そこに紛れ込むモノは…。

遂に、この作品が完結を迎えた。
正直なところ、今だに悪い夢の中を彷徨う
…そんな気持ちで今この瞬間に立ち会って
いる。作者はコメディ・ホラーという
或る意味、確立したジャンルに於ける
第一人者であると言えるのだが…。

 この作品は、余りにも 異様 である。

それだけ、研ぎ澄まされた不条理と恐怖
更には作者の鋭い目で見た現代社会への
皮肉と風刺が至る所に織り込まれては
読む者に、えもいわれぬ

 不安 を齎すのだ。

高齢者介護施設を運営する企業の求人。
よくある求人広告に入り込んだ

  まさに 魔 ともいえる、違和感。

入れ替わり立ち替わり応募してくる
有象無象の中に、そして彼等を精査する
社員の中にも。
        それ は、紛れている。
 時に、出身校

前職、 自己PR、  特技。 

 一体この履歴書と面接の評価は
何なのだろうか。

 呪いなどと生優しいものではなく。



  それ は ─────。


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