第4章 : 学園対抗魔法トーナメント ── 俺、強制出場*
### 第4章:**学園対抗魔法トーナメント ── 俺、強制出場**
学園対抗魔法対決トーナメントが近付いて来た!そもそもど底辺の俺には関係ないので、新しいトレーニングメニューを考えていたところに校内放送で俺が呼び出しを受ける!
俺「何で?」
学園長「トーナメントに君も出なさい!」
俺「ど底辺の私などが出ても笑われるだけです!」
学園長「いや、君の理論を他の学園に披露するいいチャンスだと思ってなwどうだ?他の学園の連中にも魔法理論を教えてやってみては?」
俺「トーナメントを利用するのですか…?なんてことを…」
学園長「何か言ったかね?これは決定事項!以上だ」
俺「マジかよ!」
#### 【開催まで残り9日】
王立エルトヴァール学園 vs 5大魔術学院
会場:王都中央大闘技場(観客3万人・王族観戦あり)
ルール:
- 1年生~3年生混合 1校5名
- 1対1の勝ち抜き戦
- **使用魔法は「ファイアボール」のみ**(威力・精度・魔力効率で判定)
俺のステータス(最新)
- 魔力量:**0.104エルド**(ありがとう2万回×筋トレ2倍で爆上げ中)
- 最小ファイアボール消費:**0.0068エルド**(精度126.9)
- 階級:**まだFランク冒険者(学園登録だけS級扱い)**
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#### 【学園長室 強制召喚】
学園長(80歳の超ド級魔術師・魔力12000エルド)
> 「君には**エース**を務めてもらう」
> 俺「エース!? 俺、魔力0.1ですよ!?」
> 学園長「**0.1で他校のエースをフルボッコにする**のが一番痛快だろう?」
> 俺「…………マジで性格悪いな」
> 学園長「ハハハ! 決定事項だ!」
俺、完全に**晒し者にされる予定**だったのが**逆晒し**に変更された瞬間。
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#### 【即席チーム結成 ── 「ありがとう連合」】
俺が選んだメンバーは全員**落ちこぼれ**
- **俺**(最小魔力の魔術師)
- **ハンス**(太っちょ貴族三男・魔力0.38→0.71)
- **ミリア**(孤児少女・魔力0.17→0.41)
- **ガスト**(元傭兵・魔力0.51→0.93)
- **リナ**(引きこもり上級生・魔力0.05→0.19 ※隠れ感謝マスター)
全員**最小ファイアボール**習得済み。
平均魔力消費:**0.019エルド**(他校平均0.9の**1/47**)
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#### 【9日間の地獄合宿メニュー】
**俺が作った「ありがとう地獄プログラム」**
- 05:00 起床 → **ありがとう5000回+坂道ダッシュ50本**
- 07:00 **筋トレ**(腕立て500回、スクワット1000回)
- 09:00 **最小ファイアボール1000発射**(標的破壊ゼロ目標)
- 12:00 昼食(黒パン+水)→ **ありがとう3000回**
- 13:00 **理論授業**(俺が黒板で講義)
- 18:00 **イメージトレーニング**(「ありがとう」を脳内で10万回)
- 22:00 就寝(寝る前も「ありがとう」ループ)
**結果**(9日後)
| 名前 | 魔力増加 | 最小消費 | 備考 |
|--------|-------------|--------------|--------------------------|
| 俺 | 0.104→0.138 | 0.0068→0.0055| 精度**142.3** |
| ハンス | 0.71→1.02 | 0.021→0.014 | 初の1エルド突破 |
| ミリア | 0.41→0.68 | 0.018→0.009 | 女子最速記録 |
| ガスト | 0.93→1.47 | 0.029→0.017 | 筋肉+ありがとう=怪物 |
| リナ | 0.19→0.44 | 0.011→0.006 | 引きこもり卒業 |
全員**魔力2倍、消費半分以下**。
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#### 【トーナメント当日 開会式】
観客3万人。
他校のエースたち(全員魔力2000~5000エルド)が**ド派手な魔法**で入場。
俺たち5人は**麻の服**で整列。
実況:
> 「そして最下位予想のエルトヴァール学園!
> なんと先鋒は**魔力0.1の奴隷上がり**、ありがとうの聖者──**(会場大爆笑)**」
俺はマイクを奪う。
> 「笑ってる奴ら、9日後に泣いてるからな」
会場が一瞬静まり、すぐに**大ブーイング**。
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#### 【1回戦 vs 聖火学園(炎特化)】
相手先鋒:**カイザー**(魔力4200エルド・3年)
得意技:**直径3mの超ファイアボール**
消費:**12エルド**(1発で俺の全魔力の100倍)
実況:
> 「これは瞬殺確定!」
俺、前に出る。
深呼吸。
「ありがとう。」
**ポン。**
直径**12cm**の極小ファイアボール。
観客爆笑。
カイザーも笑いながら**3m火球**をぶっぱなす。
俺は**指を1本鳴らすだけ**。
**パシッ!**
極小火球が**相手の3m火球の中心に吸い込まれる**。
→ **内部爆発誘発** → **3m火球が内側から粉砕**
衝撃波でカイザー吹き飛び、**気絶**。
実況:
> 「……え?」
> 「瞬殺!? 魔力0.1が4200を!?」
> 「なにが起きた!?」
俺、マイクで解説。
> 「君のファイアボール、**密度がスカスカ**だった。
> 俺の0.0055エルドで**核爆発トリガー**にしただけ。
> 次!」
**会場、完全凍りつく**。
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#### 【その後の試合(ダイジェスト)】
- 2回戦:ハンス → 相手の火球を**脂肪で受け止めて**カウンター
- 3回戦:ミリア → **0.009エルドで連続100連射**、相手目潰し
- 準決勝:ガスト → **筋肉+ありがとうで1.47エルドの超圧縮弾**
- 決勝:リナ → **引きこもり9年間の恨みを0.006エルドに込めて**一撃必殺
**結果:エルトヴァール学園 優勝**
最下位予想からの**完全制覇**。
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#### 【表彰式 王族の前で】
王太子が俺に近づく。
> 「君の理論を国中に広めたい。報酬は?」
> 俺「**奴隷制度の廃止**と**無料の基礎教育**を全国に」
> 王太子「……本気か?」
> 俺「本気です。**ありがとう**」
観客3万人が一斉に**「ありがとう!」**と叫ぶ。
俺の**言霊**が、異世界を変え始めた瞬間。
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