プライド

プライドって何だろう?


広辞苑を開くと「誇り。自尊心。」

つまり、自分を尊重し、価値のある人間だと認識する感覚。


でも、プライドが高いことが悩みの私にはしっくりこなかった。

だって、自分を価値のある人間だと思えなかったから。


プライドの高さゆえ、周りを頼ることは下手くそだし、知ったかぶりするし。

自分より楽に生きているように見える人を見下すこともある。


そして、そんな自分をますます嫌いになる。

抜けられないループ。


プライドなんて無駄。いらない。

そう思っても、私のプライドの高さは変わらない。


でもね、

私は今までなんとか生きてきた。頑張って自分を生かせてきた。

だから、「生存戦略」として、自分を守るためにプライドは必要だった。

プライドを高くして自分を守らないと生きていけないほど苦しかったんだ。


そう思うほどに、プライドの高さも

まぁしかたないかぁ...

と、思えるようになった気もする。


プライドの高い低いなど、本当はどうでもよいのかもしれない。


コロコロ変わる私の心の空模様と、他人からの評価で自分の価値を決めてしまう揺らぎのある自分も、生きてくるなかで培った戦略なのだろう。


心や体に受けた傷が大きい人ほど、自分を守るのは大変だ。


生きてきたあなたへ

あなたは頑張って生きてきた。

自分のことを嫌いだと思うあなたの心と体をそのまま丸ごと

「戦いの証」として抱きしめて欲しい。

大丈夫。これからも大丈夫。

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