3.スラム初夜 Ⅰ 〜天体観測〜
ー2177年8月6日PM4:50ー
──服を買い終えた私は、商店街を抜けて高層マンションの跡地へ向かっていた。
人通りが途切れたところで立ち止まり、そこで着替えることにした。
早めに着替えておかないと、誰に目をつけられているかも、いつ襲われるかもわからない。
ここから先は、目立たずいれば平穏な暮らしの中、気が鎮まるのを待てるだろう。
リネン素材のシャツと、年季の入ったジーンズと少し汚れたスニーカー。
横浜に住んでいた頃では、考えられないファッションだが、特別着心地が悪いわけでもない。
さあ、早く宿を見つけて休もう。
真夏の日差しはピークを過ぎたが、やはりまだとても暑い。
まるでサウナだ。
着替えたばかりだが、服に汗が滲んでいる。
お陰で、タオル類を買い忘れていたことを思い出した。
明日、また服屋を覗いてみよう。
快適な暮らしばかりしていた私は、環境が変わったことを再認識した。
暑さのせいか、かなり遠く感じたが、ようやく入口が見えた。
元自動ドアだった入口は電源が切られ、開放されている。
湿った風がマンション内に静かに流れ込んでいて、それが余計に廃墟感を際立たせている。
空き瓶がコロコロ音をたてながら、私の目の前を横切った。
セキュリティ関連も全て切られており、防犯レベルは低いようだ。
塀の上で黒猫が、毛繕いしているのが見えた。
『先生...。』
──少しだけ悟さんを思い出した。
彼はまだ、飲んでいるのだろうか?
彼の視点や会話のテンポは都会では味わえないだろう。
今度また会いに行こう。
中は、少し暗いが明かりはついており、奥の方で中年の男がソファでくつろぎながら、瓶の飲み物を飲み、大きなゲップをしている。
『すみません。こちらで宿泊は可能ですか?』
──男は驚き、私を見て慌てて答える。
『お、おお...、客とは随分と久しぶりだ。やってるよ。何泊だい?』
『値段を聞いて決めようと思ってます。おいくらですか?』
男は、ビールと書かれた瓶をひと飲みし答えた。
『1泊3,000円、1ヶ月なら30,000円で良いよ。』
──どうやら割引があるみたいだ。
『そうしましたら、とりあえず様子をみたいので1泊だけお願いします。気に入れば明日、1ヶ月に変更しても良いですか?』
『良いよ。ここはこの辺りじゃ1番広くて電気も通っててお湯も出るから、ここに慣れちまうと他に行けなくなると思うけどな。あんたが言うなら、そういうことで良いさ。ゆっくりしていってくれ。』
『ありがとうございます。3,000円先に渡しておきます。』
──私は、お金をそっと差し出した。
『随分と礼儀正しいな。感心したぜ。んじゃ、好きな部屋選ばせてやろう。35階まであるけど何階がご所望だい?角部屋も選び放題だ。』
『ありがとうございます。他の階は誰かいらっしゃいますか?』
男は、少し考え答えた。
『2階に1人と32階に1人だ。他はみんな空いてるよ。』
『そうしましたら、4階の角部屋でお願いします。』
──4階なら2階の住人とも距離があるし、上の階にも気を遣わなくていい。
『わかった。エレベーターも動くから安心しな。ほら、これが鍵だ。まあ、4階はほとんどあんたのものみたいなもんだけどな。がははっ!』
──男は大きく笑いながら鍵を渡してくれた。
『あと、心配しなくていいぞ。8階までの角部屋は定期的に掃除してる。酔い覚ましもかねてな。がははっ!』
男の笑い声がフロアに豪快に響く。
『ありがとうございます。それでは、明日の朝また、お話ししにきます。』
そう言って私はエレベーターに向かった。
男は大きくソファに腰を下ろして、またビールを飲み始めた。
彼も結構飲んでいるのだろう。
テーブルには瓶が5,6本ほど空いており、酒場の人たちと同じ匂いがした。
私はエレベーターに乗り、4階に向かった。
いままで気にしたことはあまりなかったが、点検されているのかもわからないエレベーターに乗るのは初めてで、絶叫マシーンより恐い。
扉が閉まり、密室となったこの中は本当に安全かはわからない。
少し手に汗握ったが、無事4階に着いた。
ー2177年8月6日PM5:30ー
──ホッとしてエレベーターを降りた。
廊下は殺風景だが、思ったより汚くはない。
私は自分の部屋へと足を進めた。
部屋は420号室。
ゆっくりと歩を進めた。
外観は確かに古いが思ったほどではない。
中はどうなっているのだろうか。
417…418…419…!?
私の部屋だけ真鍮プレートは消えていた。
かつて止めてあったであろう4つのネジ穴が虚しく残っていただけであった。
少し不安になったが海外では、よく420号室のプレートは盗まれるという。
そのため、元々420号室が存在していないことも多い。
これはスラムの洗礼だろう。
私は改めて環境が変わったことを認識した。
と同時に何故か少しだけ嬉しかった。
いまSNSをやっていたらすぐに投稿していたかもしれない。
私は鍵をさし、恐る恐る回した。
"カチャッ"
どうやらドアはしっかり開いたようだ。
ドアをゆっくり開けて中を覗いた。
少し暗いが左手にあるスイッチを押してみた。
年季の入った渡り廊下だが、外観と同じく綺麗なほうだ。ライトもしっかり明るい。
スラムの高級ホテルといえばそうかもしれない。
私は靴を脱ぎ、奥のドアへと向かった。
右手にはトイレとお風呂のドア、左手には寝室があった。
1泊3,000円の部屋としては破格の値段だ。
そして、正面のドアを開けた。
中は約14畳ほどで、カウンター付キッチン、冷蔵庫、エアコン、ソファ、テーブルととてもシンプルだが広々している。
他は何もない。
築年数は感じるが、高級だっただけあってまだ建物として、しっかり機能している。趣を感じることにすれば、抵抗は湧かない。
逆にいまの私にとって好都合だ。
この部屋のほうが私には落ち着く。
非科学的だが、この部屋に私が呼ばれて、この街まで来たとさえ思えてしまう。
人の脳は自分の物語の中で生きている。と考えると科学的なのかもしれない。
そんなことよりも、まずはシャワーを浴びよう。
タオルはないので、さっき買ったTシャツで拭くしかなさそうだ。
私は荷物を下ろし、着替えを取り出してお風呂場へと向かった。
店主が酔い覚ましに掃除してくれているおかげで、そこまで汚れてはいない。
"運転スイッチを入れました"
お湯のスイッチを押すと、アナウンスが流れた。
少しぬるめに設定を直し、シャワーを出してみた。
今日は暑いので、冷水でも良いのだが。
数秒後、しっかりと温かくなってきた。
お湯もちゃんと出るらしい。
これで宿泊するには殆どの問題はなくなった。
長い1日だった、少し疲れているようだ。
シャワーが心地よい。
シャンプー類も明日買うとして、今日は水浴びだけでも良い。
シャワーの水が身体を流れる度に、
今日の出来事が溶けて、脳に、身体に、この部屋全体に染み込んでいく。
今日1日にタイトルを付けるなら何にしようか。
"野良の始まりは楽園への道"
いや、もう少し考えよう。
物語思考は、時として視点が凝り固まり、呪いにもなる。
目的地が見えないときに物語にしがみつくのは危険だが、今日は小説のような1日だった。
後でゆっくり考えよう。
いまは身体を清めたい。
やっぱりお風呂は癒される。
ー2177年8月6日PM9:30ー
──お風呂から上がった私は、1人考え事をしていた。
一見関係なさそうな事象や知識を線で繋げないか、ソファに沈みながら、真っ暗な部屋の天井を眺めている。
大昔に、人々が満天の星空の名もない星を線で繋ぎ"星座"を作り、意味を見出したように。
私はこの時間を"思考の天体観測"と呼んでいる。
今日出会った人たちとの会話、初めてスラム街を訪れて見た景色、これまでの生活...。
いまの自分が、自分ではないみたいだ。
また、新しい顔が浮かんできた。
まだ、この言葉にできない思いを、私が画家なら絵にしてみたかった。
ふと、外の景色が気になり、カーテンを開けてみた。
ここは先ほどのドヤ街から少し離れていて、このホテルの周辺はとても静かだ。
窓を開けると、まだ昼の暑さの残り香を乗せた風が、私の肌にまとわりついてきた。
ここは暗くて星が見やすい。都会より夜空が、鮮やかに彩られている。
屋上で少し星を眺めてみよう。
私は部屋を出て、エレベーターに乗り35階に向かった。
35階に着き、私は上に行く階段に向かった。
静かな廊下に私の足音だけが響いている。
薄暗い明かりが照らす階段を、私はゆっくりと上がった。
夜空を1人で眺める時間があるなんて贅沢だ。
そう思えるほど、この街は私の気を鎮めてくれたらしい。
今日という日を綺麗な夜空で彩り締めにしたい。
ー2177年8月6日PM10:00ー
──屋上に着くと、目の前は太陽光パネルで埋め尽くされていた。
前列の方は少しだけ余裕があるらしい。
私はパネルの隙間を潜り抜け、先頭へと向かった。
おや?先客がいるらしい。
他の2人のうちの1人なのか?
無言で隣で星を見るのも野暮なので、私から挨拶だけでもしてみることにした。
『こんばんは。はじめまして。おひとりのところ申し訳ございません。星を眺めているのですか?』
──こちらを振り向いた女性は、何かを飲もうとしていて、少し驚いたみたいだが、すぐに気を取り直し挨拶を返してくれた。
『ええ、星を見にここに来ました。初めまして。2階の方ですか?』
──どうやら32階の部屋の人らしい。
『いえ、私は今日来たばかりで4階にいます。とても綺麗な夜空ですね。よく来られるんですか?』
『たまに来てます。都会と違って星がよく見えるので。さっきも流れ星が3回通ったんですよ。良かったらここ座りますか?』
──そう言って彼女は、何本か持ってきている瓶ビールを逆側へと移動させた。
『あ、ありがとうございます。では、お言葉に甘えて失礼します。すみません。1人の時間にお邪魔して。』
『気にしないでください。たまには誰かとお話しながら眺めるのも、悪くないなと思ってたんです。私は"咲楽"っていいます。お兄さんのお名前は?』
『私は大悟って言います。今日からしばらくこちらでお世話になる予定です。よろしくお願いします。』
『大悟さんは、どうしてここのホテルに泊まることにしたんですか?この界隈では、1番高いところでしょ?』
『そうみたいですね。私は飲み屋の前で酔ってるおじさんに声をかけられて、色々と教えてもらった中で、1番住みやすそうだったので、こちらにしました。咲楽さんはどうしてこちらに?』
『もしかして、それって悟さん?悟さんだったとしたら、私も同じく勧められてここに来ました。』
『えっ、悟さんを知ってるんですか?』
『あはは。やっぱりそうだ。私もこの街に初めて来たとき"よお、姉ちゃん見ない顔だな"って声かけられたもん。あの人毎日あそこにいるのよ。』
──彼女も悟さんの洗礼を受けたらしい。この街の恒例行事らしい。
『ははは。同じだ。鼻真っ赤にして、色んなお話聞かせてもらいました。』
『私も。"猫が先生だ"とか言ってなかった?』
『言ってました。あの人みんなに言ってるんですね。困った人だ。』
『やっぱり。同じこと体験してる人が屋上に来るなんて思わなかったわ。記念に瓶ビール飲みますか?』
『すみません。私はお酒は飲まないんです。気持ちだけ頂きます。あ、でもせっかくなので瓶だけ貸してください。』
──彼女は不思議そうに、私に空いてない瓶ビールを渡してくれた。
『では、出会いをくれた綺麗な星空と悟さんに乾杯。』
瓶の重なる音と、まだ少し生暖かい風が彼女の髪を撫でながら、私たち2人の間をすり抜ける。
『私もここに来るまでは飲まなかったんだけど、スラムに馴染むと、飲むようになるみたい。大悟さんとも、いつか飲みながらお話しできたら嬉しいです。』
──暗い夜空の中、彼女の明るい笑顔が満ちかけた月とともに夜を照らした。
『ははは。その笑顔を見ると、何だか私も飲みたくなりますね。』
『飲んじゃえば良いのに。』
──私は微笑みながら夜空を見上げた。
月が雲ひとつない空から、私たち2人を覗いているような気がした。
満月に近いせいか星は月明かりに少しだけ消されてる。
それでも、横浜や都内の空より星は空を埋め尽くしている。
こんな鮮やかな夜空を見るのは、新婚旅行で行ったモルディブ以来だ。
彼女も空を見上げて質問した。
『大悟さんは、月と星だとどっちが好き?』
──私は少し考えたが、思いつかず言葉を濁した。
『んー。選べないですね。どちらも夜空になくてはならない存在かと思ってます。』
『じゃあ新月の日は不自然ってこと?』
『そういうわけではないのですが。どちらを見ても夜空だって思うし、横浜ではこんなに星は見れないので、ただただ今はこの星の数に圧倒されています。咲楽さんは好みあるんですか?』
咲楽は風に揺られる髪をかきあげ、微笑みながら答えた。
『私は星が好き。月って太陽の光を借りて輝いてるだけでしょ。満ち引きもある。それはそれで嫌いではないんだけどね。星は小さいけど、確実に自分で光を放ってる。でも、月の方が地球に近くて明るいから、そのせいで見えなくなる儚さがあると思うの。なんていうか、星に願いごとする私の想いも似たような儚いものなのかなーって思っちゃったり...。』
──照れているような儚いような彼女と、遠くの星の目と目が合っているような気がした。
『ユニークな考えですね。人が作った明かりにも簡単に消されてしまうけど、確かに存在する無数の星に、私もいま心を奪われています。咲楽さんの話を聞いて、私はこの星たちがそこにいたことを知れてとても嬉しい。』
『うん。嬉しくなるよね。星1つ見つけるだけでこんなに心が安らぐなんて、忙しない社会にいる頃は気づけなかった。あ、流れ星!....見えた?』
『見逃してしまいました。集中力が必要ですね。流星に願いごとをかけるなんて初心者の私にはできる気がしません。』
咲楽は笑いながら答えた。
『願いごとしようって前のめりになってると、星は楽しめないよ!ゆっくり見てれば勝手にしてるの。それが1番楽しめるの。』
『さすが。プロは違いますね。いつもただ何も構えずに、眺めてるんですか?』
『プロだなんて。観測記録つけてるわけじゃないから、私はただ夜空をお酒のあてにしてる普通の女だよ。明日で七夕から1ヶ月でしょ?織姫と彦星は、いまどういう気持ちなんだろうって想像してただけ。1年に1度しか会えない関係は地獄なのか、それとも、愛することを許されてる2人には”生きる希望”なのか。』
──彼女の切ない顔を月と私が眺めている。
『私ね。向こうで人に恋してしまったの。その人も私のこと想ってくれていて、隠れながら2人で愛し合っていたんだけどね。試験も何度も受けたんだけど、全然受からなかったんだ。』
──咲楽さんが空を眺めながら、話を続けた。
月明かりに照らされた横顔から、過去の哀しみが漏れている。
『何が足りないのかわからなくなったとき、私が妊娠しちゃったんだ。その話をしたら、彼と連絡が取れなくなったの。産みたかったけど、産めずにここに堕ろしにきたの。最低でしょ?』
『そうだったんですね。それは...何というかとても切なくて、やるせなくて...私には感じたことがない思いが多いから言葉にできませんが、星は咲楽さんを慰めてくれましたか?』
──彼女は細く星を見ながら答えた。
『ううん。ありがとう。しっかり慰めてくれてるよ。いまも慰めてもらってる最中なの。急に重たい話して、ごめんね。なんだか、勝手に話しちゃった。何でだろ....酔ったのかな。』
──咲楽さんは、少し戯けながら誤魔化した。
私は瓶を取り出して、目の前の段差の角で栓を抜いた。
なぜか、そうしたかったのだ。
『あら、一緒に飲んでくれるの?それとも私のおかわり?』
『咲楽さんと乾杯したくなったんです。お酒が悪いわけではないと思うので。』
『悪さをするのはいつだって人の方だ』
──咲楽さんが、悟さんの真似をした。
哀しそうなのにとても愉快な人だ。
『はははっ。上手いですね。目元とか口の動きがリアルすぎます。』
『あのセリフ3回は聞いてるもん。』
『今日ここで咲楽さんに出会えてお話しできたこと一生忘れません。ありがとうございます。それじゃ、乾杯。』
『私もです。乾杯。』
"カンッ"と栓を抜いた瓶の口から、乾杯の音が静かな夜空に響いた。
私は瓶を口にあて、ゆっくり流し込む。
『...!?苦いっ!このビール、フルーティーな香りがするのにとても苦くないですか?』
咲楽は笑いながら謝る。
『ごめん。忘れてた!このビールIPAって言ってね、苦いの。昔、イギリスからインドにビール運ぶとき、腐らないように色んなことしたけど、結局ホップの量増やした方が長持ちするって気づいてできたビールだから、ホップの香りがとても華やかだったり、爽やかだったり、とにかく良い香りなんだけど、度数高いし苦いの。昔、ブームがあってえらく高かったみたいだけど、長持ちするし、多少ぬるくても美味しく飲めるからスラムでは発泡酒かIPAが主流なの。そんな大悟くんには、お口直しにこれあげる!あ、やっぱりこっちの方が良いかも!』
──そう言って、彼女はホワイトチョコを渡してくれた。
『なるほど、ノンアルビールしか飲んだことがなくて。アルコールが、こんなに苦いのかと思いました。チョコレートありがとうございます。』
『ううん。私が忘れてただけだから、無理して飲まなくても大丈夫だよ。』
『いいえ、苦味に驚いただけで、嫌いではありません。お肉にとても合いそうですね。美味しいです。』
『さすが、舌が肥えてますね。今度ここでバーベキューでもする?』
『良いですね。やりましょう。』
──そう言って私はホワイトチョコを口に入れた。
苦味が中和されていく。
甘いの反対は辛いではなく、苦いだと改めて思った。
チョコの甘さが苦味と中和すると同時に、チョコの味とビールの味、星と月、私たち2人、この景色全てがひとつの世界として、包まれていく感じだ。
月の位置から見て、まだ日付は変わっていないだろう。
いや、そんなこと考えるのはよそう。
スラムの初夜は、まさにいま始まったばかりなのだから。
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