表情だ。
窓枠の向こうの夕焼けを背負っていて分からなかったけど、耳まで真っ赤で、口がもじもじしていて、何度もどもって中々言い出せなくって、子どもの名前を考えるなんてずっと遠くのお話なのに、なんでだろうなとか、好きな人とかいるのかなーとか、じゃあさっさと告白してフラれた方が痛くねえかなとか。バカが。マジでバカが考えていた。
「今思えば精一杯の告白だったんだよな」
俺が完全に忘れていた記憶は、結希の中に残る楓子の残響に生きていた。忘れていたのは俺だった。俺だけだった。
真面目で、真面目過ぎて堅物で、不器用な楓子の精一杯を丸ごと見逃して、俺はまんまと彼女に告白した。どうも俺は、最初から楓子のことを理解していなかったんじゃないかって死にたくなる。久しい希死念慮だった。響かない虚空にただいま、おはよう、おやすみって、小規模に叫ぶたびに俺の心は削られて、死にたくて死にたくて、でも死ぬ気力も無くて。だって俺が死んだら楓子も死ぬから。楓子が死んだら俺も死ぬから。俺は死にたかったけど死にたくなかった。強いて欲張りなことを言うならば、楓子と一緒に生きて痛かった。
「俺は楓子のことを最期まで愛し続けられなかった。自分にも楓子にも飽き飽きしてた。こういうのが終わってくれたら楽だなって思ってた。お前は救世主だ。星の彼方から来てくれた。俺たちを多分、救ってくれた。ありがとう。俺たちを助けてくれてありがとう──でもさぁ」
霞むのは人間の水分だった。子どもたちの喧噪は遠く、最早響かない。世界には俺と結希しかいなかった。でも世界には俺と楓子しかいなかった。俺もお前も引きこもりだ。身体に引きこもった奴と殻に引きこもった奴と、自分に引きこもった奴らがデッドラインの上で踊っていただけなのだ。
火の息を吸う。竜の息を吐く。
「それでも涙が出る以上は、俺はお前に──復讐しなきゃならないと思うんだ」
暮れなずむ夕日が結希を煌めかせた。多分世界で一番美しい女性だった。最高の恋人だった。この人を愛したいし愛されたいって本能が言っていた。それはおおよそ、食欲と同程度の想いだ。
「ごめん」
けれども本能を制御できるのが地球人なのだ。
「大丈夫ですよ。うん。大丈夫。謝らないで……」
吐いた唾は呑めず、ただ乾くことを待つばかりなのだ。
俺の伝うた殺意の掲示は、おかあさんといっしょで愛と元気を学んだ結希の心をかき乱す。見るに額を汗が伝っていた。焦っていた。苦しんでいた。柏木結希というエイリアンは、俺の言葉に刺されて透明な血を流していた。申し訳ない。捨てきれない人間でごめん。諦めの悪いバカで、本当に申し訳ない。二人して泣きそうだった。ていうか俺は泣いていた。さっきから涙が止まらない。なんで俺が泣いている?ダサい。みっともない。馬鹿が馬鹿が馬鹿が!
「でも困りましたね。あ、私死ねないし。うーんでも、死ぬ方法、あるのかな。世界中探せば見つかるかも? えーと……ハイ。と言うことでですね、あ、ハイ……」
芝居だ。見るからに嘘だ。めちゃくちゃ丁寧に人を真似ている癖に、嘘を吐くのがマジに下手くそだ。一目見て演技と分かる、そんな言葉と身振り手振りは、一体何で学んだのか分からないけど痛々しい。見ていて泣きそうになる。もう俺は自分がなに故に泣いているのかわからなくなっていた。楓子のことでも泣いていた。結希のことでも泣いていた。右目で泣いて左目で泣いた。じゃあこの鼻水はなんなのよ。
結希が長い髪を耳に掛ける。肌は夕陽に焼けて真っ赤に染まっていた。
彼女は、すっと息を吸う。多分俺の真似で。
「貴方の希望は叶えたいです」
立ち上がった結希が俺の手を取る。すわ喰われるかと身構えて、しかし一瞬で氷解する。こいつになら喰われても良いと思っていた。でも結希は俺を喰わない。なんでか喰わない。お腹いっぱいだからだろうか。
緊張しているようだった。人生で初めて、誰かに恥ずかしいことを言う時のような、震える声──を、意志の力で固めて治して彼女が叫ぶ。
「旅に出ましょう。私に復讐できる手段を、二人で頑張って探しましょう。世界中の何処かにきっと、あなたの希望はありますから」
結希が笑う。
【アブソリュートゼロ】に続く。
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