第11話父親の死

お風呂に入ってた父親が足を滑らせて頭を打ち付けててんかんになった腰も悪いし若い頃鼻を治療して一年中鼻を

ほじっていた俺は父親の理想の息子では

なかった若い頃自衛隊に入隊し

2年間働いたあと東京郵便局で

働いていた中卒だ戦後の後だから

働く場所は土木工事に従事していた

18歳の時に自衛隊に入隊していた

2年間働き友人の勧めで東京の郵便局で

10年間自転車で郵便物を配っていた

狭いアパートで3人で社宅に暮らしていた郵便局だけでは飯が食えず学校

教科書の配達もしていたそうだ

1月に2回にわけて給料を貰っていた

机に隠していた1万円を鍵を壊され

盗まれたそうだ東京に行く時布団をかついで行ったみたいだ30歳で田舎に

転勤届けをするさいにお饅頭の中に

ワイロを入れていたそうだすぐ返ってきたみたいそして田舎に返ってきた

親戚のお見合い仲介人に母親を

進めて来たそうだ冬でそでは鼻水

がついていて母親は嫌がっていた

高校の卒業証書がないから騙された

と母親が話してくれた

父親も小さい頃はいじめられていた

そうだ学校が遠すぎて仮病を使い

ずる休みしていたと聞いた

40歳になり配達がきつくなった時

貯金課にしてもらった

その頃はゆるくて貯金通帳を

何個も作れたそうだ結婚の決めては

土地を所有していたからだ

もっとも土地の税金は父が払っていた

母親は計画性がなく給料を全て

つかいこむから父が管理していた

1ヶ月に一回は外食に連れて行って

くれたし休みの日は田んぼをやっていた

母親が39歳の時に俺を妊娠した

父親は41歳で俺を作った

子供が出来ずに苦労したとかたっていた

56歳で転勤させられ初めて

行きたくないと泣いていた

一時間通勤でかかるから朝早く

出かけていた営業で電気、ガス、水道

の公共料金変えるのは難しいと

ぼやいていた貯金を預けるのを早くして

くれと99万しかないのに100万

預けたとほざく客もいたそうだ

その時は自腹を切るしかない

40歳の時は営業行ってくると言って

家の後ろにバイクを隠して同僚5人で

喋ってたり休憩したりご飯を食べたり

お風呂に入っていたそうだ5時になり営業してきた風をよそおいタイムカード

押していたその頃は追跡機能がなかったからな家で忘年会も父親が幹事になって

いたな一年に一回は旅行に連れていってくれた57歳になった時工場で働き

だした。お使いや清掃をさせられていた

7年ぐらい頑張っていた

新しい靴を買って貰えず抗議したり

何かパワハラされそうになったら

手帳を広げて書いている姿勢を見せたり

新しく入った人がいじめられて辞める

事になったらその先輩を首にして

欲しいとていあんしたり

父親は会社に不満があったら

労働基準監督署に相談したり

アクティブな人でした

俺は学校も行かず働かず迷惑ばかり

かけていたバイトも勝手にバックレたり

して電話かかってきたのを尻拭い

させたり駄目な男だ

父親がオムツをして歩けないでいて

痩せ細り手足が冷たいときは

足をあたためたり夜中上着がおしっこ

まみれで脱ごうとしてもできないから

脱がしてかゆいからとワセリンを身体に塗りズボンを脱がしてオムツを母親と

一緒に取りかえてウンコのついてるお尻をふいておしっこまみれでのオムツをかえたりおしっこまみれの上着をかえてタオルでふいたり寝たきりだから介護用のベットを借りて自動的に起こし

レトルトパックのおかゆを食べさせたり

内緒でぬるめのラーメンをたべさせたり

湯タンポで足をあたためたり大変だった

が介護施設に入れてほっとしたり

とにかく大変だった…苦労かけてごめん

できの悪い息子でした痩せ細り

さいごは口の中に液体を染み込ませた

ガーゼみたいなのを介護士の人達

にやってもらいましたね空手とそろばん

を習わせて貰いました

チューハイが好きでしたね

どん兵衛のかき揚げのそばが好きでした

たまにつくる僕の野菜炒めが美味しいと

褒めて貰いました工場に行く時

一回だけ弁当私が作りましたね

庭の剪定や竹切りやりましたね

僕が小学生の時に班から外れて一人で帰った時はあなたにビンタされました

家族を支え守り仕事一筋のあなたは

間違いなく大黒柱でした

また一周忌の時に会いましょう

ご冥福をお祈りしております


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