いつか師匠と会えるその日まで、

篠崎 ムツ

第1話 イズミとの出会い

 僕はミッキー=アルバーナ。12歳。父親はアルク=アルバーナ。母親は小さな時に亡くなってしまった。悲しいけど、仕方がない。

 今は片田舎だけど、お父さんとクーペ村で過ごしてしている。

 お父さんは伝説の加護を持ってて、その加護は闘神と呼ばれたレアな加護で、どんな相手でも、苦にしないくらい強い。

 だけど、僕には剣術も魔法も教えてくれない。そして、農民として一緒に過ごしている。

 そんな時にお父さんの元仲間と呼ばれるヘインズって人が来た。


 「おい、アルク!こんな所に居たか!!」


 「おお、ヘインズ。どうした?」


 「何故、それほどの加護を持ちながら、民の為に使わない?」


 「もう、俺は疲れたんだよ。何もかも。」


 「ミラが死んだからか?」


 「ああ、そうだ。だから、ミッキーと農民として、生きたい。もう、戦うのも、生きて行くのも疲れたんだよ。」


 「腰抜けになったか!?じゃあ、引導を渡す。

死神の剣、デスブレード!」


 父親は抵抗しなかった。そして、首が落ちた、、、


 「父さん!どうして、、、」


 「何故、抵抗しなかった!!アルク!!」


 ヘインズも驚いた。普通は抵抗するのに、父親は何もしなかったのだ。そこに、


 「抵抗しない者を殺すのは良くないなー。」


 「何者だ?お前は?」


 「イズミ=ハルシマ。この世界に来て、約8年になる。言わば異世界から来た者だ。」


 と異世界の男が現れて、ヘインズと対峙した。


 「やるようだなイズミ。気配で分かる。」


 「さすが、この世界の最上級パーティーの一人。殺らせてもらうよ!」


 と戦いが始まった。


 

 

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