第3話
「文は人なり」であれば、エッセイや小説なら猶更であろう。
といって、作文に自分の人物とか性格が表れるというくらいに、たくさん字を書いて、個性的な文章をまとめるとか、そういうところに到達するまでにも、綴り方の授業みたいなそういう修練がどっさり必要と思う。
俳句や短歌、そういう短詩形でも、上達には時間が必要か。
俳句でも、種田山頭火さんの作風と芭蕉や蕪村、子規、それぞれに明らかに違う。
短歌の、与謝野晶子と俵万智だと異質で、斎藤茂吉と石川啄木でも趣きが異なっている。
端的に人物が表れやすいのは、文芸かもしれない。
やはり、人間の本質は基本、精神的な部分であって、?反論もあろうが?
たとえば外見だけで一目ぼれして結婚しても? やはり失敗する確率は高くなるかも。
文章でもある程度にごまかしは効く…フェイクな文章、というのはあって、オレなどその典型だが、それはそこに人物が表れているのだ。
それも含めて、書いているいろんなことから、作者の人となりを類推できる…漫画でも同様と思います。
「これはもしかしたら宇宙人が書いているのでは?」という印象の小説を読んだことありますが、(カクヨムで、である) やはり紛れ込んでいるエイリアンだったのだろうか。
自分が好むタイプの文芸は、やはり興味や性向が似ている作者…そういう傾向はあって、生まれ育った環境が似ていても親近感で愛読者になったりする。
オレだと、井上靖さんの自伝的ないろいろの作品には故郷や境遇や背景、性格、風貌とか共通点が多かった。 名前も同じで、同じなのも道理というか、井上さんからいただいたらしい。
どういう本を読んでも、作者にどこかしら自分と共通点があって、ある場合が多くて、そういうところから「ハマって」いろいろほかの著書も読み漁ったりすることは多い。 で、よほどに深入りする場合と、適当に袂を分かつという場合があるが、その分水嶺は、「奥の深さ」があるかどうか、かも… あくまで自分にとって、ではあるんですが、途中で「ちょっと違うな?」と見限ったり?、その人が書かなくなっていたりして、いろいろなケースがあった気がします。
どんどん世界が深くなっていったりする気がする人もいます…まあ、そういところは全部成り行きというかわかりにくいとこ丘も。
今日の日記 ※夕方編 夢美瑠瑠 @joeyasushi
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