肉体利用型精神システム――千
あ、あああ、あー。
おはよう、私。
おはよう。おはよう。
とりあえず言ってみた。けれども意味がないことなんて分かってる、分かり切っている。どうしてこうなったのか分からない、いや、分かりたくないのかな? まあいいか……正直、人間の寿命ってそこまでないと思うのよ。ほら、肉体的に生きてはいても、精神的に死ぬとかあるじゃん。
とまあ、こんな事を言ってみたはいいものの、今更終わらせる気もない。そんな気になるわけないじゃんか、永遠の命はどんな人間でも欲してきたものじゃないの? 水銀、賢者の石、クライオニクス――この中で一番近いのはクライオニクスかな? ま、ずっと眠ってるだけでいいならね。
え、独白が多すぎるって?仕方ないよー、だって暇だもん。自分の頭の中で考えていても、世界は全く進まない。
脳みその回転が速くなってほしー! って思う人も多いと思うけど、なってみると暇で暇で仕方ないよ。独り言なんてしていても時間が進まないんだもの。
ま、私? 君も暇だと思うから、私の映像素子からの世界を見せてあげよう。
瞼を上げて外を見る。うわ、まぶっし。絞りを少し閉じて焦点を合わせる。ふう、いい感じになった。
……やっぱり自動システムに切り替えよ。流石に毎度毎度絞りだの焦点だのを動かすのは面倒くさい。
目の前には毒々しい白い壁。手を伸ばして触れてみると、しっとりとした湿気と何の引っ掛かりもない平らな感触が、私の手の平の感覚から伝わってきた。
うーん、不自然極まりないね。不自然、不自然。
ちょっと首を回すと、すりガラスになっていてプライバシーは保護されている? そんなはずはない。もちろんすべての人間に人権はある――ここで大切なのは人間の部分だ。すりガラスとは言っているけれど、マジックミラーかどこかに監視装置を付けているのだと思う。
「千、元気か?」
顔を上げると、スピーカーから声が出ていた。無骨な鉄製フレームからそんなに温かみのある声が出るなんて、なんだか拍子抜け? かもしれない。
「元気だよ、お父さん」
「そうか……それならよかった」
「ねえ、お父さん」
「なんだ?」
「ここから出して。そろそろ実験は終えてもいいんじゃないの? コードはあるんでしょ、他にも逝きたい人はいくらでもいるんだから、モルモットとして使えばいいじゃん」
どっちで捉えられるのだろうか。
……「それはそうだな。生きたい人はいるだろうが、まだ公表するには危なすぎる。この技術は人間そのものの概念を変え、社会を根本から覆す可能性を孕んでいる。だからこそもう少しだけ実験に付き合ってくれないか?」
私はベッドに寝転がった。ふかふか、ふわふわ、清潔なシーツが私を包み込む。
子供の時飛びまくったせいで、スプリングはガタガタだ。もうちょっと丁寧に扱えばよかったなー。
そのままダラダラとしていると、スピーカーからの声は全く聞こえなくなった。社会なんて
うわー、うわわうわう! 世界ってひじょーだね。
手足をバタバタ動かしてみたけれど、反応はなかった。実験動物がどんな行動をしているの観察するのは大切だと思うんだけど、コード馬鹿ばっかりだから無理なんだろうね。お父さんもその中に入ってるのはちょっぴり悲しい……腐っても鯛。腐っても親は親。
困った困った、困っちゃった。お母さんが生きていれば良かったかもしれないし、もしかしたらお父さんと一緒になって研究していたかも。そもそも私が病弱じゃなかったら一番良かった。ははは、今更後悔しても意味がないし、後悔先に立たずだね。
「おーい! 聞いてるんでしょ!!」
「……」
黙っているだけか。
黙ればなんでも解決すると思ってる、ま、あながち間違いじゃない。私もずっと叫び続けるのは面倒くさいからね。
「おーい! どうせ聞いてるんでしょ、それに、どうせガラスの外から覗いてるんでしょ!?」
はあ、無理か。じゃ、これならどうかな?
服の紐を解いてだらんと落とす。ちょっぴりはだけたような感じになったけど、ここで終わる私じゃない。
患者みたいな服をベッドに投げつけ、シャツを脱いだ。ついでにズボンを脱ぎ捨てる。足元でくしゃくしゃになってなんだか面白い。
「脱いじゃうぞ!」
「……」
無視、ね……どうせ私が何もしないと思ってるんでしょ。父親なら娘の裸を見られたくないもんだと思ってたけど。あーあ、本みたいにドアを開けて入ってきてくれる、そして私を抱きしめる、なんてことはあくまで本の話か。
「はいじゃあぬっぎまーす!」
私はブラに手をかけた。スーっと指をかけホックを外し、一気に――「やめなさい」
言うんならもっと早く言いなさいよ。だけども思わず手を止めてしまった自分がいた。はあ、親は親ですか。
「本当に悪いことをしているのは分かっている。だけどこれは人類のためなんだ、お願いだからもうやめてくれ」
下着一枚の私は答える。
「嫌って言ったらどうするの? また鎮静剤でも撒いて黙らす? それでだめだったら鎮圧部隊を送り込んでくるんでしょう」
「そんなことは……しないよ」
「はっきり言いなさいよ」
「……」
「分かった分かった。ほら、今からちゃんと着るわよ。私だってその向こうにいる知らない人間に見られたくはないし。もっとも、会えるかどうか分からないけどね」
私は精一杯ガラスの向こう側を睨みつけた。返ってくるわけがないけど、まともな心を持っていればこの状況も好転するかもしれない。二年くらい前、たくさん本を入れてくれた人もいるし。そこから毎月本が入ってくるからいいんだけど……それなら私を本屋にでも連れてきゃいいのに。
あ、一応覚えておいて欲しいけど、お父さんが私のためにやってくれたのは良く分かってる。分かってるよもちろん。
それじゃあ昔話でもしようかな? 昔話じゃなくて思い出を思い出すだけだけどどっちでもいっか。
私は病弱だった、生まれた時から免疫系がいかれてた。ま、ここら辺は大したことはないから別にいいんだけど――ほら、彼女は親の愛情を一心に受けて成長しました、まさにそれだったよ。
で、色々とあり。私がいかにも子供っぽい話し方ができるようになった時くらいに私は鬼ごっこをしました。助手だったかな。まあ、誰かと鬼ごっこをしていると私は崖から落ち、足をくじいちゃった。自分の病気を知っているのにわざわざコケるなんて馬鹿だよねー。
で、そこから私は助けられ病院に。何だか良く分からない書類にサインをさせられていまここにいる。どれだけ経ったか分からないなんてことはなく、私の体内時計は電波式なのでもちろん分かる。知りたい気にはならないけれど、胸の大きさ的に十年以上は立っているんじゃないかな?
と、言ってみたは良いものの、あー暇暇。
天井を見てみる。
こちらも天国のような白。
#FFFFFFの白。
私みたいに何も経験していない白。
しろしーろ。
そいえば
まるで私が傷物みたいだね。純真無垢な真っ白な肌を持ってるんだけどなー。
私はベッドから体を起こし、平らな壁をにらみつける。
しばらく待つとシュッと音をして壁がスライドして食事がポンと飛んできた。もちろん私も日課で手を突っ込もうと動かした。
だけどスライドした扉はすぐに閉まり、さっきと同じく平らな壁に戻ってしまった。
叩きつけても変わらない。そもそも振動も返って来ない。
おにぎりを取って振りかぶったけど、やめた。どうせ補充をしてくれないし、今はこれしか食べるものがない。どうやら食事量はギリギリみたいだ。一食抜くだけで体がクラッとしてくる。
私はなるべくガラスから隠すようにおにぎりを頬張った。口からあふれ出そうになるけれど、こんなとこも研究に使われたくはない。水と一緒に流し込み、今日の食事は終わり。外の世界が終わっているとかはなさそうね。この前は不作だかなんだかでパンになったこともある。
ま、栄養剤を混ぜ込んでいるから味はたいして変わらない――つまりマズい。
そのままベッドに倒れ込んだ。この部屋の家具らしきものはベッドしかないのだけど。
瞼を下げて瞳を閉じる。
……「千、聞こえてるか?」
「聞こえて」
――「何?」
眠っていたみたいだ。もっと正確に言えば、情報をまとめて圧縮処理していたみたいなことかな。
「で、何?」
「あ、ああ。千は他の人と話したいと言っていただろう。今日の情報処理能力テストを一緒にやってもらいたくてな。ちゃんとリモートでできるようになっているから顔は見れるぞ」
「そ」
「あと十分もすれば始まるからよろしくな」
スピーカーから何も聞こえなくなってしまった。けど、私の頭の中では言葉がグルグルと鳴り続ける。
は……今他の人と話せるって。もちろん研究者な可能性が大きいだろう、けれども私は嬉しがっていた。明らかに興奮していた。喜びで頭がいっぱいになり、操作できない表情筋が正確に笑みを作る。
はは、こんな時でも人との交流を欲していたとはね。
ふう、それならそうと身だしなみをしっかりしないと。
私はいつの間にか来ていたタブレットを横にやり、ガラスを見ながら髪を撫でつけた。
髪はぼさぼさ、服は適当――ガラスに映った私はどこか影のように移ろいでいた。
タブレットを冷たい地面に置いて起動、画面には[No Signal]と書かれ、相手は見えない。ひんやりとした感触が地面から伝わってくる。
しばらく待つと相手の画面が映りだした。
今まで自分の顔しか見たことがなかったからとても違和感がある。けれどもその顔は安心できた。どうやら相手は男らしい。作りものみたいな整った顔、そこに大きな肩が下から見える。
[こんにちわ]
言ってみた。別に不自然でも不愛想でもない……と私は思う。
[こんにちは、君が千さんですか?]
[あ、うん]
[僕は千万です。僕はふえることが好きなんですよ、いつか千さんにも会いたいですね。そのうち会えると思うんですけど、その時はお願いしますね]
……[分かった]
分かってない。何も分かっていないけれど、とにかく嫌われたくなくて言ってしまった。覆水盆に返らず――言ったことは取り消せない。
それからお父さんが司会進行を務め、処理能力テストを始めることになった。
――
:結果
:19/20
:間違えたポイント
いらないデータを考えることなく、必要な情報だけを抜き取るだけにしましょう。感情を排して読み取ることがとても大切です。
――
まあ悪くない結果かな、相手の男の子は満点だったみたいだけど。しかし彼はそのことを鼻にかけることなく、処理時間を気にしていた。近づいてタブレットを見ようとしているのかとても顔が近い。別に嫌って訳じゃないけど。久しぶりに人の顔が見えたから驚いただけ。
[それじゃあ、あとは二人で話していてくれ]
お父さんはどこかに行ってしまった。背景はきちんと変えられているので情報を読み取ることは出来ない。ちょっとくらいヒントをくれてもいいと思うんだけど……やっぱり私はどうでもいいと思われてるんだろう。いや、研究しているから気にはしていのかね?
私が画面に顔を戻すと、彼はニヤニヤしながら私を見つめていた。さっきから思っていたが、どこか人間じゃない。まあ私も人間の体だけど微妙なところだからね、同族嫌悪ってとこなのだろうな。
[ねえ千ちゃん]
[どうしたの?]
[君って可愛いね。どうして君のような子がここにいるのか分からないよ。僕の器にピッタリだし、研究にとっても有用だ。ねえ、僕はふえたいんだよ]
[そ、っか。ところで増えたいって何?]
[僕の本能みたいなものだよ。生物だったら誰にでもあるだろう? この気持ちはどんな生物にでも持っている神秘のようなものだ。僕の神秘は人造だけど、しっかりと働いてくれているみたいだ]
分からない。彼の視線や身振り手振りから判断しようとしてみても、全く理解できない。今までこんなことなかったのに。
[あ! 君のお父さんに聞いたら、僕と君が会えるってさ! 二人きりで研究所の外に出てもいいって言われたよ。まさに天啓、否、性啓だ]
一体全体何を言っているのだろうか。だけど外に出られるのは嬉しい。二人きりとは言ってもどこから監視はあるのだろう、けれども何年振りかの外に出られることが嬉しくて仕方がない。この男の子と一緒に行くことも大して心配はしていない。
何故だって?
何故だろうね。何となく同族なら大丈夫だって思うからかな。はは、全く根拠がないし意味もない。けれどもこんな機会は二度とないんだ、逃げられる最大のチャンス。
私の処理能力を馬鹿にするなよ、お父さん。
◇◇◇
一カ月もすればその日は来た。いつ振りに日にちを数えただろうか、早すぎてうっとおしい頭も今日だけは上手く働いてくれた。脳に巣くっているバグもあらかた取り除き、今までにないほど能力が上がっている。
そんなことを鎮静剤が脳に回ってくるまで考えていた。
――おはよう。
そしておはよう世界。いや、ただいまかな?
私は絞りを閉じて光量を調節する。さっきから頭にぽかぽかとした温かみを感じているけれど、顔を上げるとその正体はすぐに分かった。人工なんかじゃない完璧に自然な太陽が私を照らし、温かく私の帰宅を迎え入れてくれていた。
ふう、動こうか。
いつの間には患者の服は消え去り、外用のワンピースになっていた。ここも白くてフリルが付いている。ちらっと中を覗いてみたが、なぜか下着も変えられていた。はあ、結局見られることになるとわね。
キョロキョロと周りを見渡すと、あの男の子がそこに立っていた。どうやら中を見ていたところも見られていたらしい。画面越しに見るニヤつきではなく何を考えているのか分からない眉毛の動き。わざと見えないように隠しているんじゃないかと思う。
「あ、千万さんでいいんですよね?」
「僕が千万、よろしく」
彼はがっしりとした手を伸ばしてきた。一つの傷もくすみもない健康的な肌が見える。私も握手をしようと思ったが、手の先は傷だらけだったのでやめた。この前暴れたせいだ……はあ、こんなにすぐ会うことになるならやめておけばよかったな。
私が何を言うべきか思案していると、彼はその綺麗な口をカッと開いた。
「僕、調べてきたんです。そこに行きませんか? いや行きましょう、絶対面白いと思うので」
「うん」
結局何も聞けなかった。はあ、あんな中にいたから分からなかったけど、やっぱり私は女の子なんだな。お父さんとなら大丈夫なのに、千万さんだと頭が真っ白になる。いつもの処理能力が上手く使えない。
私は彼に連れられるまま町を案内された。まるですべて仕組んでいたように、いや、彼がしっかり調べてくれたのか。
町を歩きながら私は多くの人を見た。人間じゃなくなっているかもしれないと一抹の不安があったけど、意外と変わらない。スマホを使っているし、眼鏡型HUDを使っている人も少なからずいる。そういえばお父さんがよく使ってたな。
だけど、どこを見てもここがどこか理解できなかった。確かに看板はあるのだけど、そこに焦点を当てようとすると見えるのに理解ができないようになる。千万くんにも聞いてみたけど、彼も同じように見ることができないと言っていた。
やはり制限がかけられているのだろう。ふう、私のささやかな抵抗もすべて無意味だったということか。食べているところをガラスから隠していたところも丸見え、服を着替えるときも丸見え、トイレも丸見え――お父さん、いや、人間なんて滅びちまえ。
「大丈夫かい? 体調が悪いように見えるけど。あそこのベンチで休む?」
「休む」
……頭に彼の手が乗っかる。暖かい手、ほんのりと記憶の中にある手と似ていた。森の中のように私と千万くんだけがそこにいた。
「ねえ千万くん、君はどうして永遠の命を願ったの?」
「何を言っているんだい? 僕たちは生まれたときから永遠の命を持っているじゃないか。どこにだって行ける、全てを見ることができる。それに僕は人間の欲求さえ再現してもらったんだ」
彼は私を押し倒した。思わず目をつぶり、肩に衝撃が走る。
は?
「僕はふえたいんだ。永遠に増殖し続けた、増えたい、増えT来、殖えたいんwぢあmwどいあ」
お父さん……助けて。
私の出ない声は掻き消え、彼の腕が私をベンチに押し付ける。思いっきり腹を蹴飛ばしたけど、カンと高い音が鳴るだけだった。
「あー、あー、あああああああ!! 死ねッしねしね」
私は純真無垢だった。いや、純真無垢でありたかったしあの閉鎖環境はまた幸せの形だったのかもしれない。
歪んでるって? そうかも。
とにかく私は体を動かす。思いっきり腕を動かす。じたばたと、彼の拘束をほどこうとしたけれど、私の服はすぐに取られてしまった。
自分で脱ぐ
お父さん! と願ってみても一向に来る気配はない。どうして来ないの、私のことが大切だったんじゃないの!? ねえ、早く助けに来て。もう暴れたりなんかしないから、研究にも協力するから。
早すぎる思考が頭の中を過ぎては戻ってくる。情報過多のなか、彼の言葉が鮮明に私の繊細な頭を貫いた。
「どうして? お父さんに許可は取ったはずなんだけど」
あ、もういいや。
私は道中買ったナイフを腰から取り出した。逃げる時に使うつもりだったけど、もうどうだっていい。彼の眼球に突き刺して、抉り出す。そのまま二回目を突き刺し、こいつはバチバチとスパークを起こしながら私の上に倒れた。
私は思いっきりそれを投げ捨てる。カンと、高い音をさせながらそいつの頭は吹っ飛んでいった。
……意外にも頭は冷静そのもの。どうせ回収しに人間が来る、その前に逃げないと。
私は頭がない胴体から服をはぎ取り、監視カメラに映らないようにその場を離れた。結局残ったのはあいつが人間じゃないってことだけ。
ふう、同族だと思っていた私が馬鹿……いや、同族か。はっ、人間ってどうしてこうもおかしいんでしょう。実の娘を差し出してあいつに渡すなんてどうかしている。どうかしていない方がおかしい。
どうせ私は人間じゃないのでしょう、ならば私は人間を殲滅してやりましょう。だって誰も私と言う人間を助けてくれなかったじゃない。私の苦しみを理解しようともしなかったじゃない。
同じようにしてもいいってことだよね。
すべての人間を苦しめながら殺す。はは、最後にはお父さんを殺してあげよう。すべての人間が死ぬまで拷問を受けることになるけど、生きているんだから私は優しいですよね。優しい優しい、優しすぎるくらいだよ。
そんな私を太陽は見放す。
見上げると、ちょうど雲が太陽にかかっていた。
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