タシュ―旧大陸興亡記―

佐子 八万季

第0話 主な登場人物の紹介


【ホープ岬農場(異天地)】

 ペダサル公国の飛地、温熱台地東部にある農場


 ■ビビ……額に焼印のある少女。奴隷だったという母の記憶はない。農場の飯場で下働きをしている。


 ■モリヤ……ビビの保護者的立場。ソイル家に長く勤めている。


 *お屋敷の人々(ソイル家)

 ■老旦那様……男爵位を剥奪されて領地へ戻ってきた。

 ■老奥様……選民意識が強く、ビビを嫌っている。

 ■若旦那様……一人息子。表向きは農場管理者だが、実務は監督のテイトに任せて屋敷にこもりがち。

 

 ■セガン……執事として長年ソイル家に仕えている。


【ミナ村】

 ホープ岬農場近くの小さな漁村


 ■ジュリ……ビビの幼なじみで、兄的存在。モリヤの甥。

 

 ■イツヅメ爺……モリヤの父。漁師。


 ■サイ伯父さん……イツヅメ爺の兄。漁師。

 ■ドウダ……モリヤの兄、妻と共に行方不明。


【マイカ】

 サーチ島南部の交易都市。旧ペダサル公国領、現在はアバンスト王国の統治下にある。


 ■タネ婆さん……黄金通りの万屋、通称「さいわい屋」の主。


【ストルツ商会】

 新旧大陸、それぞれに拠点を持つ大きな商会。新大陸の方では、いまだに人身売買取引を行っている。


 ■ストルツ……商会代表。


 ■ヌール……ストルツの部下。


 ■エラ……新大陸出身、ヌールとは「身内のようなもの」だが血縁関係はない。


 ■シャミネ……元農奴。ヌールやエラの母親代わりだった。


【ペダサル公国】

 サーチ島北部の富裕な小国、領都ノルトケン


 ■トビアス……ペダサル公家の嫡男。小公爵。成人して初めての外遊で、旧領地マイカを訪れる。


 ■ジル……トビアスとは幼なじみ、護衛騎士でもある。


 ■フェリス……トビアスの乳母、侍女長という肩書きはあるが、公家の内向きの事は自ら何でもこなす。


 ■デュカ三世……現在の君主。父のデュカ二世とペダサル公国再興の為に身を尽くしてきた。


 ■ロザリア……ペダサル大公妃。トビアスの継母。


 ■ヤナク・セフダン……ジルの祖父。アバンスト王国伯爵家の出だが、奴隷としてペダサル公国に売られてしまう。デュカ二世の引き立てを受け、ノルトケンの宮殿にやって来る。


 ■ドルテ・セフダン……ジルの母。ヤナクと共に奴隷としてペダサル公国に売られた。


 ■オフェン伯爵……近衛連隊長。ジルの剣の師匠であり、ジルを養子とする。


 ■ユーウィン伯爵……国務大臣。


 ■シャノン……ユーウィン伯爵家次男。トビアスとジルの親しい学友。


【アバンスト王国】

 旧大陸東部に君臨する古い大国。王都ラ・ドジュ。


 ■ロクライ……先々王の末娘、ナイマ王女を母に持つ王子。


 ■コジマ……現在の君主、女王。



【天儀導教会】

 アバンスト王国国教。旧大陸全土に信者を持ち、王政とも密に関わる宗教組織。


 ■ソロー……大主教の一人、教会No.2の権力者。ジルの実の父親。


 ■カルボネラ……天儀導教会所属、聖蘭騎士団の騎士。ソローの影と呼ばれている。



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白銀の鈴夜しろがねのすずよ

 冥界の主天。いわゆるあの世。


 ■錫多しゃくだ……天上の大御神様の眷属。白銀の鈴夜を司る三柱の一人とされる。


 ■ねい……外見は骸骨だが、これは鈴夜の一般的な民の姿である。


濤の宮国なみのみやくに

 半龍の王が支配する国。この世の果ての国であり、鈴夜の門番ともいわれる。


 ■紫文しぶん……高位貴族。錫多の護衛を務める。


 ■沙々……交易船の水先案内人を務める。

 

 

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