友との約束のために駆けろ!
- ★★★ Excellent!!!
舞台は近未来。
巨大AI『皇』を御する統治委員会によって統治されている、木星軌道に位置する崑崙コロニーです。
主人公の楊は蓬莱百貨店の外商部員の一人。
通常、百貨店の外商部員といえば、富裕層や法人などのお得意様を担当し、店舗の外で商品を提案・販売する専門職です。
しかしこのお話の外商部員は少し異なります。百貨店内で各専門フロアで接客業をするかたわら、求めがあれば各担当地域へ赴き、そこの権力者からの『要望』を受けます。ついでにそこの動向の観察したりもします。
そんな楊にマダム・ハオからの私怨らしき依頼。そして現れる亡き友の妹。四年ぶりに会った柘榴はまるで別の少女のようで——。
依頼をこなしながら、楊は違和感を覚える少女の謎を追いかけます。
そこに改造兵たちの思惑も重なり、楊はコロニー内を駆けまわることになるのです!
謎が謎を呼ぶ展開で、飽きずにラストまで走らせてくれます。
本人たちは至って真面目にやっているのに傍から見ればシュールな追いかけっこシーンなど、ふと肩の力を抜いてくれる部分もあって楽しいですよ!
楊が癖アリなオジサンで、もちろん腕は良いのですが、元気な若者のようにどこまでも動けるぜ!次の日も元気だぜ! ではないのもリアルで面白いところです。
終盤には驚きの展開が待っています。
中華×裏社会×近未来、そして癖アリなオジサンたちにビビッと来た方へ。
お薦めです(^^)!