第11話 夏休みの始まり

夏休みと言えば旅行、夏祭り、花火大会 色々なイベントがあるが奈織はと言うと…


「宿題が多すぎるぅ~」


そう、学生の敵と言っても過言ではない宿に悩まされて居たのだ。


「誠二がしてよぉ~」

「お嬢様、自分はもう終わりましたのでお教えいたしましょうか?」

「え、もう終わったの?て言うかいつ終わらせたの?」

「夏休みが始まる前にワーク類はコツコツと進めていたので、すぐ終わりましたよ。」

「なんで、教えてくれないのぉ~?」

「いや、中学3年間でお嬢様がコツコツと進める事を学習されたかと思いましたので」

「え~、宿題見せてよぉ~」

「そんなん言ってると、旅行に行けませんよ。」

「そうだった。急いで終わらせなきゃ」


そういって、お嬢様が本気になったのでこっそりと部屋を出ると


「今年も、旅行の時期が来たわね~」

そう言いながら、話しかけてきたのは長谷部さんだった。

「そうですね、今年は旦那様と奥さまが行けないので、お嬢様と2人で行くことになったんですよね?」

「そうだよぉ~、楽しんできなよ。あ、2人だけって彼女と旅行みたいだね。」


少し、からかうように言ってきたので


「はいはい、そうですねー」

そう、ぶっきらぼうに返すも体は正直なようで

「あはは、顔が少し赤くなってるぅ~」

「うるさいですよ。」

「行き先って何処なの?」

「沖縄です、人生初の沖縄なので楽しみです。」

「そういえば、どこに行くか決まったの?」

「お嬢様が雑誌を見せてきた水族館と後は斎場御嶽か青の洞窟に行こうと思います。」

「そっか~、なんでなの?」

「水族館はお嬢様が行きたいとおっしゃられたからで、他のところは日差しが少ない場所を選びました。」

「その選び方は、ポイント高いよぉ~」

「何のです?」

「わからないなら、いいよ」


そう、話していると部屋を飛び出してきたお嬢様が


「誠二!出来たよ」

嬉しそうに報告してきたので

「おー、よく頑張りましたね。」

そう言いいつつ、頭を撫でるとお嬢様は顔が赤くなり長谷部さんに関してはニヤニヤしながら部屋を出ていった。自分、なんかしましたか?


~奈織視点~

宿題が終わった事を誠二に報告すると褒めながら頭を撫でられたので嬉しくなって顔が赤くなった。うー、これは旅行中にやり返してやろう。そう思いつつ、旅行に向けて準備をし


そして、旅行当日



あとがき

ほんとは、10話の時にいれたかったのですが雰囲気を壊すと思い、11話で入れさせて頂きます。

まだまだ、「執事とお嬢様」は続きますので是非最後までお付き合いください。

ちなみに、私は夏休みの宿題を計画的にやる派でした。

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