ユイノカケラ
ごぼうりんぐ
プロローグ『走馬灯』
人生の記憶が、次々と脳裏をよぎる。
その移ろいゆく光景を、人はある灯籠になぞらえて「走馬灯」と呼ぶ。
その時間は、ほんの一瞬――。
けれど、走馬灯を見ている本人にとって、それは本当に「一瞬」なのだろうか。
もし、その中でさらに走馬灯を見続けることを繰り返したなら、
時間の密度は極限まで高まり、やがて「永遠」に近づくのではないか。
そして、それを観測できる場所があるとしたら――
その場所もまた、無限の時間へと伸びているのかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます