夢の話をしよう
止ヒ糸ケン(むらさきけん)
第2話 高層ビルの悲劇
ねぇ、私はね。あなたのことが好きなんだよ?
どうしたの?
その…ずっと言えなかったの。私…女の子が…好き。
はぁ…いや、なんとなくそうだと思ってた。
え?
だってさぁ、私の手繋ぐ時、わざわざ恋人繋ぎに変えてたじゃん。
…ごめん。我慢できなくて。
いいよ。私も嬉しかったし。
へ?
へ?じゃなくて……んー。私もそうなんだよ。
そうなの…?ほんとうに?
うん。それに私もあなたのことが好き…
。じゃあ…お。お付き合い…ください!
ねぇ…最近構ってくれないじゃん。
最近仕事が…私だっていっぱい構いたいよ。
ねぇ、またここに付けてよ?消えちゃってて…
ん…
はぁ…ん………ありがと。
ねぇ、大丈夫?私心配だよ、こんな高いところ
…大丈夫…ほんとうに…はぁ…
やめてよね?ここ柵がないから。
うん……私さ…ずっと考えてたことがあるの…
いつまでのあの時の幸せが続いたらなぁ…て。
ど、どうしたの?
前はいっぱいキスしてくれれば満たされた…
でも私はあの頃の…あの感情。感触。鼓動を…再現できないって…今になって気づいちゃった
…あぁ、そんな顔しないでよ…ダーリン…
やめて、こんなことしても良いことないよ…
分かってる…だから見てててよ私のダーリン…
私のさいこを…ね?
…
さよなら。
待って!
ねぇ、あの子とどうなのよ?まーたイチャイチャしてるんじゃないの?
…ぁ、うん。いつも求めてきてさー。
ほらやっぱり!私が目離した好きに首にいっぱい跡残ってたもんねぇ
ごめん今日は友達と遊びがあるから。
あらそうなの?お幸せによー!
ねぇ、今日、月が綺麗だよ?
私も最高になれるかな…
私の最後…か…
あっちだったらずぅっと一緒だよね?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます