計算し尽くした未来。だけれど冷たい数字に人の温もりを加算していく。

王子は主人公エリアーナ・クライフェルトよりも聖女を選び、婚約を破棄。
エリアーナは自ら身を隠し、辺境の地へ。
……と、ここまでは悪役令嬢もののお決まりの筋ですが、主人公はただの令嬢ではありません。
財務長官令嬢エリアーナは数字マニアだったのです。

父親から託された『帝国破産の帳簿』を手に、その遺志を胸に、エリアーナは新たな人生を生きていきます。
冷徹に計算された数字を基に、帝国を変えていく算段を進めていくエリアーナ。
しかし、身を寄せた砦で出会った人々との交流の中で、その無機質だった数字に少しずつ彩りが加わっていくように見えます。

エリアーナの最終目標は何か。
巡り合った人々とのこれからの関係はどうなるのか。
一章が終わり、二章に入りましたが、まだまだ先の展開が楽しみな作品です。

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