〈謎多き年上さん〉三十秒程度　●少年（十五歳程度）　◇年齢不詳、性別不詳の老人口調（ご自由に）

●「ま、待ってよ！」

◇「ん？」

●「俺があんたの事好きだって、いつから分かってたの？」

◇「知りたがりじゃな。そうじゃのう……初めて会った瞬間から、かの」

●「本当に……？」

◇「本当だとも。確かめるか？」

●「えっ⁉︎　……どうやって？」

◇「冗談じゃ。確かめようがなかろ」

〈配役〉●女　◇男

●「なぜ分かったんですか」

◇「慕っているから。それが理由ではダメかね」

〈配役〉●男　◇女

●「お前が一緒に居てくれるだけで正直めっちゃ嬉しい」

◇「そ、そっか。なら……よかった」

〈配役〉●ご自由に　◇女

●「その……ワタシも、オマエが好きだ。本当はずっと好きだった」

◇「言ってくれるの待ってた」

●「待たせて悪かった」

◇「もういいよ。……もう、嫌いなんて言わない？」

●「ああ、言わない。絶対。もうオマエを傷つけたりしない。約束する」

◇「へへ、よかった。ありがと」

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