第7話 氷河期哀歌!
あらすじ
前話が外伝的なエピソードになってしまったので、今回のあらすじはいつもより詳細に記述する。
(当社比1.5倍)
種もみの歓喜に沸く村に野盗に魔の手が忍び寄っていた。
そして、地球より100億光年離れた遥か銀河系の彼方・・・
圧倒的強大な勢力を誇る大銀河神聖帝国は、村の種もみ入手の情報をキャッチし、人類を根絶やしにした上で、種もみを奪うべく地球への進軍を開始した・・・
今、地球と銀河系の命運をかけた大銀河戦争が勃発しようとしていた・・・
本編
大銀河戦争編①
タロウは驚いた。
「ちょっと待って!ちょっと待ってよっ!
何なの!このあらすじはっ!
野盗のくだり以外全部嘘っぱちじゃないかっ!」
ペロタンがタロウをなだめるように声をかけた。
「なんだよタロウ、細かいこと気にしやがって。
はは~ん、さてはお前、血液型A型だな?」
「血液型は関係ないよ!話の流れがおかしくなっちゃうよ。なにが
「テラに迫る危機・・・おやおや廃仏毀釈でも始まるのかな?」
「お寺じゃないよっ!
全く・・・作者は酒の飲み過ぎで正常な判断が出来なくなってるんじゃないの、ったく。」
ペロタンはタロウの肩に手を置き
「そう怒るなよ、作者は☆を増やそうと必死なんだ。
だから読者の興味を引く為にこんなスケールのデカい話を無理やりもってきたんだ。」
「でも、無茶苦茶だよっ!
これで話がおかしくなったら作者の責任だからね!」
「責任・・・だと・・・」
ペロタンのこめかみがピクリとうごいた。
「そうだよ!作者の責任だよっ!」
「責任責任自己責任・・・就職氷河期みてーなこと言ってんじゃねえよっ!」
「ええっ!?」
「お前に就職氷河期のなにが分かるってんだ・・・上がらない求人倍率・・・非正規雇用・・・ブラック労働・・・
そうだ・・・就職氷河期が辛酸をなめさせられたのもあいつらのせいだ、あいつらせいだ・・・あいつらの・・・」
ペロタンは体をワナワナと震わせている。
言うなよ、絶対言うなよ、その先は絶対言うなよ、とタロウは思った。
「小いず…「ダメェェェッッ!!!」
タロウはペロタンの言葉を無理やりかき消した。
「ペロタンッ!!政治的発言はダメだってばっ!!
怒られちゃうよっ!叩かれちゃうよぉ!!」
「え~、今からヒートアップするところだったのに~。」
「ダメったらダメ!」
ペロタンはちょっと不貞腐れながらタロウにそっぽを向いて両手を上げて伸びをした。
「は~あ、言いたい事も言えないこんな世の中じゃ、“ポイズン”しちまうっきゃねえよな・・・」
「また変な事言ってるよ・・・」
こうして、ペロタンとタロウの村での1日がダラダラと過ぎていくのであった。
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