封印その弍「脅威!強化骨鳥の逆襲!」

前回のあらすじ

依頼の為に鵬苑姫家の豪邸に向かうはずだった守護郎だが、途中馬車から振り落とされ置いて行かれてしまう・・・。そんな中盗賊団に囲まれて何とか逃げるも束の間、ぶつかった男「江戸丸」と半気投合し2度の危機を経て鵬苑姫家の豪邸に向かう守護郎と江戸丸だった!。

茂みある森の中にて・・・

守護郎「・・・ここどこだ?」

江戸丸「旦那ァ・・・、どうやらワイ達は道に迷った様ですね・・・。」

守護郎「嘘ぉ!?、地図では森を通れば近道になるみたいだったのに!」

戸惑う守護郎を横に江戸丸は崩れ落ちた看板を見る

江戸丸「どうやらここは彷迷いの森らしいですぜぇ旦那ァ。」

守護郎「どうしよう近くに人の気配はないし・・・、そうだ!あれやってみるか!」

江戸丸「旦那ァ、「アレ」とは?」

守護郎「言うより見る方が早い、封気神家霊退術・退魂の導き」

守護郎は手から霊退力で固めた霊魂の様なものを作り大地にかざした。すると霊魂が道を導いた!

江戸丸「スゲェ・・・!。旦那ァこんな技もあるんですね!」

守護郎「よしあっちが出口だ!」

OP剣の舞人

封印そのニ「脅威!強化骨鳥の逆襲!」

一方彷迷いの森から遠くウエスタンタウン御洒落店アドリーフデザイナー少し離れた祠近くにて・・・。

ゾンビ骨鳥「うぅ・・・、封気神家の当主がぁ!」

傷ついた体を動かし再生を待つのは守護郎に倒されかけた骨鳥だった。

ゾンビ骨鳥「この傷じゃあ再生には5.6時間は・・・。」

がしゃどくろ「どうやら何とか生きている様だな我が分身骨鳥よ・・・。」

骨鳥の横の空間から妖気が満ち扉が現れ開いたのその先にいたのはがしゃどくろだった!

がしゃどくろ「が〜しゃしゃしゃ、とりあえず無事で何よりだがしゃ。」

ゾンビ骨鳥「!、我が主よ」

骨鳥はがしゃどくろに跪く。

がしゃどくろ「ん〜?、その怪我なら我の骨を埋めればすぐに修復可能だな?」

ゾンビ骨鳥「!?し、しかし我が主、そうすれば主の耐久性の傷が・・・!?」

がしゃどくろ「が〜しゃしゃしゃ、問題ないその程度の傷は再生可能がしゃ!」

そういうとがしゃどくろは自身の方から骨を握り折って取り骨鳥に付けた。そうすると骨鳥の傷が完全に回復した。

骨鳥「おお!、私の体が完治したコツー!」

がしゃどくろ「ついでに「コレ」も埋め込んでおくがしゃ」

そういうとがしゃどくろは自身後ろ袋から骨の様な何かをとりだした。

骨鳥「我が主、それは・・・?」

がしゃどくろ「これは我か5000万年以上前に作ってた妖魔狩流死有無(ようまカルシウム)たがまだ未完成だったんでな改良を加えついに完成した。これは傷ついた者の妖魔には壮大な妖力、傷つかずの妖怪には巨大化する妖力を齎す・・・。お前には壮大な妖力をやろう・・・、ふん」ヂューン

そういうとがしゃどくろは骨鳥に妖魔カルシウムを埋め込んだ!

骨鳥「おお!、我が主よ!御感謝でありますコツー。」

妖魔カルシウムを埋め込まれた骨鳥は妖力が満ちてゆき・・・

骨鳥「ぐおぉぉぉぉぉーーーー妖力が満ちてゆく・・・!」

骨鳥の体が変形した。肩は角の形を模した骨に変わり、背中からは骨の翼が大きくなって生え変わり、両腕は太く骨鎧を纏い更に鱗の様に角の骨が生えた、胴体には骨の鳥の顔が表れ、両脚は太く骨鎧を纏い更に両腕同様鱗の様に角の骨が生え、膝と踵には角の形を模した骨、手足には太くなり爪が鋭くなった、顔は鳥の骨が翼竜の骨に強調された。

がしゃどくろ「が〜しゃしゃしゃ♪、中々強くなったみたいだがしゃ〜。」

強化骨鳥「グオォォォぉぉぉーーーー!」

がしゃどくろ「しかし・・・、なんか自我を失っている様な・・・巨大化しなかった副作用がしゃ・・・?」

強化骨鳥「グオォォォぉぉぉーーー、我が主よ力を与え御感謝かつまつる!」

がしゃどくろ「'つかまつる'だろがしゃ!?」

一方その頃迷い森を脱した守護郎と江戸丸は・・・

江戸丸「・・・やっと森を抜けましたね旦那ァ!」

守護郎「何とかなったけど・・・、此処は・・・何処だ?」

またしても迷ったままの守護郎と江戸丸だった。

しかしそこにたまたま・・・。

那茂羅「あれ、貴方たちは・・・。」

守護郎「あ・・・、貴方は確か食事店にいた・・・。」

江戸丸「テートンウエスタンの店主の息子の定村那茂羅・・・。」

那茂羅「ああ、4時間前にうちに来たお客さん!」

守護郎「あ、まだ名前言ってなかったね僕は封気神守護郎、封気神家166万6667代目当主だ!」

那茂羅「江戸丸さん守護郎くんは何を言って・・・。」

江戸丸「那茂羅あんたには疑わしいが本当の事だ、旦那は妖怪達を退治する為にウエスタンタウンに来たんだ!」

那茂羅「え・・・?、(状況がうまく読み込めない・・・。)でも一体此処に何しに来て・・・。」

守護郎「それが鵬苑姫家の豪邸に用があって・・・」

那茂羅「鵬苑姫家ってあの富豪の貴族!?あんた何者ねすか!?」守護郎'ネスカ・・・?)

江戸丸「ああ実は・・・。」

江戸丸はコレまでに起こった事を数十分かけて那茂羅に話した

那茂羅「なるほどつまり道迷ったと・・・。でも妖怪が見えるって・・・。」

守護郎「ああ、そういえば普通の人間は妖怪見えないんだっけ・・・?そうだ!、確か見えない人にも見える呪い(まじない)と技があった!」

那茂羅「まじない・・・?」

守護郎「ええっと、一つ目が両手を狐にして人差し指と小指を対に重ね指を開き「稀有亡尼帰化玲奈魂源傀儡(けうなにきかれやこんげかいらい)モモノケよ正体を表せ」と呼び隙間から見るのと僕が持つ封印札で頭に付け式神の様に介して見る事」

那茂羅「そんなのがあるんねすね・・・。」

守護郎「どちらも一度介して見れば暫くは見れるね。」

那茂羅「暫くってどのくらいねすか?」

守護郎「う〜ん2.3週間程でしょうか?」

那茂羅「そんなに!?凄いでねすね!、昔の人は!」

守護郎「昔は妖力があちこちに濃く溢れてみんな普通に見えていたんだけど今は時代経過で妖力が薄れてみんな陰陽師の血族以外見えなくなっちゃったんだ・・・。」

江戸丸「(なるほどだからあの時木の後ろにいた盗賊の嬢ちゃんは見えてなくて変な反応をしてたのか・・・!守護郎の旦那ァは全然骨鳥に夢中で気づいていなかったけど・・・。)」

守護郎「?、江戸丸どうした不可思議が顔して?」

江戸丸「え!、いや何でもないですよ旦那ァ!」

少し離れた家と家の間から杏輝姪が除く・・・

杏輝姪「・・・あいつらコソコソ何話してるかと思えばそういう事か・・・!?守護郎というガキが妙に可笑しかったのは私には見えない妖怪というものが存在していたのね!」

戻って守護郎達・・・

守護郎「そういえば僕たち鵬苑姫家の豪邸に向かっているんだけど道、分かりませんか?」

那茂羅「え?、ああ!それなかこの道を真っ直ぐ突き進み行き止まりを右に曲がり進み三つ目の信号を左に曲がり家を62軒進めば見えて来るはずねす!」

守護郎「信号???」

那茂羅「信号を知らないねすか?、信号というのは三色の光ものねす!」

守護郎「三色の光もの?」

那茂羅「そう!、その横にある二色の信号は青なら進んで赤は止まるねす!そうしないと車が突撃してきて危ないねす!」

守護郎「車?ってあの馬車が機械とかになった奴?」

那茂羅「そうねす!」

江戸丸「ほえ〜今の時代は変わったものだ〜!」

守護郎「よし!行くか!」

Aパート終了

ウエスタンタウンアサリート漁港にて

漁港の人達「きゃああああぁぁぁぁーーーー!」「うわあぁぁぁぁーーーー!」

がしゃどくろによって強化された骨鳥が暴れて弱妖魔・中妖魔と共に暴れ回っていた

強化骨鳥「グオオォォォォーーーー!何処だ封気神家の当主ーーーー!」

弱妖魔「ヨワー」「ヨワー」「ヨワー」「ヨワー」「ヨワー」「ヨワー」「ヨワー」「ヨワー」「ヨワー」

中妖魔「チュヨー」「チュヨー」「チュチュ」「チュヨー」「チュヨー」「チュチュ」「チュヨー」

強化されたからか妖力が満ちたその影響で漁港の人達は骨鳥達が見えていた

強化骨鳥「へ、いまの人間はこんなにも脆い!」グッ

漁港の青年「うわっ!」

強化骨鳥「ふん!」ブン

漁港の青年「うわぁぁぁーーーー!?」ドポーン

強化骨鳥「まあいい、封気神家の当主が来ないならまずここの人間を恐怖に堕とすだけだ!そうすればその恐れが妖魔皇帝に響き復活も早くなるへへへ・・・ん?」

骨鳥の目の先に怪我した女の子がいた

漁港の女の子「え〜んえ〜んママ・・・パパ・・・」

強化骨鳥「おお!いい感じ泣くじゃねえか!コイツは最高だ!この子を斬ればその絶望は親に届き更なる恐れを響かせるコツコツコツコツ!」

女の子の両親「魚凪(まなぎ)!」

強化骨鳥「頃合いだ!」ブン

そういうと骨鳥は強化された大骨剣餓死髑髏(がしゃどくろ)を持ち上げ女の子を斬りつけようとする

魚凪の両親「やめて!」「やめろ!」

守護郎「妖怪達の好きにはさせない!」

その時骨鳥の横から封印札が攻撃してきて

強化骨鳥「!?」

守護郎「霊退弾」

魚凪「うわぁっ!?」ヒュン

強化骨鳥「どわあぁぁぁーーー!?、な、なんだ!?」

目の先には声を駆けつけてきた守護郎がいた

強化骨鳥「封気神家の当主!来やがったか!」

魚凪「?あれ無事だそれにこの紙は???」

魚凪の母親「魚凪!?無事でよかったー!」

那茂羅「さぁみんなこっちに逃げるねす!」

魚凪の父親「娘を助けれくれてありがとう!」

強化骨鳥「ああ!?、テメェらよくもせっかく集まっていた恐れる者を!」

江戸丸「何が恐れる者だ!ふざけんな!」

守護郎「姿はさっきと違うけど骨鳥か?、まさかくたばりきってなかったとは・・・。さっきのは間一髪だった・・・!」

強化骨鳥「へ、この骨鳥はがしゃどくろの主によって復活して強化されたのだ!」

守護郎「成程、だからさっきと妖力と姿も違ったのか・・・それどころか今度は中妖魔までこれは手を焼きそうだ・・・。」

江戸丸「所で守護郎の旦那ァ?、なんか港の人たちに妖怪達が見えていましたが・・・何故なんですか?」

守護郎「妖力が強くて体から溢れるとその溢れた妖力が満ちて枯渇した妖力の地域を復活させるんだ!だからその影響で陰陽師の血族以外にも見えていたんだ!、だから今那茂羅さんにも見えているはず・・・。」

那茂羅「あれが妖怪・・・!?初めてみたねす」

強化骨鳥「なんだが敵が一匹増えたが関係ねぇ!雑魚妖魔どもやれ!」

骨鳥がそういうと弱妖魔と中妖魔が襲いかかってきた

那茂羅「うわぁ!?来たねす!」

守護郎「とにかく倒すしかない!」

江戸丸「賛成でぇ旦那ァ!」

守護郎と江戸丸は戦いに進む

那茂羅「今持ってるのは護身用の二丁ダガーだけ・・・。」

そういうと那茂羅はダガーを両手に装備した

那茂羅「来るなら来いねす!相手になってやるねす!」

そういうと那茂羅はダガーで次々と弱妖魔を切り倒す

江戸丸「ほえ〜やるねぇ那茂羅!」

那茂羅と江戸丸が戦うのを背景に守護郎は中妖魔と対決

中妖魔A「チュチュ」フォン(短剣を降ろす音)

守護郎「フン」カーン(近くの鉄パイプで防ぐ音)

中妖魔B「チュヨー」フォン

守護郎「おっと!」クルッドカッ(振り向いて蹴る音)

中妖魔B「チュチュヴ!?」ドシーン

守護郎「子神・断回斬(だんかいざん)」

子神を沢山高速回転させ中妖魔を斬り裂いた

中妖魔A・B「チュヂュー!?」ピキドカーン

守護郎「よし中妖魔は何とか倒した。そうだ弱妖魔を・・・」

弱妖魔達「ヨワー」ピキドカーン

守護郎「・・・倒しちゃったみたいだ。」

那茂羅「そんなに強くなかったねすね・・・」

江戸丸「守護郎の旦那曰く子供ですら勝てる程弱いそうです。」

那茂羅「そうなんだ・・・」

守護郎「まあ弱妖魔相手じゃ流石に弱ってもない限り心配する事はなかったか・・・。」

強化骨鳥「おのれー!」

一同「!?」

強化骨鳥「貴様ら〜!」

那茂羅「今度はあいつねすか!?」

守護郎「さっきより強化されているな〜丸で別人」

強化骨鳥「ググググ・・・」

骨鳥は大骨剣餓死髑髏に妖力を込め・・・

江戸丸「そんな呑気な事言ってる場合じゃないですよ旦那ァ!?」

強化骨鳥「妖魔冥技・骨翼鷲羽(こよくしゅうは)!」

大鳥を模した骨の斬撃が守護郎達を襲う

守護郎「危ない!子神・小森甲壁(こもりかべ)」ガギーンビリッ

骨鳥の技が強く子神の防壁が破られる

守護郎「うわぁ!?」

那茂羅「うわあぁぁーーー!?」

江戸丸「おわぁ!?」

子神が破れた衝撃で吹っ飛ぶ3人

那茂羅「大丈夫ねすか!?二人共!」

江戸丸「ええ、オレァ何とか」

守護郎「なんて威力だ・・・ここままじゃ武が悪い・・・!」

同時期・・・妖魔帝王冥界国にてがしゃどくろが水晶越しに骨鳥の活躍を見ていた

がしゃどくろ「が〜しゃしゃしゃ♪、いいぞ骨鳥!そのまま封気神家の当主を葬るがしゃ!そしてその首をとってこいがしゃ〜」

蛇女「封気神家もこれで終わりね♪」

戻って人間界

那茂羅「このままじゃまずいねすよ!?」

守護郎「しょうがない′アイツ′呼ぶか・・・」

江戸丸と那茂羅「アイツ・・・???」

そういうと守護郎は胸袋から笛を取り出し鳴らした

守護郎「来い!豊穣神ナダギに認められし神獣・邪気喰いの獅子舞!」ピィーーーーーーー

同時期笛の音が届く封気神神社の石像の一つの封印が外れて動き出す

獅子舞「ふあぁぁ〜〜〜・・・なんだお呼びか?、仕方ねぇ久しぶりに暴れるか!」

戻って現地

強化骨鳥「そんな笛で何のつもりだまさかこれから自分が死ぬから自分へのフィナーレファンファーレでも吹いてんのかコツー?・・・!?」ガオォー

吠え声が聞こえた方に振り向く骨鳥

強化骨鳥「なんだアレは・・・!?」

獅子舞「獅子舞砲」ガォー

獅子舞の攻撃が骨鳥を貫く

強化骨鳥「ぐわぁぁぁーーー!?」ドシーン

守護郎「・・・来たか」

江戸丸「だ、旦那ァ何ですかアレー!?」

那茂羅「獅子舞・・・?」

守護郎「紹介するよ先祖の豊穣神ナダギが認められた五大神獣の一匹、邪気喰いの獅子舞」

獅子舞「守護郎!久しぶりだな2年ぶりか!」

守護郎「獅子、議論してる時間はない人獣外装してあの骨鳥を倒すよ!」

獅子舞「へ、久しぶりに暴れるぜ!」

そういうと守護郎は地面に子神達を置き神紋を描いた

守護郎「豊穣神に認められし神獣よ我にその身を纏え!」

地面の(守護郎から見た)東側から邪の文字が浮かび

守護郎「纏え、邪気喰い・獅子舞神!(じゃきぐいししまいがみ)」

そういうと獅子舞が守護郎に向かい姿を変え守護郎に纏ったその纏った姿は首に萌葱色の舞風呂敷(もえぎいろのまいふほしき)、右腕に獅子舞を模した邪気喰いの牙、顔に獅子の上仮面と獅子の長髪

那茂羅「か、カッケェねす・・・!」

江戸丸「ほえ〜強そうですね旦那ァ!」

強化骨鳥「なんだあの姿は・・・!?」

骨鳥は見たこともない守護郎の姿に驚く

強化骨鳥「こういう時は上から攻撃だ」

那茂羅「あ、あいつ飛んだねすよ!?」

江戸丸「旦那ァ!逃げられますぜ?」

守護郎「大丈夫、神獣必殺・獅子世超落とし(ししのこおとし)」

守護郎は右手にある邪気喰いの牙を骨鳥に向かって投げ飛ばした

強化骨鳥「まず遠距離から攻撃して・・・!?、何だあれは!?」

獅子舞「行くぜーーーー!噛み噛み!」

ボリボリと骨鳥の羽を噛み砕く獅子舞

強化骨鳥「しまった羽が!?う、うわあぁぁぁぁーーーー!」ヒューーードカーン

守護郎「お?、落ちてきた!」

那茂羅「何ねすか?今の・・・生首?」

江戸丸「科学とかじゃ説明できないものもあるんでな〜・・・。」

強化骨鳥「ゴホッ!おのれぇ!」

守護郎「邪気喰いの牙!、アリャ!」ブン

強化骨鳥「どわぁ!?」

守護郎は骨鳥の腕を邪気喰いの牙越しに掴む

守護郎「グリヤァァァーーー・・・」グギキギキ

強化骨鳥「イデデデデデデデ!」

守護郎「ほいっと!」ブヒューン

強化骨鳥「おわあぁぁぁーーーーー!?」

守護郎に投げ出された骨鳥は地面に叩きつけられる

強化骨鳥「ええぃ!調子に乗るな!」ブン

守護郎「巻物布脱画(まきものはくが)」スカッ

そういうと守護郎の体が顔以外風呂敷のように柔らかくなった

強化骨鳥「!?攻撃が当たらない!?まるで絵巻・・・。」

守護郎「オリャ!」

強化骨鳥「グォー」

獅子舞「守護郎もう十分暴れられたから止め行くか?」

守護郎「そうだね・・・」

強化骨鳥「ぐ、ああぁぁぁぁ・・・」

守護郎「終わらせよう!」

守護郎は構えた

守護郎「神獣奥義・無病息災・邪気喰い・獅子噛魅(むびょうそくさいじゃきぐいししがみ)」

骨鳥に全身直撃する

強化骨鳥「ぐわあぁぁぁぁーーーがしゃどくろ様バンザーイ!」ボロボロボロ

〜同時刻妖魔帝王冥界国〜

がしゃどくろ「ほ、骨鳥ー!?バカな何だあの封気神家の当主の姿は!?見たこともないがしゃ」

蛇女「どうやら封気神家も何か対策を考えたようじゃ」

がしゃどくろ「ぐぬぬ・・・、!いやまだ完全に倒されていないがしゃ!」

蛇女「?」

がしゃどくろ「残った妖魔カルシウムの妖気増幅で形成逆転だがしゃ!妖魔カルシウム発動だがしゃ!」

〜戻って現地人間界〜

亡骸となった骨鳥の肉体の心臓から周りに散った妖気を結集し骨鳥が目覚め

骨鳥「・・・ふん」

守護郎「な、アイツ復活した!?」

江戸丸「なんてタフなやつですか!?」

骨鳥「これくらいでワタシがホロビるかがしゃどくろの主が仕込ンだ切り札ツカウ」

守護郎「・・・切り札?」

骨鳥「フフフ・・・妖魔カルシウムよ満ちれ!」

那茂羅「なんかアイツの心臓の様な所から緑の光が・・・?」

骨鳥「来た!大・化・変・幻!」

そういう時骨鳥は巨大化した

守護郎「うわぁ!?大きくなって・・・あれなんか地味じゃない?」

骨鳥「・・・?あれ予定の大きさより小さい・・・」

同時刻妖魔帝王冥界国

がしゃどくろ「妖魔カルシウムの妖力を殆ど強化に使ったから予定していた大きさより縮んでしまったがしゃ、あれじゃ予定の9/1だがしゃ!」

蛇女「大きさは3mの木にまで達しておるのじゃ」

強化戻って現地人間界

骨鳥「まあいいこのまま押しきる」

江戸丸「な、何ですかあれ〜!」

那茂羅「妖怪って巨大化するの〜?!」

守護郎「獅子舞、アレやってみる」

獅子舞「?、巨獣変化の事か?」

守護郎「そう、それそれ!」

江戸丸と那茂羅「キョジュウヘンゲ?」

守護郎は地面に子神達を置き魔法陣のような神紋を模った

守護郎「豊穣神よ神獣に大きなる力を舞緒満勢依満悪妖退散・吠牙(どおまんせえまんあくようたいさんほえが)」

そういうと獅子舞の体が地面の神紋を通じ巨大化した

那茂羅「ええ!こっちも巨大化した〜!?」

江戸丸「あれも封気神家の奥義?」

守護郎「ハッ!」シュ

守護郎は飛んで獅子舞の心に入った

同時刻妖魔帝王冥界国

がしゃどくろ「何だとがしゃ!?アイツらも巨大化出来るのか!」

蛇女「せっかくの策も相手がアレじゃあ意味ないじゃね・・・」

〜戻って現地人間界

守護郎「暴れられたらみんな危ないからとっととケリつけよう!」

獅子舞「そのとうりだな!」

骨鳥「!?お前らも巨大化出来るのか〜!・・・、なんか俺より大きくね?」

守護郎「あ、相手が大きさに夢中で隙が出来た、暴れられる前に今だ!獅子・火焔哮(ししかえんこう)」

獅子舞の口から炎が飛び出す

骨鳥「アヅアヅアヅーーーー!?」

骨鳥は炎に焼かれる

那茂羅「あ、さっきの炎ねす!」

江戸丸「今ですでぇ!、旦那ァ!」

二人「(なんか変わってる(戻ってる)けど言わないでおこう・・・)」

守護郎「飛空上昇(ひくうじょうしょう)」

守護郎は獅子舞に命令し飛んでいく

守護郎「獅子・大圧迫・大噛み」

獅子舞空から急降下し自分より大きいと慄いている骨鳥を正面から噛み砕いた

骨鳥「いで!ぎゃァァ!骨が砕けるー!」

獅子舞「へ、油断大敵だぜ?」バリボリ

獅子舞はほねに両足蹴りを喰わらせる

骨鳥「おわぁァァーーーー!?がしゃどくろ様に栄光あれ〜!」ピキプキパキドカーン

守護郎「これで一怪終結!晴れない暗闇は存在しない!」

巨大化した骨鳥を倒した守護郎と獅子舞を見て二人は

那茂羅「ずげーねす!倒しちゃったねす!」

江戸丸「旦那ァ!スゲェですぜ!」

守護郎「解術・巨変退除」

守護郎がそういうと獅子舞は元の大きさに戻る

魚凪「お兄ちゃ〜ん!」

守護郎「あ、君はさっきの・・・」

魚凪「助けれくれてありがとう!」

守護郎「どういたしまして」

魚凪の母親「娘を助けて下さりありがとうございます!」

守護郎「いえいえ間一髪でした。」

魚凪の父親「あなた達が来てくれなかったら娘はどうなってたか・・・本当に感謝しきれないです」

那茂羅「いえいえ僕たちはたまたまついていた者ねすから・・・。」

江戸丸「お手柄ですね旦那ァ?」

守護郎「そうだね、じゃあ僕達は用事がある為これで・・・。」

魚凪「え、もういっちゃうの?」

守護郎「お兄ちゃん達は用事があってねまたあったらお話しようか?」

魚凪「うん!」

???「ここにおられましたか守護郎様」

???2「もう探したよぉ〜?守護郎くん!」

声のした方に振り向くとそこには

守護郎「あ、鵬苑姫家の執事さんと勝也くん!」

勝也「よかった、爺やが途中で振り落としたことに気づかないで行っちゃったって聞いたから・・・」

哪吒薇(やたら)「守護郎様申し訳ありません!命を預かる立場でありながらこんな失態を・・・」

守護郎「いやいや大丈夫ですよそれより依頼の方を」

哪吒薇「そうでしたなではこの先に馬車を置いていますので横の付き添いの方もご一緒に・・・」

那茂羅「付き添いって俺もねすか!?」

江戸丸「一緒ってならお言葉に甘えて・・・」

守護郎「ちょっと二人とも遊びに行くんじゃないんだよ?・・・」

守護郎そういうと後ろから魚凪が一言・・・

魚凪「守護郎お兄ちゃん!」

守護郎「?」

魚凪「また会おうね?」

守護郎「うん、分かった!」

守護郎は勝也の方に駆け寄る

同時刻妖魔帝王冥界国

がしゃどくろ「が〜しゃしゃしゃ、封気神家の当主もやる様だな・・・本格的に侵攻の準備を進まねば・・・」

蛇女「やれやれ忙しくてなりそうじゃ・・・」

がしゃどくろ「配下の妖怪を呼ばねばないがしゃ〜」

復活した骨鳥を倒したのも束の間がしゃどくろ達は次の手を掴み封気神家を倒さんと策するそして守護郎が受けた依頼とは一体・・・。封印その三へと続く・・・

〜次回の封印〜

守護郎の受けた依頼は骨傘を倒す事だった!その最中盗賊少女の杏輝姪が守護郎の200GN入った袋を奪ってしまう、追いかける守護郎だがそこに・・・

封印その参「骨傘と逃げる杏輝女」

守護郎「財布返せ〜!」

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