第15話 力

 槍の聖女に対立する向日葵信銀十五世、この他に悪政に見切りをつけた様々、陸軍ならまだ抵抗はできる、空軍は不可能、空からライフルに撃ち殺す以上、人間は一方的な殺戮を食らう。

 海、空は引っ越し、人間から離れた。

 亜人の社会は長い年月の光の神々に従う暮らしも、人間に見切りをつけた。

 人間の悪政、暴政に耐えきれなくなった。


 「やっと人間の悪政が終わる」

 

 長い年月の戦い、人間の悪政は尽きる事を知らない、魔王軍が考えて方面軍を築いた位。

 大陸の唯一のまともな大国に寄る、人間の未成年者が寄る、高齢者が寄る、様々に寄る。

 問題は槍の聖女と手下、このライフルを構えた信銀十五世の狙撃に槍の聖女は即死、リターンに消える。

 最後まで挙兵に拘った野心家の始末は元帥、伊達な軍歴はない、狙撃の名手、1000mを一発。

 戦いの神の教団は弱体化、向日葵共和国の最高の名手は元帥、この為にライフルがないと勝てないとわかる。

 弾は特殊な弾、貫通を強化した新型、人間の悪政が終わる、この後にやっとと終わった動乱。

 人間は善政による、だが長い年月に築いた悪名名高い人間に寄る側がいない。

 向日葵共和国歴3205年、資料館から議会に帰った評議会、この元帥に睨まれた。

 

 「評議会は強気はいいが、解散総選挙だな」


 解散総選挙、評議会は食らった後、この多勢に無勢が当たり前な社会に失脚した。

 民主化した向日葵共和国は解散総選挙はある、一定数の同意が入ると可能、評議会は選挙に参加、だが元帥はライバル視を送る。

 投票は開票日、ライバル視の議員が当選、在職の議員は落選。

 歴史上の反省会、評議会は解散総選挙を食らうと厳しい、また歴史上の関係で、任期は10年、連続二回制限付き。

 元評議会は制度変更で、後に一回しか当選できない、この元帥に睨まれた議員だった全員は路頭に迷う。

 

 「アホが当選できない理由しかない」  

 「元評議会は選挙に落選後、炊き出しに並んだとか」

 「軍を犠牲にしようと企む野心家揃い、ざまあ」


 元評議会は魔王軍寄り、元帥は魔王軍と敵対関係に入る、この為に闇でも収拾がつかない戦争。

 向日葵共和国の新しい歴史、やっと政治と外交がまともになる。

 向日葵共和国の新しい評議会、やっとアーシベルに近い立場にのしあがった全員はアーシベルのライバル。

 信銀十五世はアーシベル以外に帰らない、この長い年月の為に闇の関係でも収拾がつかない。


 「人間の悪政は尽きる、魔王軍は孤立、向日葵共和国は新しい評議会、引退するか」


 元帥の引退、アーシベルに帰る、この長い年月の戦いにアーシベルは婚約者と言う強い証、また器がでかいサキュバス。

 

 「信銀十五世、聞きたい事があるの」

 「やけに慎重だな」  

 「信銀は名前で、十五世は十五代目、信銀十五世のお父さんは?」


 しまった十五世、アーシベルに伏せた現実は今は多少の緩和、父親、母親に紹介するのは当たり前、アーシベルは婚約者なので。


 「アーシベル、父親、母親に紹介するが、他言無用」


 向日葵共和国の地下工事を歩き、警備のΩが挨拶。


 「アーシベル、一応は十五代目はあってるが、洒落がない」

 

 門、アーシベルは困惑、この門の先に立たずむ父親のΩ、この敬礼、Ωは敬礼。


 「極秘な場所なんだ」


 向日葵共和国は先進国、門の先は大都市圏、アーシベルは婚約者がどういう立場かわかった。

 

 「父親、母親に紹介する」

 「信銀十五世、やっぱり王族だったのね」

 「間違ってない」


 この父親、母親に紹介、アーシベルは困惑、立場が完璧に最高位。

 

 「この世界の闇陣営の総大将の第15代目の一子相伝」

 「凄いお偉いさんじゃない」

 「だが、出来すぎた産まれ、環境が苦手で」

  

 母親はサキュバスの女性、アーシベルは自己紹介。


 「うん。間違ってないが、他言無用は出来ないわな」  

 「出来ませんよ十五世」

 「一子相伝だしな」

 「実は婚約者はサキュバスって家族もわかった話で、母親の一子相伝でもある」

 「何その難しい言葉」

 「世代に一回、一子相伝ができる」


 アーシベルは困惑、母親が説明、この長い説明、一子相伝の一回。


 「簡単だろ?」

 「簡単な訳ないじゃない、この浮気男」


 怒る一撃が決まった、流石に耐えた十五世。


 「悪かった」

 「素直ね、十五世の実家と交易したら早くないかしら?」

 「難しい、向日葵共和国の産業は善くも悪くも国内、貿易は想定外だ、民衆が反対する」

 「大人になったな」

 「まあね、アーシベルにナンパされた後は大冒険かな」

 

 このサキュバスの王族はわかる、アーシベルは婚約者が似たり寄ったりの王族で安堵した。


 「信銀十五世、私はね、サキュバスの王族」

 「多分、そうじゃないかなって」


 ライバルに勝った、なんで信銀十五世は手下兼女の子と呼んだか、理由がわかった。


 「手下兼女の子って理由がわかったわ」

 「手下兼女の子ってそのまま」


 帰る途中、アーシベルは困惑、信銀十五世の闇陣営の様々が挨拶に来た。

 向日葵共和国に帰国、アーシベルは困惑が止まらない、信銀十五世の闇陣営は魔王は普通、魔王候補は普通、善くも悪くも闇陣営。


 「さて、手紙の配達だ」


 産まれ、環境の割に勤労、アーシベルは婚約者を得た、善くも悪くも長い恋愛。

 向日葵共和国の手下兼女の子はそのまま、信銀十五世の所有物の呪われたマジックアイテムをまとうそのまま。

 女の子社会は、そのままの意味がわからない、アーシベルはそのままの意味がわかる、長い年月の疑問が解けた。


 「信銀十五世、私はやっぱりね、サキュバスの女王に挨拶にいきたいの」

 「わかった」

 

 得難い婚約者、女王に挨拶は時間を少し戻す。


 「なるほど、アーシベルは十分」

 「婚約者の十五世は?」

 「実力はわかるが、サキュバスの王族が得難い婚約者を得たな」

 「凄く」

 「向日葵共和国の元元帥が家の曾孫にナンパか?」

 「逆にナンパされた」

 「どうしてもわからない問題が解けた」


 アーシベルは本気な婚約者、信銀十五世はアーシベルは本気な婚約者、善くも悪くも長い浮気男にサキュバスの女王が右ストレート、流石に耐えた。


 「毎回の浮気なんで、当然かと」


 自業自得を理解した上で浮気した以上はアーシベルは本気な婚約者とわかる。


 「マシな男を拾ったな」

 「逆かな、凄い実家、もう魔王とか普通、闇の凄い実家」

 「ほう、向日葵共和国よりか?」

 「向日葵共和国はまだ田舎かな」

 「すると異世界か」

 「うん。びっくりした」

 「で、父親は?」

 「うん。魔人、奥さんはサキュバス」

 「するとやはり王族か、ふむ」

 「レベルが違う、向日葵共和国首都圏が地方都市扱い」

 「なるほど、向日葵共和国首都圏が地方都市か、ずいぶんな男を得たな」

 「向日葵信銀十五世は出来すぎた産まれ、環境が苦手だったって」


 サキュバスの社会は女性しかいないが、子供をつくる為に男を捕まえるはある、婚約指輪はあまりない。


 「はい。産まれ、環境がよすぎて、苦手なんです」

 「学歴は?」

 「家は学歴は中卒しかなくて、他は自力で」


 自力でできたら苦労しないレベル。


 「家は代々に賞金稼ぎが生業でして」

 「異世界は変わるのは仕方ない」

 「得意分野がずばり女の子、これが強い固有なんですね、代々に女の子を連れた証に固有の力をだすレベルに至って」

 「アーシベルの時を戻す力、なるほど、簡単にはいかんな」  

 「アーシベルは十分に本気ですし、俺も本気なんで、問題をない」 

 

 世界中は実力者は時を戻す力を理解、どんな問題も時間を操る以上は無敵。

 






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