第2話 弟くんと同居って発想は、いかがなものか!
「おかわり頼もう!次は何する?」
もう解決したよね!よかった!と言わんばかりの笑顔でメニュー表を見せてくる
「待て待て待て待て。え?弟いるの?」
「あ!うん!いるの!実は。イケメン高身長の高学歴高収入。いい物件だよ?男避けにはちょうどいい」
「そんな高物件に彼女がいないわけないでしょ!!」
隠れ巨乳で、腹筋もうっすら割れてることを知っている。
そんな美女!!!の
「いきなり私と同居とか、おかしいよ!?なに言ってるの!?」
「彼女いないし、引っ越し費用出させるし、家賃も3分の2でいいよ!稼いでるし!」
「ちょちょちょちょ、そんな巻き込めないよ!?本人の意思は!?」
「呼ぶ呼ぶ!呼んで紹介するよ!」
決めきれない私を待てず、追加のお酒を勝手に頼むため、店員さんを呼んでしまった。
「ウーロンハイ2つで」
注文を聞いた店員さんが去り、
「飲みながら話ししよ。まだ気持ち落ち着いてないだろうし」
枝豆を受け取りながら、話の続きに入ることにした。
「いきなりすぎて、びっくりしたよ…」
本気なの?と、問いかけるように
「すぐに動ける方法が、これかなって思ったから。このまま隣人がいる部屋に帰すなんてできないし、短期間の引っ越しは大変だし。すぐに引っ越しする言い訳としても、同棲は使えると思うし。
悪い顔で笑う姉だ…、まだ見ぬ弟くんを不憫に思うよ。
2杯目のウーロンハイが届き、おつまみに手をつけながら、飲み進めていく。
「
「すぐ話通した方が安心だから、このまま呼ぶよ」
手際よくスマホを取り出し、連絡するみたい。
「こんな破天荒なお姉ちゃんで、弟くんは大変だね…」
ウーロンハイを飲みながら、全く悪びれない朱音を見つめた。
「こんなかわいい年上女性と同居できるなんて、ラッキーな話しじゃん」
すぐに打てたのか、
「そんなイケメンが、私なんかで満足するわけないよ。他にもっといるから」
「えー?
にっこり可愛い笑顔で、ふにゃっといいきる
親友バカな
今だけだから。
今日は帰るの怖いから、朱音≪あかね≫の部屋に泊めてもらおう。
そう、計画してたのに…。
「え?」
「本当に?ほんとにいいの?」
「はい。俺は全然…」
隣でにまにまと悪い顔で面白がっている
なんでなんでなんで?
「なんでOKしたの⁉」
いきなり呼びつけた上に、
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