第四章:空虚な言葉
コロッケ
コロッケはご飯のお供として定番だが、
「クリームコロッケ」がご飯のお供に適しているかは甚だ疑問である。
しかし、そのクリームコロッケを、
「味噌汁」の代わりに啜っている人もいるだろう。
カレーコロッケならもっとご飯が進むと思うが、
「そんなことはない」と異論をはさむ人がいるのが世の中というものだ。
だが、コロッケに漢字を当てるなら、
「殺気」であることは議論の余地が無い。
【解説】
中身の無いことを、さも中身のあるように語っている詩。
そんな感じのものがはびこっているのがこの社会なのでは――という風刺にはなっている詩。
中身の無い衣だけ出されて、「コロッケです」と言われても困る詩。
そんな社会風詩。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます