第5話ブランコ乗りの、、、

皆さん初めまして、俺は最近この坂の勾配がいい感じのトレーニングに最適な町に仕事の転勤で引っ越してきたものだ。


仕事についてはここで話せないが体力仕事とだけ伝えておこう。少しだけ話したいことがある。


それはこの辺でランニングに最適なコースを早くも発見してしまった喜び!


家から徒歩5分!市営住宅の連なりと公園を含めたコースで約400メートル!トラック1周+少々坂付!


ランナーの大好物ですッ!


だけど良いことづくしではなかった。

その公園には毎晩毎晩9時過ぎ頃から青年が1人でブランコを鎖を軋ませながら懸命に漕いでいるのが少し不審、だが気にしなければ問題はない。


近所の人達とは少しずつだが打ち解けてこれてる気がする。


だが、最近変な回覧板が回ってきた。



【ここ数年、旦那や母である私の知らぬ間に深夜徘徊を繰り返していた娘が夜自宅で穏やかな時間を過ごしてくれるようになりました。日頃あたたかな声をかけてくださる地域の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。】


と。


ちょっとした反抗期だったのだろう

俺も学生時代は両親に迷惑をかけたものだ、、。

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ブランコ乗りの・・【カクヨムコンテスト11_短編】 ゆざか @shinreisupoito

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