ダークソウル リマスター日誌
檸檬ういろ
0日目 前置き
数年ぶりに『ダークソウル』を始める。Switch版の『ダークソウル リマスター』。
昔ハマった時は10年くらい前だったかな。『ダークソウル』の最初の発売日を調べると2011年9月22日。
東日本大震災の年なんだな。という事はもう14年も前になるのか。その頃は据え置きのPS3版をひたすらやっていた思い出。それが今や携帯ゲーム機であんなボリュームのある美麗なグラフィックのゲームが出来る時代が来るなんて。
しかしながら、Switch版は字が小さくてアイテムのテキストが読めず、老眼鏡が必須。そら14年も前になりますからな、私もすでに老眼フリーマン。最後のウルヴァリン「ローガン」になりますわな。爪の距離感わからず、眉間に爪刺す老眼ウルヴァリン。
14年前に『ダークソウル』をプレイした時の感動は思い出補正があるかもだけど、とてつもなくのめり込んだ思い出がある。最初は戦国無双やバイオハザードやデビルメイクライみたいに3D空間でキャラクターを動かして遊ぶただのアクションゲームだと思っていた。
当時は「死にゲー」という言葉がなく、めちゃくちゃ難しいゲームだという噂は聞いていた。アクションRPGという言葉にもあまり、当時の私はなじみがなかった。ニンテンドー64時代のゼルダをクリアした程度だったかな。RPGといえば「ドラクエ」や「FF」が主で、戦闘もコマンド入力が当たり前の時代だったと思う。それをアクションゲームの形であのRPG達と同じボリュームの物語でプレイできるというのが、すごく夢のようだった。当時は。
ただ、ダークソウルはアイテムなどのテキストで背景を説明するだけで、物語はあるような、ないような世界観だったけども。NPC(当時は村人的なアドバイスくれる人と呼んでた)も謎の用語を説明もなく使うから、物語の全容は後年に考察サイトを見るまでプレイ中もよくわからずゲームを進めていた。それでも、あんなにハマってしまっていたのは、強い敵の攻略法を発見した時の喜びが、今で言う脳汁が、ゲームを辞めさせることを拒否していたのかもしれない。急にアメリカ人が書いたかのような言い回し…。
ゲームの方は最初からでかいデーモンみたいのが出てきて、面食らい。これチュートリアルにしては強すぎるって。と、もう心が折れかけていた。なんとか倒して、先へ進んでも雑魚にすぐ殺されてしまう。これ本当に最後までクリアできるゲームなの?と思いつつ、パリィとか自分の操作が慣れてくると、だんだんと楽になっていく事を実感。
また強敵が変なタイミングで出てきたりして緊張感が半端なかった。すぐ不意打ちくらうし。世界観が不死人で始まり、他のキャラ達も後ろ黒い感じの奴ばかりだし、殺し合いとかすぐするし、で画面の暗さもあいまって、なんて暗いゲームなんだと思いつつ、やればやるほどレベルあがるし、技術的に自分の実力があがる実感が快感になっていき、どんどんハマっていってしまった。また、ゲーム中に現れるメッセージが結構癒しになっていたと思う。あの殺伐とした世界観に没入していると「心が折れそうだ」「おれはやった」とか誰かいる!と思う事でニヤニヤしてしまってたな。
以下、覚えている限りの当時感動したこと
・ソラールさん、あの殺伐した世界で唯一の善人。太陽万歳!
・深淵がマジ暗い。
・なんかでかい蛇がやたら世界の真理みたいな事を喋っていた。
・白竜シースの湖の綺麗さ。
・アノールロンドにたどり着いた時のあの荘厳さ。
・オオカミ犬のかっこよさ。アイテムの生い立ちを見た時に「殺してよかったのか」という葛藤
・オースタインとスモウのめちゃくちゃ強いボスの二体同時の戦い。数日かかり、このゲームやめよかなって、心が折れかけた思い出。
クリアした時にゲームでこんな達成感は味わったことがなかった。その時の高揚感がとんでもなかったものの、あんなしんどい思いはもう二度としたくない。という相反する気持ちで、しばらくフロムソフトウェアのゲームから離れてしまった。
それから9年後、コロナが来てPS4を購入した時に購入特典で『ブラッドボーン』がついてきたのが、運の尽きだった。貪るようにフロムソフトウェアのゲームを貪竜のごとく、『SEKIRO』『ELDEN RING』『デモンズソウル』『ダークソウル3』と『efootball』 を挟みつつ、のめり込んだ。全部3周してDLCもクリアした。デモンズソウルはDLCないけど。『ダークソウル2』は評判が悪くて、手を出せずにいる。いつかやろうかな。
『ダークソウル3』をやっている時に、ダークソウル1のオマージュがあったらしいのだけど、全くわからなかった。記憶が全くなくなっていた。グウィンという名前はなんとなく記憶があったけど先にクリアしていた『ELDEN RING』と『デモンズソウル』がごっちゃになっているかも。吹き溜まりのごとく、記憶が混沌の苗床になっている。
まだもうちょっと前置き続きますけども、『ダークソウル』がSwitchで出来るんだぁ。と思ってはいたものの、一回クリアしているし、時間取られる事はわかっているしで、なかなか手が出せずにいた。仕事の帰り道にブックオフに寄った時にたまたま見つけて、なんとなく衝動買いしてしまう。衝動買いして、翌日、不死の円環の運命に導かれたのか帯状疱疹に罹ってしまい、会社をしばらく休むことになり、映画やドラマが痛みのあまり、全く頭に入ってこず、ゲームをし始めると、没頭によって多少痛みが紛れることに気づき、ようやく『ダークソウル』をSwitchに入れ、電源を入れた。火を継ぐ時が来たようだ。
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