記録No.888




名称:⬛︎⬛︎⬛︎

未確定事象:身長が約240cmあり、白いワンピースと白い帽子をかぶった女性。喋ることはなく、「⬛︎⬛︎⬛︎」と鳴くと言う証言がある。記録開始現在の被害者数は推定6名、いずれも6歳から12歳の男児が連れ去られた。

危険性:三(元の危険度は二だが、発生回数と被害状況を鑑みて三へと変更)

発見場所:鳥取県米子市にて初めて観測。これを含め3回発見されたが、現在は西方面に向かって移動中と思われる。

記録者:夏村花火



一般市民が犠牲となっているため、早急に解決するべき事案である。なお、今回で本妖怪の出現観測は計5回目であり、累計の被害者数は30人を超えている。対策班の一員である夏村局員を派遣し、駆除及び事象確定を依頼した。



近年において広がったインターネットにより、創作物と現実における妖怪の区別が無くなりつつある。本妖怪はインターネット上における怪談話から妖怪へと変異した特殊個体のため、駆除完了後、研究資料として解析班へと送ること。



妖怪は存在せず、創作物上のみの存在である。本事象解決後、再発生を防止するべく、近隣住民と出没地域の住民へ記憶処理を義務付ける。





事象確定済み

手足を大量に縫い付けられた女性を保護。今回の⬛︎⬛︎⬛︎という事象は、猟奇的な加害者によって肉体的、精神的被害を受けた女性が歩いて助けを求めていた事が原因とされる。なお、被害にあったとされる男児達は、自ら行方不明になった。

近隣の病院へと女性を搬送後、鳥取県警へと残り業務を委託。夏村局員は3週間の謹慎処分とする。



女性は搬送後、

「白い女が此方を見てくる」

「笑っている」

「中に入ってきた」

「心地が良い」

「わたしがつぎのおかあさんです」

と言い残し、死亡している。死亡後、死体処理を行おうとしたところ、死体が消失。足跡が発見されたため、蘇生、もしくは肉体の主導権を奪われたとして調査を行う。



妖怪は存在せず、インターネットや空想上の生物です。現在確認されている生物に乗り移ることや、生物が妖怪に変化することはありません。












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