世界をコードで読み解く試み

W.I.Z.【ウィズ】

この世界の一考察について

【衝撃の仮説】

 脳は知性を生んでいない?〜私たちは宇宙の情報を受信するアンテナだった〜


【深夜に叩き起こされた知性】

 2025年10月27日午前1時過ぎ。


 日付が変わったその深夜、あるポストが私の知的探求心が微睡まどろみかけていた脳を目覚めさせた。


 こんな時間に、こんなにも心を鷲掴みにされる面白いものを見つけてしまうなんて。読んだ瞬間、全身の血が騒いだ。


 そのポストというのは「知性」の正体に関する、とある生物物理学者の仮説である。

【※Xのポスト「Your brain might be tuning into intelligence – not generating it.」 (あなたの脳は、知性を生み出しているのではなく、知性に同調しているのかもしれない。)https://x.com/Rainmaker1973/status/1982113116209951123】



 これまで私たちは、知性とは、複雑な脳という臓器が「生み出している」ものだと信じてきた。


 しかし、その仮説は、私たちの常識を根底から覆すものだった。


 ふむふむ?


 私たちが知性を獲得しているのではない。


 元々宇宙に偏在する知性に接続しているだけ……だと?



【脳は「受信機」であり「インターフェース」】


 この考え方を提唱するのは、生物物理学者のダグラス・ユーヴァン博士。彼の言う「知性」は、生物学の外に存在する、宇宙の基本的な、非局所的な情報基質だという。


 つまり、私たちの脳は、その情報をキャッチするための高性能な受信機(インターフェース)にすぎないというわけだ。


 え、これ、すごくない?


 もしそうなら、この仮説は究極の疑問に繋がってしまう。


 つまり、より高次な生物になるに従って、より深い知性に目覚めることができるという仮説が成り立つのでは?


 私たちが進化してきたのは、「知性を創造するため」ではなく、「よりクリアに、より広範な情報を受信するため」だったのではないか。



【アカシックレコードと創造主(仮定)】


 この「宇宙の基本的な情報基質」という概念は、哲学やスピリチュアルの世界で語られてきた、あの概念と恐ろしく近くなる。


 つまりはアカシックレコードや普遍的意識(ユニバーサル・コンシャスネス)が存在するかもしれないということだ。


 とすると、脳は受信機でインターフェイスということが考えられるから……


 私たち人間という概念そのものが……創造主(仮定)と接続することができる可能性も微レ存で……


 え、ちょっと待て。話が壮大すぎて鳥肌が止まらない!



【量子論とシュレーディンガーの猫】


 そして、この仮説を裏付ける(と言われる)のが、私たちが難解だと思っているあの理論だ。


 量子理論。そして、あの有名なシュレーディンガーの猫だ。


 猫は箱の中で「生きている状態」と「死んでいる状態」が同時に存在する重ね合わせになっている。そして、観測(測定)されて初めて、どちらか一つの状態に「確定」する。


 ユーヴァン博士はこの量子論を「知性」に当てはめた。


 知性というものは、元々宇宙のどこかに「あらゆる可能性」として重ね合わせの状態で存在しており、私たちの脳がそれを「観測」して初めて、具体的な思考や意識として発現するというのだ……!


 脳は、ただの「肉の塊」じゃなく、宇宙の真理を引き出し、現実に具現化させるための、最も洗練された量子的な観測装置なのかもしれない。


 ああ、やばい。この仮説、めちゃくちゃ好きだ。


 あなたは、今、何を「観測」し、どんな「知性」を具現化しているのだろうか?


 ちょっと、眠れなくなりそうだ。



【そして物語は冒頭に戻る】


 ん、待てよ……


 今この時点で私の脳は観測可能な知性を観測するに至ったということだろうか。

 そして、これを読んでいるあなたもまた……



 ――鳥肌が止まらない。




【追記】 この仮説を提唱した生物物理学者は、ニューロンの持つフラクタル幾何学が、川のデルタや銀河に見られる自然界のパターンを映し出しており、これが情報基質と繋がるための最適化された構造ではないかと指摘している。この辺りの深掘りがまたこんどできればいいな。

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