超ハードモードな世界にTS転生した俺は処女を守れるのでしょうか?
愚者。
ts転生した話
第1話 はじまり。
気がついたら…いや、目が覚めたらと言った方が正しいのだろうか?俺は森の中にいた。
(拉致か…いや、でも)
鈍い痛みが残る後頭部を抑えながら、俺は冷静に状況を把握する。そもそも俺はなぜ森の中にいるのか?この頭の痛みは何か…周りは…
(…木が少し高いな…?整備されてる道などはないし…あるとしても獣道…とリュックサック?)
うーん…なぜにリュックサック?まぁ、一旦ほっといて状況の整理するかぁ…
…今、最も考えられるのは俺は後ろから何者かに殴られ、気絶、そのまま森の中に捨てられたと言うこと。
…しかし、おかしい。拉致して捨てられのなら俺は拘束をされているであろう。そして、ただ捨てるために拉致する理由もない。もし、俺に恨みを持つ者の犯行だしても拘束していないことの説明にはならない。結論、わからない。
(うーん…どうしたものか、このまま行動を起こさない手もあるが…取り敢えずあのリュックサックでも確認するか?)
俺がリュックに手を伸ばしたとき、“ソイツ”は現れた。子供程の背丈しかなく、身体付きもどこが貧弱で弱いイメージを持つが、反面眼光は鋭く、口は耳元まで裂けており、俺の恐怖を掻き立てる。
「ゴブリン…?」
「グァー!」
「やっべ!」
ピ〇チュウもビックリな嫌われようだ。目と目が合っただけでバトルスタートとは…最近はポ〇モントレーナーですら話し掛けるまで待ってくれたりもするのに…!
(あいつは見た目通りの筋肉量なら身体能力も子供くらい…おそらく逃げ切れるだろ…)
「グァー!!!」
「んな!!」
え?追いつかれただと?…いや、待てよ…?なんだ、この違和感は…。
「声…が高い?」
「グォガァー!」
「くそ!」
なんとか振り下ろされた棍棒をリュックで受け止めることができた…が、そのまま体勢を崩され俺は倒れてしまい、ゴブリンが俺の上に覆いかぶさるような形になってしまう。
こいつ…異様に興奮してやがる…!俺はこいつの縄張りに入ってしまったのか?でも、ゴブリンって雑魚だろ?縄張りなんか作れんのか!?
「ハァ…ハァ…」
「うぇ…息臭…吐息キショ…」
『ガサガサ』
俺とゴブリンの力が均衡していると草むらを掻き分ける音が聞こえてきた。そうだ…ゴブリンはゲームでは弱い設定を持ち、なにより群れで行動する。
(…5…6…こいつを合わせて…7体…!!)
くそ!なんなんだよ!!ヤバい…俺は死ぬってことだよな…?助かる方法は…なにか…
ない…視界が黒く染まった。
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