成長と敗北

成長と敗北

ま(大学生活もあと１年・・早いよなー、就活頑張んねーと・・ん？前から歩いてくるのは、たしか隣の家の。。。)

か「あ、　まさとくん、ちっす」

ま「こんちわ、かえでくん、今学校帰り？」

か「そうだよ」

ま「学校お疲れ！なんか、元気ないな、どうかした？」

か「べつに、大したことじゃないんだけど、おれ身長がまだ伸びなくて、声代わりもまだだから、、恥ずかしくて。。。クラスでも俺だけなんだ」

ま「かえでくん、まだ高１だよね？これからだよ！」

か「そうかもしれないけど、けっこうばかにされるから、悔しくて」

ま「大丈夫だよ、俺も高１の時、かえでくんと同じで身長小さくて、声も女みたいって言われてたけど、２年生くらいからビビるぐらい変わったよ」

か「ほんと？おれも、まさとくんみたいになれるかな？」

ま「あはは、ありがとう。大丈夫だよ、俺なんてすぐ超えちまうさ」

２年後

ま「久々の地元だー！新人研修と仕事で全然、家に帰ってこれなかったから、懐かしすぎるー！お？高校生カップル・・美少女の隣はイケメンか・・青春だな」

★か「あれ？まさとくん？」

ま(ん？だれだ？まじかで見るとめちゃくちゃイケメンだな・・）

★か「まさとくん、久しぶり、おれ、かえで。」

ま「か・・えで・・く・・うえええええええ？？！」

ま「あ、あのかえでくん？隣の家の？」

か「リアクションおもろ。そうだよ」

ま「だって、２年前と比べてさ、、、」

★か「高２の時に、身長１５センチ以上伸びてさ、声もこのとおり、まさとくん大学卒業してから、全然会わなかったからね」

ま「いや、、ポテンシャルあるとは思ってたけど、変わりすぎて気づかなかった」

★か「はは、だよね。今じゃまさとくんよりでかいしね。成長期万歳」

ま「あはは、すげー敗北感・・・」

終わり